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PXE-32: TFTP Open Time-out

症状

OS インストールは、DHCP または PXE フェーズがターゲット コンピュータ上でエラー メッセージ「PXE-32: TFTP open time-out」の表示とともに完了後、すぐに失敗します。 この問題は 、ネットワークがターゲット上のPXEファームウェアの要求するパケット サイズをサポートしていない場合や、トンネリングのために MTU サイズが削減されている場合に発生します。 ネットワークの MTU サイズを超過している IP パケットは複数に分割されて伝送されます。 フラグメンテーションはネットワーク層で処理され、 一般的にはアプリケーションに対しても透過的です。 一部の PXE ファームウェアの実装および DOS ブート イメージで使用される TFTP クライアントもまた、フラグメンテーションをサポートしていません。 そのため、これらのケースでは、有効なパケット サイズはブート サーバによって制限される必要があります。

Windows PE ベースのブート イメージはフラグメンテーションを処理でき、一般に MTU サイズの削減には影響されません。

解決方法

設定ポリシーを使用して、ブート サーバで使用される有効な TFTP ブロックサイズを制限します。

注: リリース 12.5から、Windows PE ブート イメージの使用する、OSIM ターゲット プログラム、sdmpcimgは特定の TFTP パケットを要求するようになりました。このパケットは設定パラメータ [TFTP ブロック サイズ制限]に影響されません。 パラメータ[TFTP 個別ブロック サイズ制限]は、個別のTFTP ケットに対して有効なブロックサイズ制限を設けるために使用できます。 詳細については、sdmpcimg コマンド(32 ビットおよび 64 ビット バージョン)を参照ください。

TFTP ブロックサイズの制限

  1. ブート サーバに割り当てられた 設定ポリシーを開きます。
  2. [DSM]-[スケーラビリティ サーバ]-[OSIM]-[管理対象PC]-[サーバ]に移動して、TFTP ブロックサイズ制限を適切な値に変更してください。 たとえば、ファームウェアが TFTP のデータ バイト数として1456 を要求している場合、TFTP ブロックサイズ制限は 1350 にしておけば十分です。.

    注: DOS ブート イメージおよび Client Automation r11.x または r12 Windows PE ブート イメージは、1024より小さい TFTP ブロックサイズをサポートしていません。

Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5 OS の展開に失敗する

症状

OS インストール管理で、CD メディアを使用して作成したイメージによって Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5 を展開すると、OS インストールが以下のエラーで失敗します。
Red Hat Installation tree in that directory does not match your boot media.

解決方法

以下の手順に従います。

ブート サーバのインストール中に、OSIM Samba 共有が有効化されない

症状

インストール中に[Disable use of windows network shares(Window ネットワーク共有の使用を無効化)]オプションが選択されていない場合でも、OSIM Samba 共有が Linux オペレーティング システム上で有効化されない場合があります。

解決方法

以下のコマンドを使用して、ブート サーバのインストール後に Samba 共有を有効にします。

DHCP での SLES 11SP1 の自動インストール

症状

autoinst.xml ファイルで明示的に指定されたドメイン名エントリなしで DHCP アドレス割り当てを使用して SLES 11SP1 の自動インストールを設定すると、提供されたホスト名がインストーラによって破棄され、linux-6dyj と同様にランダムに生成されたホスト名が選択されます。

解決方法

DHCP が割り当てたアドレス付きの修正されたホスト名を許可するには、OS イメージに固有の autoinst.xml ファイルを変更し、以下のように networking/dns セクションにデフォルト ドメインを含めます。

<networking>
  <dns>
    <dhcp_hostname config:type="boolean" >false</dhcp_hostname>
    <dhcp_resolv config:type="boolean" >true</dhcp_resolv>
    <hostname>$HostName$</hostname>
    <domain>forward.inc.local</domain>
  </dns>
</networking>

autoinst.xml ファイルは、以下の場所で見つけることができます。
DSM_Install_Folder\server\SDBS\var\managedpc\images\IMAGE_NAME\IMAGE_NAME\suse

Microsoft NSF サーバに対応した設定変更

OSIM では、XenServer インストール ファイルをホストするブート サーバは、NFS サービスを介してエクスポートする必要があります。 OS バージョンに基づいて、ブート サーバが Microsoft Windows Server で実行されているときに、NSF サーバに合わせて設定を変更します。