インストールするアプリケーションの ascnnnn.sxp ファイルのすべてのエントリが、ターゲット コンピュータの config.sys ファイルにコピーされます(これらのエントリがファイル内にない場合)。
この手順は、BUFFERS、STACKS、FILES、FCBS、LASTDRIVE、DEVICE、DEVICEHIGH、INSTALL または SET のいずれかのコマンドが含まれる行には適用されません。
インストーラにより、これらのコマンドを含む行が以下のように処理されます。
ascnnnn.sxp ファイルに BUFFERS、STACKS、FILES、または FCBS コマンドが含まれるエントリがある場合、インストーラによって ascnnnn.sxp ファイルのエントリと config.sys ファイルのエントリが比較され、大きい方の値が新しいエントリとして使用されます。
たとえば、インストール ファイルに BUFFERS=50 エントリがある場合は、BUFFERS=30 エントリが上書きされますが、BUFFERS=60 エントリは上書きされません。 複数のエントリが存在する場合は(STACKS の場合など)、最も大きな組み合わせの値が使用されます。 たとえば、STACKS 9.30 と STACKS 5.35 が存在する場合、インストーラでは STACKS 9.35 が使用されます。
LASTDRIVE コマンドの処理も同様になります。 インストール ファイルに LASTDRIVE=F エントリがある場合、config.sys ファイルの LASTDRIVE=D エントリが上書きされますが、LASTDRIVE=G エントリは上書きされません。
DEVICE および DEVICEHIGH コマンドは、ドライバをロードする場合に使用されます。 インストーラによってドライバのファイル名が定義され(EMM386.EXE など)、このファイル名がインストール ファイルのエントリと config.sys ファイルの現在のエントリの両方と比較されます。 2 つのドライバ名が同じである場合は、フルパス名が異なっていても config.sys のエントリがインストール ファイルのエントリによって上書きされます。 たとえば、インストール ファイルに DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE エントリがある場合、config.sys の DEVICEHIGH=D:\WIN\EMM386.EXE エントリが上書きされます。
重要: DEVICE および DEVICEHIGH コマンドが比較される場合は、ドライバ名のみが考慮されます。指定されたコマンド自体(DEVICE または DEVICEHIGH)は重要ではありません。
INSTALL コマンドの変更ルールは、DEVICE および DEVICEHIGH の変更ルールに対応しています。
オプションで、config.sys ファイルで SET コマンドを使用し、autoexec.bat ファイルと同じルールによって変数に値を割り当てることができます。
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