名前付きの PXE コンピュータにオペレーティング システム イメージを割り当てるには、以下のいずれかの方法を使用します。
OS イメージ myghost2 をコピーし、コンピュータ abcde に貼り付けます。
新しい予定済み OS インストールがターゲット コンピュータ上に作成されます。 DSM エクスプローラのターゲット コンピュータの下にある [OS インストール パラメータ]ノードでインストール パラメータを表示できます。 この OS インストールを起動する前に、パラメータを変更することができます。
OSIM OS イメージのブート パラメータを追加または変更し、提供されたセットアップ ファイルおよび設定スクリプトを柔軟に制御できます。 OS イメージまたは OS インストール レベルでブート パラメータを変更できます。 OS イメージ レベルでブート パラメータを変更し、OS イメージに基づくすべての展開に対して、変更された値をデフォルト値として設定します。 OS インストール レベルでブート パラメータを変更する場合は、変更された値がターゲット マシンにのみ設定されます。
以下のセクションでは、OS イメージのブート パラメータについて詳しく説明します。
インストール中に作成されるユーザ名を指定します。 OSIM は、root アカウントではなく、非特権ユーザのユーザ名を使用します。 root や wheel など、予約済みユーザ名を使用していないことを確認します。
デフォルト: osimuser
OSUser と関連付けられるパスワードを指定します。
デフォルト: default
注: VMware ESXi、RH5XPE、RHEL6 の場合、デフォルト パスワードは 123Default- です。
インストールされているシステムのホスト名を指定します。
HostName は、新しいコンピュータ事前登録ウィザードで入力したホスト名と同じ名前に設定されます。
OSIM に準拠していない HostName が 指定されたコンピュータで OSIM を有効にするには、その HostName を変更する必要があります。そのためには、DSM エクスプローラでそのコンピュータを選択し、[プロパティ]を右クリックして[OSIM]タブを選択します。
コンピュータで OSIM を有効にし、OSIM に準拠した正しいホスト名を入力します。
たとえば、「Mein schöner + großer Computer」を「MeinSchoenerGrosserComputer」に変更します。
Host Name は後で OS インストール パラメータで変更することもできますが、DSM エージェントが DSM マネージャにそのコンピュータをレポートしていない場合に限られます。
VMware ESXi Server のインストールでは、DNS でホスト名が登録されません。 ホスト名は、ESX Server でローカルにのみ定義されます。 VMware vSphere クライアントなどのリモート アクセスの場合は、割り当てられた IP アドレスを代わりに使用する必要があります。 VMware ESXi については、bootproto の値が「static」である場合に限り作動します。 カスタム ホスト名を必要とする場合は、以下の作業を実行します。
プリセットされたパラメータは、OS イメージの作成中に指定された NFS 共有の名前です。 OS インストールを開始する前に、値を変更できます。
OS イメージが中央 NFS 共有を使用する場合、このパラメータは、NFS 共有を提供するサーバの名前または IP アドレスを定義します。 値が空の場合、割り当てられたブート サーバは NFS サーバであると見なされます。
注: VMware ESXi インストールの名前を指定する場合、名前は完全修飾名(FQN)である必要があります。
ネットワーク デバイスの名前を指定します。デフォルトは vmnic0 です。 VMware ESXi では、このパラメータ(vmnic0、vmnic1 …)は、サービス コンソールに対して作成された仮想スイッチ用のアップリンク デバイスを参照します。 このパラメータ(eth0、eth1 …)は、インストール用のイーサネット デバイスを指定します。
静的 IP アドレスを使用するか、DHCP 対応の IP アドレスを使用するかを指定します。 静的 IP アドレスを使用する場合、デフォルト設定を DHCP から静的に変更します。
静的 IP アドレスを使用する場合、以下のブート パラメータに対して特別な配慮が必要です。
インストールされるマシンの IP アドレスを定義します。
IP アドレスとしてデフォルト ゲートウェイを指定します。
インストールされたシステムのサブネット マスクを指定します。 デフォルト値は 255.255.255.0 です
IP アドレスとしてプライマリ ネーム サーバを指定します。 セカンダリ ネーム サーバの IP アドレスは、カンマに続いて追加できます。
ホスト名ルックアップのための検索リストを定義します。 複数のサフィックスを分割するには、スペースを使用します。
ブート イメージの名前を定義します。
Windows インストールの場合、このパラメータの値は 32 または 64 ビットの WinPE イメージになります。 デフォルト値は WinPE 3.0 (AIK 2.0) 64 ビットです。
VMware ESXi、RHEL、Citrix XenServer、Kubuntu などの OS インストールでは、Linux ベースのブート イメージを必要とします。
注: このパラメータは、ジョブが以前の Windows インストールから WinPE ブート イメージの名前を継承した場合に設定する必要があります。
(Linux ベースのブート イメージのみ)インストール デバイス名を指定します。 このブート パラメータは、OS インストール用のローカル ディスクを決定するために指定します。 デフォルト値は空です。最初の使用可能なローカル ディスクが OS インストールに使用されます。
この boot パラメータは、DSM エージェントをインストールし、エージェント登録を使用して OS インストールの完了を通知するかどうかを決定するために、OS イメージおよび OSIM マネージャによって使用されます。 デフォルトは[はい]です。
ハイパーバイザ(VMware ESXi、Citrix Xenserver)については、このパラメータを No に設定します。ネイティブの DSM エージェントは使用できないため、インストール ステータスは current(完了)に変わりません。
SignalCompletion は、InstallAgent パラメータに加えて OS インストールの完了を示します。
SignalCompletion パラメータを Yes に設定すると、OS インストールが完了した際に TFTP ベースの信号がホスト ブート サーバに送信させます。 ホスト ブート サーバは、OS インストール完了の通知を送信し、設定状態を「Current」に変更します。
CA ITCM エージェント インストールは、VMware ESXi、VMware ESXi 5.1 および Citrix XenServer ハイパーバイザ上ではサポートされていません。 したがって、InstallAgent パラメータはこれらのオペレーティング システムに対してはデフォルトで No に設定されています。
以下のテーブルでは、4 つのユース ケースの SignalCompletion および InstallAgent の設定について説明します。
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InstallAgent 値 |
SignalCompletion 値 |
OS インストール ジョブのステータス |
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はい |
はい |
ジョブは OS インストールの成功後に current としてマークされます。 |
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はい |
いいえ |
CA ITCM でエージェントをサポートする OS 上でジョブが current としてマークされます。 ハイパーバイザなどのその他の OS については、ジョブは installing 状態のままになります。 |
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いいえ |
はい |
ジョブは OS インストールの成功後に current としてマークされます。 |
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いいえ |
いいえ |
ジョブはブート イメージのダウンロード後に current としてマークされます。 |
この 3 つのパラメータにドメインに関する値が設定されている場合は、OS インストール管理がその値で指定されたドメインにターゲットを追加します。 OSIM は、DomainUser パラメータおよび DomainPasswds パラメータを使用して、ドメイン コントローラにアクセスします。
オプションの VLAN ID を設定に渡すことができます。 これは、0 ~ 4095 の整数値です。 これは ESXi に対して適用できます。
このブート パラメータは、インストール中に使用される ESXi ライセンス キーを指定します。 設定しないと(または 000-000000 に設定すると)、ESXi が評価モードでインストールされます。
Kubuntu OS イメージ
Kubuntu OS イメージに関しては、以下のブート パラメータに対して特別な配慮が必要です。
OS のインストールに関して、OS ファイルがアクセスされる、エクスポートされた共有ディレクトリ名を指定します。
OS インストールのための国および言語を指定します。 インストーラは、これら 2 つのパラメータを使用して OS の言語を判断します。 この組み合わせが有効なロケールにならない場合、インストーラは選択された言語に有効なロケールを自動的に選択します。 たとえば、Country=Germany と Language=German により、インストーラはドイツ語を OS にインストールします。 サポートされているロケールのリストについては、Ubuntu ドキュメントを参照してください。
キーボード レイアウトを指定します。これは、国と言語の設定に依存しません。
設定とパッケージに関して、ブート サーバおよび Ubuntu リポジトリへのアクセスにインストーラが使用するプロトコルを指定します。 FTP または HTTP のいずれかを使用します。
注: ブート サーバ上で設定したサーバと同じ方法を OS 展開に使用することを確認します。 たとえば、ブート サーバで FTP サーバを設定している場合は、ブート サーバへの OS の展開中に、SD エージェントが FTP 共有を作成します。 HTTP 方式を使用して OSIM ジョブを作成する場合、「Failed to retrieve preconfiguration file」というエラーによって展開が失敗します。
Ubuntu FTP または HTTP アクセス可能リポジトリを提供するサーバの名前または IP アドレスを指定します。
デフォルト: ブート サーバの IP アドレス
注: 選択したプロトコルでミラー リポジトリ共有を公開していることを確認します。 たとえば、共有に対して HTTP アクセスのみを設定している場合に FTP を選択すると、インストールで「Bad archive mirror」という警告メッセージが表示されます。
Kubuntu イメージに対して、リポジトリのルート エントリの名前を指定します
例: /ubuntu
Citrix XenServer ブート パラメータ
Citrix XenServer に関しては、以下のブート パラメータに対して特別な配慮が必要です。
(XenServer の展開に使用可能)ゲストを格納するためのストレージ デバイスの名前。 このパラメータは、論理名 sda、sdb、SANID、WWID、disk/by-id/scsi-SANID、または disk/by-id/scsi-WWID のような複数の形式をサポートします。
警告: ターゲットにローカル ディスクとリモート(SAN)ディスクの両方がある場合、sda、sdb のような論理名の指定は、OS のインストールで永続的ではない場合があります。
(XenServer の展開に使用可能)インストーラがパッケージを検索するフォルダの名前。 デフォルト インストールには 'packages.main' を使用します。 Linux サポートが必要な場合は、packages.linux が親フォルダにコピーされていることを確認し、空のフォルダ名を選択します。
(XenServer の展開に使用可能)このパラメータは、コントロール ドメインが指定されているディスクにゲスト ストレージ リポジトリを作成するかどうかを指定します。
特定の SAN 論理ユニット番号(LUN)またはディスクに関連する具体的なターゲットを識別するために、SANID ブート パラメータが OS イメージに追加されます。 このプロビジョニングにより、指定された LUN またはディスクを明示的に選択できるようになります。 SANID ブート パラメータは、指定されたディスクまたは LUN に関連付けられている、NAA (Network Address Authority)形式に基づく識別子の値(World Wide Name (WWN)や World Wide Identifier (WWID)など)を保持します。
SANID のサポートされている形式(およびサンプル値)は以下のとおりです。
value
naa.60a9800064762f34694a6e3651697759 60a9800064762f34694a6e3651697759
下位互換性を維持するために、以下に示す attribute=value 形式の SANID 値を使用できます。
TargetLUN=naa.60a9800064762f34694a6e3651697759
EUI 形式による SANID パラメータの指定のサポートは、このリリースから終了しました。
SANID 値が空の場合、インストール スクリプトは、既存の動作に基づいて最初に利用可能なローカル ディスクをインストールに使用します。 また、このディスクは BIOS ブート シーケンス内の最初のディスクである必要があります。
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