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CA Configuration Automation エージェントのインストール

この章では、CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールする方法について説明します。

CA Configuration Automation サーバ ホスト システム、および CA Configuration Automation によってサービスの検出と管理を行うユーザの企業内の他のサーバに CA Configuration Automation をインストールします。

注: 

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

インストールのガイドラインおよび注記

Windows へのCA Configuration Automation エージェントのインストール

Linux または UNIX への CA Configuration Automation エージェントのインストール

エージェントのサイレント インストール

CA Configuration Automation エージェントの構成ファイル

インストールのガイドラインおよび注記

このセクションには、CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールする前に理解しておく必要のある一般的なガイドラインおよび注記が記載されています。

注:  インストールの前に、CA Configuration Automation リリース ノートを読んでください。 このドキュメントにはリリース固有の情報が記載されています。また、CA Configuration Automation エージェントのインストールにおけるシステム要件およびサポートされる環境について説明しています。 事前に CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールしている場合は、「CA Configuration Automation ソフトウェアのアップグレード」の手順に従ってください。

推奨されるインストール ディレクトリ

CA Configuration Automation ソフトウェアは、デフォルトのターゲット インストール ディレクトリにインストールすることを推奨します。 推奨されるデフォルト以外のディレクトリにソフトウェアをインストールする場合は、少なくとも CA Configuration Automation サーバ および CA Configuration Automation エージェントを別のサブディレクトリにインストールしてください。

また、Linux または UNIX プラットフォームに CCA ソフトウェアをインストールする場合は、標準的なディレクトリ命名規則に従ってください(たとえば空白文字や特殊文字を使用しないでください)。

UNIX ベースのエージェントのインストールと実行は root で行う

UNIX ベースの CA Configuration Automation エージェントを CA Configuration Automation の実稼働環境にインストールして実行するには、root で行ってください。 このソフトウェアの評価やテストは他のユーザで行うことも可能ですが、エージェントを root ユーザとして実行していない場合、主要なオペレーティング システムのコンポーネント ブループリント構成実行可能ファイルおよびマクロが失敗する可能性があります。

Windows へのCA Configuration Automation エージェントのインストール

Microsoft Windows オペレーティング システムに CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールするには、ウィザードを使用します。

Windows に CA Configuration Automation エージェントをインストールする方法

  1. administrator または管理者権限を持つユーザとしてログインします。
  2. dvd1¥CCA¥Agents¥Windows フォルダに移動します。
  3. 以下のいずれかのファイルをダブルクリックして、CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムを起動します。

    CA Configuration Automation エージェントをインストールするには Java VM が必要です。 Java VM はエージェントの動作中は実行されません。 2 種類の異なるエージェント インストール ウィザード(Java VM をインストールするウィザードと、Java VM をインストールしないウィザード)が用意されているのは、CA Configuration Automation エージェントのターゲット サーバに Java VM のいずれかのバージョンがすでにインストールされている可能性があるためです。 Java VM をインストールしないウィザードは、既存の Java VM を検索して使用します。

    注:  インストール プログラムが一般的な場所にインストールされなかった場合、既存の Java VM が見つからない可能性があります。 AgentWindows.exe インストールが失敗の場合、AgentWindowsVM.exe を使用して、CA Configuration Automation エージェントをインストールします。

    インストール プログラムは、必要なファイルを一時的な作業領域に抽出することによってインストールの準備を行います。 これには数分間かかる場合があります。 インストールが正常に完了するか、またはキャンセルされると、一時的なストレージは解放されます。

    インストール ウィザードが開始され、[はじめに]が表示されます。

  4. [はじめに]画面を読み、[次へ]をクリックします。

    注:  ユーザがインストールをキャンセルした場合、その時点でインストールされているファイルは自動で削除されません。 これらのファイルを削除するには、提供されているアンインストーラを使用します。 アンインストーラは、手順 7 で指定するターゲット インストール ディレクトリの中にあります。

    [使用許諾契約]画面が表示されます。

  5. [使用許諾契約]を読み、[使用許諾契約の条項に同意する]を選択し、[次へ]をクリックします。

    CA Configuration Automation ソフトウェアをインストールするには、使用許諾契約に同意する必要があります。

    [著作権]画面が表示されます。

  6. 著作権およびソフトウェアの使用に関する情報を読み、[次へ]をクリックします。

    [インストール場所]画面が表示されます。

  7. デフォルトのインストール場所(¥ProgramFiles¥CA¥CA Configuration Automation Agent)をそのまま使用する場合は[次へ]をクリックします。CA Configuration Automation エージェント用の別のインストール場所を入力するか、または[選択]をクリックしてインストール場所を選択することもできます。   デフォルトの場所をそのまま使用することを推奨します。

    Windows ベースのシステムでは、パス名に使用できる文字は英数字、アンダースコア( _ )、空白、および円記号( ¥ )のみです(他の特殊文字は使用できません)。 指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール ウィザードによって、ディレクトリが作成されます。

    [エージェント構成]画面が表示されます。

  8. 以下の CA Configuration Automation エージェント構成情報を入力して、[完了]をクリックします。
    CA Configuration Automation エージェントのポート番号

    CA Configuration Automation エージェントのリスニング ポート番号を指定します。 デフォルト(ポート 8063)をそのまま使用するか、または別の一意のポート番号を入力します。

    他のサービスや周辺機器で使用されていないポート番号を使用してください。 コマンド ウィンドウを開いて netstat ‑an コマンドを実行することによって、どのポートがすでに使用されているかを確認することができます。

    エージェント バインド IP アドレス

    エージェント インストールの完了後に CCA エージェントがバインドするマシンの IP アドレスを指定します。

    このオプションには使用可能な IP アドレスがリスト表示されます。以下の IP アドレスは除外されます。

    • IPv4 ループバック アドレス。 例: 127.0.0.1
    • IPv6 ループバック アドレス。 例: 1 または 0:0:0:0:0:0:0:1
    • IPv6 リンク ローカル アドレス。 例: fe80:: から始まるアドレス

    注: 有効な IP アドレスが見つからない場合、警告メッセージが表示され、CCA エージェントはループバック IP アドレスにバインドします。

    エージェント ログの有効化

    エージェント ログ記録を有効にするかどうかを指定します。 領域の節約やセキュリティ上の理由によってマシンへのログ ファイルの書き込みが好ましくない場合は、ログ記録を有効にしないこともあります。

    エージェント構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、エージェントのログ記録の有効または無効をいつでも切り替えることができます。

    サーバ ping の有効化

    サーバの ping を有効にするかどうかを指定します。 以下のいずれかが当てはまる場合、サーバの ping を有効にしないこともあります。

    • IP アドレスおよび名前解決の競合が発生する場合。
    • サーバに複数のネットワーク インターフェース カード(NIC)がある場合(意図する NIC の識別が必要なため)。
    • エージェントのインストール先のサーバと CA Configuration Automation サーバ との間にファイアウォールが存在する場合(到達できないアドレスに ping を行うことによって生じる不要なネットワーク トラフィックを削減するため)。

      エージェント構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、サーバの ping の有効または無効をいつでも切り替えることができます。

      サーバの ping を有効にすると、以下のフィールドが表示されます。

    CA Configuration Automation サーバ の名前

    CA Configuration Automation サーバ のサーバ名または IP アドレスを指定します。

    注: IPv6 サーバの IP アドレスを入力する場合、アドレスは角かっこで囲む必要があります。例: [2001:db8:0:10:20e:7fff:fe61:1efa]。

    CA Configuration Automation サーバ のポート番号

    CA Configuration Automation サーバ のリスニング ポート番号を指定します。

    インストール プログラムによってインストール ディスクに十分な容量があるかチェックされ、必要なディスク容量、およびディスクの空き容量に関するサマリが表示されます。

  9. サマリを確認し、[インストール]をクリックします。

    必要なファイルがターゲット サーバにコピーされ、ウィザードに進捗状況が表示されます。 ファイルのコピーが完了すると、サーバの通信およびエージェント構成ファイル agent.conf の作成に必要な構成情報の入力が求められます。

  10. [完了]をクリックします。

    CA Configuration Automation エージェント インストール ウィザードが閉じられます。

CA Configuration Automation エージェントが正常にインストールされたことを確認する方法については、「CA Configuration Automation エージェント インストールの確認」を参照してください。

Linux または UNIX への CA Configuration Automation エージェントのインストール

Linux または UNIX に CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールするには、以下のいずれかの方法を使用します。

コンソール モードを使用したインストール

コマンド ラインから対話形式で CA Configuration Automation エージェントをインストールすることができます。その際、付属の Java VM を同時にインストールするかどうかを選択できます。

次の手順に従ってください:

  1. root ユーザとしてログインします。

    CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールするには、root ユーザとしてログインする必要があります。

  2. CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムのあるディレクトリに移動します。 例:
    # cd Agents/<operating_system>
    
    <operating_system>

    AIX、HPUX、Linux、Solaris のいずれかのオペレーティング システムを指定します。

    注: このセクションの残りの部分では、Solaris サーバへの CA Configuration Automation エージェントのインストールでのプロンプトを例として使用します。 エージェントのインストール手順およびプロンプトは、サポート対象のすべての Linux および UNIX で同じです。

  3. 以下のコマンドのいずれかを入力します。

    CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムを実行するには Java VM が必要です。 Java VM はエージェントの動作中は実行されません。 アプリケーションは既存の Java VM を検索して使用します。 このアプリケーションでは、Java VM をインストールするプログラムと Java VM をインストールしないプログラムの 2 つのエージェント インストール プログラムが提供されます。

    注: 既存の Java VM が通常の場所にインストールされていない場合、インストール プログラムによって検出できない場合があります。 エージェントのインストールに失敗する場合は、Agent<OS>VM.bin を使用して CA Configuration Automation エージェントをインストールしてください。

    インストール プログラムは、必要なファイルを一時作業領域に展開することによってインストール プロセスを準備します。 この準備には数分間かかる場合があります。

    適切な /tmp 領域が利用できない場合、インストール プログラムは / (root ユーザのホーム ディレクトリ)内の領域の利用を試みます。 インストールが正常に完了したら、プログラムは一時領域を解放します。

    インストール プログラムが開始され、インストールの基本的な手順およびキャンセルの方法が記載された説明文が表示されます。以下のキー ポイントがあります。

  4. Enter キーを押して続行します。

    [使用許諾契約]ページが表示されます。

  5. 使用許諾契約の各ページ(サード パーティのソフトウェア ライセンス条項および条件も含む)を読みます。続行するには Enter キーを押します。

    使用許諾契約の最後に以下のプロンプトが表示されます。

    使用許諾契約の条項に同意しますか? (Y/N)
    
  6. インストールを続行するには「Y」と入力します。
  7. 重要情報のテキストを読み、Enter キーを押します。

    次のプロンプトが表示されます。

    この製品を次の場所にインストールします。
    デフォルトのインストール フォルダ: /opt/CA/CCAAgent
    絶対パスを入力するか、またはデフォルトを使用する場合は Enter キーを押してください。
    
  8. デフォルトの場所に CA Configuration Automation エージェントをインストールするにはEnter キーを押します。別の場所にインストールするにはパスを入力します。

    注: デフォルトの場所をそのまま使用することを推奨します。

    パス名に使用できる文字は、英数字、アンダースコア( _ )、およびスラッシュ( / )のみです(空白文字や他の特殊文字は使用できません)。 指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール プログラムによって、ディレクトリが作成されます。

    インストール プログラムが実行され、インストール フォルダに必要なファイルをコピーする進捗状況が表示されます。 次に、CA Configuration Automation サーバ との通信の設定およびエージェント構成ファイル(agent.conf)の作成に必要な構成情報の入力が要求されます。

    CA Configuration Automation エージェントの構成情報
    以下の CA Configuration Automation エージェント構成情報を入力します
    CA Configuration Automation エージェント ポート番号(デフォルト: 8063)
    
  9. 以下のいずれかのアクションを実行します。
  10. 表示されたリストから、CA Configuration Automation エージェントをバインドする IP アドレスを選択します。

    注: インストール プログラムで有効な IP アドレスが見つからなかった場合は警告が表示され、CA Configuration Automation エージェントはループバック IP アドレスにバインドされます。

    エージェントのログ記録を有効にするかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。

    エージェント ログ記録を有効にしますか?
    1- はい
    2- いいえ
    
  11. Enter キーを押してデフォルト(No)をそのまま使用するか、または「1」を入力して Enter キーを押しログ記録を有効にします。

    注: スペースを節約し、セキュリティを向上させるにはログ記録を無効にします。

    エージェント構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、ログ記録の有効または無効を切り替えることができます。

    サーバの ping を有効にするかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。

    サーバの ping を有効にしますか?
    1- はい
    2- いいえ
    
  12. Enter キーを押してデフォルト(No)をそのまま使用するか、または「1」を入力して Enter キーを押しサーバの ping を有効にします。

    以下のような場合には、サーバ ping を有効にしないように選択することができます。

    エージェントの構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、サーバ ping の有効または無効を切り替えることができます。

    サーバ ping を有効にした場合、インストール プログラムによって以下の情報が求められます。

    CA Configuration Automation サーバ の名前

    CA Configuration Automation サーバ のサーバ名または IP アドレスを定義します。

    注: IPv6 サーバの IP アドレスを入力する場合は、角かっこでアドレスを囲んでください。 例:

    CA Configuration Automation サーバ の名前 (デフォルト: ): [2001:db8:0:10:20e:7fff:fe61:1efa]
    
    CA Configuration Automation サーバ のポート番号

    CA Configuration Automation サーバ のリスニング ポート番号を定義します。

    インストール プログラムによってインストール ディスクに十分な容量があるかチェックされ、必要なディスク容量、ディスクの空き容量、および指定されたインストール フォルダに関するサマリが表示されます。

  13. サマリを確認して、Enter キーを押します。
  14. Enterキーを押します。

    インストールが完了すると、インストール プログラムは終了します。

CA Configuration Automation エージェントが正常にインストールされたことを確認する方法については、「CA Configuration Automation エージェント インストールの確認」を参照してください。

ウィザードを使用したインストール

CA Configuration Automation サーバ のインストールとは異なり、UNIX への CA Configuration Automation エージェントのインストールではコンソール モードがデフォルトのインストール方法です。 インストール ウィザードを使用してインストールするには、実行可能ファイルに -igui 引数を指定する必要があります。 

インストール ウィザードを使用して Linux または UNIX に CA Configuration Automation エージェントをインストールする方法

  1. root としてログインします。

    CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをインストールするには root ユーザである必要があります。

  2. DISPLAY 変数が正しく設定されていることを確認します。
    # echo $DISPLAY
    

    DISPLAY 変数が設定されていない場合は、実行前にこの変数を設定します。以下に例を示します。

    # DISPLAY=<server_name/IP>:0.0
    # export DISPLAY
    
  3. インストール プログラムが含まれるディレクトリに移動します。以下に例を示します。
    # cd agent/<operating_system>
    
    <operating_system>

    AIX、HPUX、Linux、Solaris のいずれかのオペレーティング システムを指定します。

  4. 以下のいずれかのコマンドを入力して、CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムを実行します。

    CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムを実行するには Java VM が必要です。 Java VM はエージェントの動作中は実行されません。 2 種類の異なるエージェント インストール プログラム(Java VM をインストールするバージョン(agentvm.bin)と、Java VM をインストールしないバージョン(agent.bin))が用意されているのは、CA Configuration Automation エージェントのターゲット サーバに Java VM のいずれかのバージョンがすでにインストールされている可能性があるためです。Java VM をインストールしないバージョンは、既存の Java VM を検索して使用します。

    注:  インストール プログラムが一般的な場所にインストールされなかった場合、既存の Java VM が見つからない可能性があります。 agent.bin によるインストールが失敗する場合は、agentvm.bin を使用して CA Configuration Automation エージェントをインストールしてください。

    インストール プログラムは、必要なファイルを一時的な作業領域に抽出することによってインストールの準備を行います。 これには数分間かかる場合があります。

    適切な /tmp 領域が利用できない場合、インストール プログラムは / (root ユーザのホーム ディレクトリ)内の領域の利用を試みます。 インストールが正常に完了すると、一時的なストレージは解放されます。

    インストール ウィザードが開始され、[はじめに]が表示されます。

  5. [はじめに]画面を読み、[次へ]をクリックします。

    注:  ユーザがインストールをキャンセルした場合、その時点でインストールされているファイルは自動で削除されません。 これらのファイルを削除するには、提供されているアンインストーラを使用します。 アンインストーラは、手順 9 で指定するターゲット インストール ディレクトリの中にあります。

    [使用許諾契約]画面が表示されます。

  6. [使用許諾契約]を読み、[使用許諾契約の条項に同意する]を選択し、[次へ]をクリックします。

    CA Configuration Automation ソフトウェアをインストールするには、使用許諾契約に同意する必要があります。

    [重要情報]画面が表示されます。

  7. 著作権およびソフトウェアの使用に関する情報を読み、[次へ]をクリックします。

    インストール場所の選択画面が表示されます。

  8. デフォルトのインストール場所(opt/CA/CCAAgent)をそのまま使用する場合は[次へ]をクリックします。CA Configuration Automation エージェント用の別のインストール場所を入力するか、または[選択]をクリックしてインストール場所を選択することもできます。 デフォルトの場所をそのまま使用することを推奨します。

    UNIX ベースのシステムでは、パス名に使用できる文字は英数字、アンダースコア( _ )、およびスラッシュ( /  )のみです(空白文字や他の特殊文字は使用できません)。 指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール ウィザードによって、ディレクトリが作成されます。

    必要なファイルがターゲット サーバにコピーされ、ウィザードにインストールの進捗状況が表示されます。  ファイルのコピーが完了すると、サーバの通信およびエージェント構成ファイル agent.conf の作成に必要な構成情報の入力が求められます(詳細については、「CA Configuration Automation エージェントの構成ファイル」を参照してください)。

  9. 以下の CA Configuration Automation エージェント構成情報の入力が求められたら、それらを入力して、[完了]をクリックします。
    CA Configuration Automation エージェントのポート番号

    CA Configuration Automation エージェントのリスニング ポート番号を指定します。 デフォルト(ポート 8063)をそのまま使用するか、または別の一意のポート番号を入力します。 他のサービスや周辺機器で使用されていないポート番号を使用してください。 コマンド ウィンドウを開いて netstat -an コマンドを実行することによって、どのポートがすでに使用されているかを確認することができます。

    エージェント バインド IP アドレス

    エージェント インストールの完了後に CCA エージェントがバインドするマシンの IP アドレスを指定します。

    このオプションには使用可能な IP アドレスがリスト表示されます。以下の IP アドレスは除外されます。

    • IPv4 ループバック アドレス。 例: 127.0.0.1
    • IPv6 ループバック アドレス。 例: 1 または 0:0:0:0:0:0:0:1
    • IPv6 リンク ローカル アドレス。 例: fe80:: から始まるアドレス

    注: 有効な IP アドレスが見つからない場合、警告メッセージが表示され、CCA エージェントはループバック IP アドレスにバインドします。

    エージェント ログの有効化

    エージェント ログ記録を有効にするかどうかを指定します。 領域の節約やセキュリティ上の理由によってマシンへのログ ファイルの書き込みが好ましくない場合は、ログ記録を有効にしないこともあります。

    エージェント構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、エージェントのログ記録の有効または無効をいつでも切り替えることができます。

    サーバ ping の有効化

    サーバの ping を有効にするかどうかを指定します。 以下のいずれかが当てはまる場合、サーバの ping を有効にしないこともあります。

    • IP アドレスおよび名前解決の競合が発生する場合。
    • サーバに複数のネットワーク インターフェース カード(NIC)がある場合(意図する NIC の識別が必要なため)。
    • エージェントのインストール先のサーバと CA Configuration Automation サーバ との間にファイアウォールが存在する場合(到達できないアドレスに ping を行うことによって生じる不要なネットワーク トラフィックを削減するため)。

      エージェントの構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、サーバの ping の有効または無効をいつでも切り替えることができます。

      サーバの ping を有効にすると、以下のフィールドが表示されます。

    CA Configuration Automation サーバ の名前

    CA Configuration Automation サーバ のサーバ名または IP アドレスを指定します。

    注: IPv6 サーバの IP アドレスを入力する場合、アドレスは角かっこで囲む必要があります。例: [2001:db8:0:10:20e:7fff:fe61:1efa]。

    CA Configuration Automation サーバ のポート番号

    CA Configuration Automation サーバ のリスニング ポート番号を指定します。

    [インストール前サマリ]画面が表示されます。

  10. サマリを確認して[インストール]をクリックします。

    インストールが実行され、インストールが正常に行われたことが示されます。

  11. [完了]をクリックします。

    CA Configuration Automation エージェント インストール ウィザードが閉じられます。

CA Configuration Automation エージェントが正常にインストールされたことを確認する方法については、「CA Configuration Automation エージェント インストールの確認」を参照してください。

エージェントのサイレント インストール

プロパティ ファイルを使用して、コマンド ラインから CA Configuration Automation エージェントをターゲット ホストに警告なしでインストールできます。 たとえば、以下のような場合に、エージェントを警告なしでインストールします。

次の手順に従ってください:

  1. installer.properties という名前の設定プロパティ ファイルを作成します。

    installer.properties ファイルには以下の行が含まれている必要があります。

    INSTALLER_UI=silent
    USER_INSTALL_DIR=/opt/CA/CCAAgent
    USER_INSTALL_DIR=C:¥¥Program Files¥¥CA¥¥CA Configuration Automation Agent
    AGENTBINDIPADDR=Preferred-IP-Address
    AGENTLOG=1 
    SERVERPING=1 
    AGENTPORT=8063 
    SERVERNAME=factotum 
    SERVERPORT=8098
    
    INSTALLER_UI

    インストール方法を "サイレント" インストールに指定しています。

    USER_INSTALL_DIR

    ターゲット コンピュータ上のインストール ディレクトリを定義します。

    重要: この手順のコード サンプルには 2 つの USER_INSTALL_DIR 行が含まれます。 エージェント ホスト コンピュータのオペレーティング システムに一致する行のみを使用します。 Windows では、パス区切りの円記号(¥)に円記号をもう 1 つ付加してエスケープします。

    AGENTBINDIPADDR=Preferred-IP-Address

    CA Configuration Automation エージェントがバインドする IP アドレスを定義します。

    注: サイレント インストール プロパティ ファイル、またはコマンド ライン オプションから、優先される IP アドレスを指定します。

    AGENTLOG

    エージェント ログ記録を有効または無効のどちらにするかを指定します。 たとえば、セキュリティを強化したり、ストレージ容量を節約するために、エージェント ログ記録を無効にできます。 このパラメータの値は、以下とおりです。

    1: エージェント ログ記録を有効にします。

    0: エージェント ログ記録を無効にします。

    エージェント構成ファイル(agent.conf)を変更することによって、エージェントのログ記録の有効または無効を切り替えることができます。

    SERVERPING

    サーバ ping を有効または無効のどちらにするかを指定します。 たとえば以下の場合、サーバ ping を無効にできます。

    • IP アドレスおよび名前解決の競合が発生する。
    • サーバには複数のネットワーク インターフェース カード(NIC)があります。 サーバ ping を無効にする場合は、サーバが目的の NIC を識別することを確認します。
    • サーバと CA Configuration Automation サーバ の間にファイアウォールがあるサーバ上にエージェントが存在している。 この場合、アクセス不可能なアドレスに ping を実行しようとするエージェントに起因する不要なネットワーク トラフィックが減少します。

      注:  サーバ ping を有効にすると、CA Configuration Automation エージェント関連の詳細が正確に入力されます。

      このパラメータの値は、以下とおりです。

      1: サーバ ping を有効にします。

      0: サーバ ping を無効にします。

      またエージェントの構成ファイル(agent.conf)を変更することによっても、サーバの ping の有効または無効を切り替えることができます。

    AGENTPORT

    エージェントのリスニング ポート番号を定義します。

    デフォルト: 8063

    SERVERNAME

    CA Configuration Automation サーバ ホスト名を定義します。

    SERVERPORT

    CA Configuration Automation サーバ のリスニング ポート番号を定義します。

    デフォルト: (コンソールまたはウィザードのインストールで) 8080

  2. 以下のいずれかのユーザとして、ターゲット インストール ホストにログインします。

    UNIX: root ユーザとしてログインします。

    Windows: 管理者または管理権限を持つ別のユーザとしてログインします。

  3. CA Configuration Automation サーバ ホスト上の CA ソフトウェア インストール ディレクトリで、エージェントのインストール対象のオペレーティング システム用のエージェント インストーラを見つけます。

    デフォルトの位置に CA Configuration Automation サーバ をインストールした場合、エージェント インストーラおよびプロパティ ファイルは以下のディレクトリにあります。

    UNIX の場合: /opt/CA/CCAServer/Agent_Installers/<operating_system>

    Windows の場合: ¥Program Files¥CA¥CCA Server¥Agent_Installers¥<operating_system>

    <operating_system>

    オペレーティング システム(AIX、HPUX、Linux、Solaris、または Windows)を定義します。

    インストール ディレクトリでの環境変数の使用に関して、以下の標準を検討してください。

  4. エージェント インストーラ(AgentWindowsVM.bin など)、および作成したプロパティ ファイルを、ターゲット ホスト上の任意の場所にコピーします。
  5. エージェント インストーラおよびプロパティ ファイルをコピーしたディレクトリに移動し、適切な CA Configuration Automation エージェント インストール プログラムを実行します。
    UNIX:

    コマンド ラインからの以下のいずれかのコマンドを実行します。

    • エージェントおよび付属の Java VM をのインストールする:
         # sh ./Agent<operating_system>VM.bin -f installer.properties -i silent
      
    • エージェントのみインストールする:
         # sh ./Agent<operating_system>.bin -f installer.properties -i silent
      
    Windows の場合

    コマンド ウィンドウで以下のいずれかのコマンドを実行します。

    • 32 ビットのエージェントおよび付属する Java VM をインストールする:
         C:¥tmp>AgentWindowsVM.exe -f installer.properties -i silent
      
    • 32 ビットのエージェントのみインストールする:
         C:¥tmp>AgentWindows.exe -f installer.properties -i silent
      
    • 64 ビットのエージェントおよび付属する Java VM をインストールする:
         C:¥tmp>AgentWindows64VM.exe -f installer.properties -i silent
      
    • 64 ビットのエージェントのみインストールする:
         C:¥tmp>AgentWindows64.exe -f installer.properties -i silent
      
  6. エージェントをインストールした場所に CCA_Agent_<operating_system>_InstallLog.log ファイルが存在することをチェックし、CA Configuration Automation エージェントのサイレント インストールが完了したことを確認します。

    デフォルトの場所を使用して CA Configuration Automation エージェントをインストールした場合、インストール ディレクトリは以下のいずれかの場所にあります。

    UNIX:
    /opt/CA/CCAAgent
    
    Windows の場合
    C:¥Program Files¥CA¥CA Configuration Automation Agent