前のトピック: 自動マイグレーションのインストール次のトピック: 多言語インストール


インストールに関する注意事項

自動マイグレーションには、以下の考慮事項が適用されます。

自動マイグレーションの設定

自動マイグレーションを使用する前に、以下のタスクを完了します。

  1. Client Automation での CA IT PAM ユーザ アカウントの設定
  2. Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL を有効化
  3. (オプション)自動化サービス設定ファイルの変更

Client Automation での CA IT PAM ユーザ アカウントの設定

自動マイグレーションは、CA IT PAM を使用して OS マイグレーション ワークフローを自動化します。 CA IT PAM を有効にして Client Automation と対話するには、DSM ドメイン マネージャで CA IT PAM ユーザ アカウントを設定してください。

注: 設定対象の CA IT PAM ユーザは、CA IT PAM での実行権限を持つ必要があります。

Client Automation の CA IT PAM ユーザ アカウントの設定方法

  1. ドメイン マネージャ コンピュータで、CA IT PAM ユーザのローカル WINNT ユーザ アカウントを作成します。 CA IT PAM ユーザの LDAP ユーザ クレデンシャルを使用する場合は、この手順をスキップできます。

    重要: 自動マイグレーションは、Sun ONE Directory Server をサポートしていません。 LDAP として Sun ONE Directory Server を使用している場合は、CA IT PAM ユーザの WINNT ユーザ アカウントを使用してください。

  2. CA IT PAM ユーザ アカウントを Client Automation セキュリティ プロファイルに追加し、以下のセキュリティ オブジェクト クラスに対するフル コントロールを許可します。

    CA IT PAM 管理者には、Client Automation にアクセスして必要な機能を実行する権限が与えられています。 マイグレーション ジョブの作成時に、このユーザのクレデンシャルを指定します。

DMM 共有アクセスの設定

DMM ネットワーク共有を Windows Server 2008 以降で実行する場合、リストア フェーズ中に、DMM の適用プロシージャの実行が、いずれかのターゲット マシンのランタイム エラーで失敗する場合があります。

以下のいずれかの手順に従います。

Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL を有効化

Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL(Secure Socket Layer)を有効にすると、安全なチャネルを介して通信できるようになります。

以下の手順に従います。

  1. Web コンソール ヘルプの「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックの指示に従います。
  2. DSM Web コンソール ヘルプ内の「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックで指定されたパラメータに加えて、WACConfig.properties ファイル内の以下のパラメータ値を変更します。
    WIN7SERVICE_URL:

    自動化 Web サービスの URL を定義します。 URL を変更し、http ではなく https で開始されるようにします。 たとえば、https://testmachine.test.com/axis/services/automationService のようにします。

    ITCMEPR

    Client Automation WebService URL を定義します。 URL を変更し、http ではなく https で開始されるようにします。 たとえば、https://testmachine.test.com/UDSM_R11_WebService/mod_gsoap.dll のようにします。

  3. 「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックの残りの手順を完了します。

(オプション)自動化サービス設定ファイルの変更

自動化サービス設定ファイルには、自動マイグレーションがさまざまなタスクに使用する設定パラメータが含まれています。 ほとんどの場合、デフォルト設定では、最適化されたパフォーマンスで自動マイグレーションが動作します。 ただし、サーバが処理できる負荷など、環境に応じて特定の設定を変更し、ジョブのパフォーマンスを向上できます。

自動化サービス設定ファイルを変更する方法

  1. C:\Program Files\CA\DSM\Automation Service\bin フォルダまたは %autohome%\bin フォルダを開きます。
  2. テキスト エディタで、automation.config ファイルを編集します。
  3. 必要なパラメータの値を変更します。 各パラメータの詳細については、「自動化サービス設定ファイル」を参照してください。

    注: automation.config ファイル内の整数値には、スペースを含めることができません。また、整数値をスペースで囲むことができません。 automation.config ファイルで整数値を指定する場合は、値内および値の周囲にスペースがないことを確認します。 整数値内にスペースが含まれると、自動化サービスが誤動作する場合があります。

  4. 以下のコマンドを使用して、ファイルを保存し、Tomcat を再起動します。
    caf stop tomcat
    caf start tomcat
    

    設定ファイルへの変更が有効になります。