バッチ スクリプトを使用して複数の OS イメージを更新する場合は、コマンド ラインを使用します。
注: 複数のブート サーバ上に同じ OS イメージを展開した場合は、まずそのイメージを更新し、Image Prepare System 上に対応する更新 SD パッケージを作成します。 次に、Software Delivery ジョブを使用して、ドメイン内の他のすべてのブート サーバに更新された SD パッケージを展開します。
次の手順に従ってください:
CreatOSImage -i <imagename> -e
このコマンドは、新しいテンプレートを使用して既存のイメージを更新します。
registerOSImage –i <image name> -s <manager> -e
このコマンドは、-s パラメータで指定されたドメイン マネージャ上のイメージを更新します。
registerOSImage -i <image name> -s <manager> -e –l
このコマンドによって、更新済みの OS イメージで SD パッケージが作成されます。 更新されたパッケージには、元のパッケージ名に「-update」が追加されます。 更新されたパッケージを使用すると、「ブート サーバ上のイメージの更新」手順と SD ジョブを使用して、リモート ブート サーバ上の OS イメージを更新できます。
以下のコマンドを実行して、イメージのパラメータ定義を更新します。
重要: カスタマイズしたパラメータが新しい テンプレート内で更新または削除されている場合、これらのパラメータが失われることがあります。
registerOSImage -i <image name> -s <manager> -e -b
このコマンドは、MDB 内の OS イメージのパラメータ定義を更新します。 この更新には、デフォルト値、新しいパラメータ定義、および更新または削除されたパラメータ定義が含まれます。
OS イメージがドメイン マネージャおよびブート サーバ中で更新されました。
OS イメージを作成するには、DSM エクスプローラの対応するウィザードを使用するか、または CLI から対応するコマンドを実行します。
次の手順に従ってください:
イメージが作成され、Image Prepare System 上で使用できるようになります。
これで、OS イメージを登録できるようになりました。
次の手順に従ってください:
注: 登録する際は、Software Delivery を使用して、1 つ以上のブート サーバに配布するための SD 展開イメージをステージングするオプションを選択します。
OS イメージの作成
以下のコマンドを使用して新しい OS イメージを作成します。
createosimage -i <image Name> -o <OS Type> -s <OSpath>
以下の例では、RH55x64 という名前で新しい RedHat x64 OS イメージを作成し、フォルダからインストール ファイルを読み取ります。
createosimage -i RH55x64 -o RH5XPE -s f:\redhat_55_x65_files
このイメージを DSM ドメインに登録し、展開用に使用できるようにします。 イメージを登録するには、OS イメージ登録ウィザードまたはコマンド ラインを使用します。 登録の際には、Software Delivery を使用して、1 つ以上のブート サーバに配布するための SD 展開イメージを作成するように選択できます。
OS イメージの登録
以下のコマンドを使用してブート イメージを登録します。
RegisterOSImage -s <manager> -i <imagename> | -w <directory> [-b] [-l] [-t] [-e] [-n <name>] [-v <version>] [-c <comment>] [-u <user> -p <password> -d <domain>]
OS の自動インストールを実行するには、ターゲット コンピュータで OS 展開を起動します。
次の手順に従ってください:
[OS インストール]ウィザードが開きます。
OS 展開ジョブが作成され、[コンピュータおよびユーザ]-[すべてのコンピュータ]-[グループの詳細]-[OS インストール]ノードに展開ステータスが表示されます。
Linux ベースのブート イメージを使用して OS が展開されます。
注: OS 展開に使用されるディスク(ローカルまたはリモート)は、ブート シーケンスで利用可能なすべてのブート可能ディスク(ブート可能 OS/メディアを保持するディスク)の中の最初のディスクである必要があります。
Client Automation は、最初のローカル ディスクでのみ RHEL 5.x/6.x OS のインストールをサポートします。また、このディスクは BIOS ブート シーケンス内の最初のディスクである必要があります。
SAN 環境では、このタスクにおいて、展開先として予定されている SAN ディスクを識別できるように、ディスク識別子(SANID)が OS イメージに割り当てられます。
SANID ブート パラメータ
特定の SAN 論理ユニット番号(LUN)またはディスクに関連するターゲットを識別するために、SANID ブート パラメータが OS イメージに追加されました。 このプロビジョニングにより、指定された LUN またはディスクを明示的に選択できるようになります。 SANID ブート パラメータは、指定されたディスクまたは LUN に関連付けられている、NAA (Network Address Authority)形式に基づく識別子の値(World Wide Name (WWN)や World Wide Identifier (WWID)など)を保持します。
SANID のサポートされている形式(およびサンプル値)は以下のとおりです。
value
naa.60a9800064762f34694a6e3651697759 60a9800064762f34694a6e3651697759
上位互換性を維持するために、以下に示す attribute=value 形式の SANID 値を使用できます。
TargetLUN=naa.60a9800064762f34694a6e3651697759
EUI 形式による SANID パラメータの指定のサポートは、このリリースから終了しました。
SANID 値が空の場合、インストール スクリプトは、既存の動作に基づいて最初に利用可能なローカル ディスクを使用します。 また、このディスクは BIOS ブート シーケンス内の最初のディスクである必要があります。
OS 展開の開始後、システム管理者はジョブ ステータスからジョブのステータスを確認できます。
ジョブ ステータスは、以下の 2 つのパラメータに依存します。
SignalCompletion は、InstallAgent パラメータに加えて OS インストールの完了を示します。
Client Automation エージェント インストールは、VMware ESXi 4.1、VMware ESXi 5.1 および Citrix XenServer ハイパーバイザ上ではサポートされていません。 したがって、InstallAgent パラメータはこれらのオペレーティング システムに対してはデフォルトで No に設定されています。
以下に、SignalCompletion と InstallAgent パラメータの使用例を示します。
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InstallAgent 値 |
SignalCompletion 値 |
OS インストール ジョブのステータス |
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はい |
はい |
ジョブは OS インストールの成功後に current としてマークされます。 |
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はい |
いいえ |
Client Automation でエージェントをサポートする OS 上でジョブが current としてマークされます。 ハイパーバイザなどのその他の OS については、ジョブは installing 状態のままになります。 |
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いいえ |
はい |
ジョブは OS インストールの成功後に current としてマークされます。 |
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いいえ |
いいえ |
ジョブはブート イメージのダウンロード後に current としてマークされます。 |
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