AC 環境で有効
start devcalc コマンドは、ポリシー偏差計算を開始し、偏差ステータスを送信します。 偏差データはローカルのポリシー偏差データ ファイル(deviation.dat)に格納され、ポリシー偏差ステータスは設定された 1 つ以上の DH を通じて DMS に送信されます。 計算された偏差データを取得するには、get devcalc コマンドを実行する必要があります。
注: 偏差計算を手動で実行する必要はありません。 ユーザが拡張ポリシー管理を使用すれば、policyfetcher はこれを定期的に実行します。 エンタープライズ レポートが有効になっていれば、レポート エージェントもこれを定期的に実行します。 ポリシー偏差計算の詳細については、「エンタープライズ管理ガイド」を参照してください。
start devcalc コマンドを実行するには、使用コンピュータに対する端末アクセス権限と DEVCALC サブ管理クラスに対する実行アクセス権限が必要です。
このコマンドの形式は以下のようになります。
start devcalc [params("-pn name#xx -strict -nonotify -precise")]
(オプション)devcalc が DH を通じて DMS に偏差ステータスを送信しないように設定します。
注: policyfetcher が実行する偏差計算コマンドは devcalc_command 環境設定で定義されており、デフォルトでこの設定が使用され、偏差ステータスを 2 度送信してしまわないようになっています。
(オプション)偏差計算機能による偏差の計算対象となる POLICY オブジェクト(ポリシー バージョン)のカンマで区切られたリストを指定します。 ポリシーの指定がない場合、偏差計算機能はローカル ホストにデプロイされたすべてのポリシーに対する偏差を計算します。
(オプション)ローカル HNODE オブジェクトに関連付けられているポリシーと、最初に使用できる DMS 上の HNODE に関連付けられているポリシーとを比較します。
通常、偏差計算機能はローカル ホスト上でのみ偏差をチェックします。 このオプションを指定すると、偏差計算機能はローカルのポリシーとリストの最初の DMS にあるポリシーも比較します。 比較される内容は以下のとおりです。
このオプションは、偏差計算の結果を検証する必要がある場合に使用します。
注: 偏差計算を同時に実行するエンドポイント数が多いと、DMS に対する負荷が重くなります。 DMS リストを使用するようにエンドポイントを構成すること、または、階層を小さい階層に分けて、このオプションをその小さい階層に対して使用することをお勧めします。
(オプション)エンドポイント データベースには存在するがポリシー内では検出されない追加オブジェクト、プロパティ、および値も偏差レポートに表示されるように指定します。 デフォルトでは、存在しない項目および一致しない項目のみがレポートに表示されます。 このオプションは、エンドポイント データベースの内容を表示させてデプロイ済みポリシーと比較する場合に使用します。
例: 特定のポリシーに対するポリシー偏差計算の開始
以下の例は、start devcalc コマンドを使用して、myPolicy というポリシーの 2 番目のバージョンに対するポリシー偏差を計算し、偏差ステータスをローカル CA ControlMinder データベースに指定されている DMS リストに送信しています。
AC> start devcalc params("-pn myPolicy#02")
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