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インストールに関する注意事項
自動マイグレーションには、以下の考慮事項が適用されます。
- 自動マイグレーションは DSM ドメイン マネージャをサポートしているため、DSM エンタープライズ マネージャには適用できません。
- 自動マイグレーションは、Web コンソールにリンクされたデフォルトのドメイン マネージャにのみ適用されます。 Web コンソールが複数のドメイン マネージャにリンクされている場合、自動マイグレーション機能は、デフォルトのドメイン マネージャに接続されている場合にのみ使用できます。
- 自動マイグレーションは、ドメイン マネージャあたり 1 つの Web コンソール インスタンスにのみインストールできます。 複数の Web コンソール インスタンスに同じデフォルトのマネージャが割り当てられている場合は、自動マイグレーションをいずれかの Web コンソール コンピュータにのみインストールする必要があります。
- 自動マイグレーションは、Windows オペレーティング環境でのみサポートされています。
- 自動マイグレーションを変更またはアンインストールするときに、WAC マネージャがリモート コンピュータにインストールされている場合は、CAF が有効になっていることを確認します。
自動マイグレーションの設定
自動マイグレーションを使用する前に、以下のタスクを完了します。
- Client Automation での CA IT PAM ユーザ アカウントの設定
- Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL を有効化
- (オプション)自動化サービス設定ファイルの変更
Client Automation での CA IT PAM ユーザ アカウントの設定
自動マイグレーションは、CA IT PAM を使用して OS マイグレーション ワークフローを自動化します。 CA IT PAM を有効にして Client Automation と対話するには、DSM ドメイン マネージャで CA IT PAM ユーザ アカウントを設定してください。
注: 設定対象の CA IT PAM ユーザは、CA IT PAM での実行権限を持つ必要があります。
Client Automation の CA IT PAM ユーザ アカウントの設定方法
- ドメイン マネージャ コンピュータで、CA IT PAM ユーザのローカル WINNT ユーザ アカウントを作成します。 CA IT PAM ユーザの LDAP ユーザ クレデンシャルを使用する場合は、この手順をスキップできます。
重要: 自動マイグレーションは、Sun ONE Directory Server をサポートしていません。 LDAP として Sun ONE Directory Server を使用している場合は、CA IT PAM ユーザの WINNT ユーザ アカウントを使用してください。
- CA IT PAM ユーザ アカウントを Client Automation セキュリティ プロファイルに追加し、以下のセキュリティ オブジェクト クラスに対するフル コントロールを許可します。
- ソフトウェア ジョブ
- コンピュータ
- ソフトウェア ジョブ コンテナ
- OS インストール イメージ
- プロシージャ
- アセット グループ
- 共通クエリ
- マネージャ
- データベース クレデンシャル
- ソフトウェア ベースのポリシー
- ソフトウェア グループ
- ソフトウェア パッケージ
CA IT PAM 管理者には、Client Automation にアクセスして必要な機能を実行する権限が与えられています。 マイグレーション ジョブの作成時に、このユーザのクレデンシャルを指定します。
DMM 共有アクセスの設定
DMM ネットワーク共有を Windows Server 2008 以降で実行する場合、リストア フェーズ中に、DMM の適用プロシージャの実行が、いずれかのターゲット マシンのランタイム エラーで失敗する場合があります。
以下のいずれかの手順に従います。
- Windows Server 2003 SP2 で実行される DMM ネットワーク共有を使用します。
- SMB 2.0 を以下のように無効化し、Windows Server 2008 SP2 または Windows Server 2008 R2 で実行される DMM ネットワーク共有を使用します。
- regedit を開きます。
- HKLM、System、CurrentControlSet、Services、LanmanServer、Parameters に移動します。
- smb2 という名前の DWORD キーを追加し、値を 0 に設定します。
- サーバを再起動します。
Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL を有効化
Web コンソールおよび自動化 Web サービス用に SSL(Secure Socket Layer)を有効にすると、安全なチャネルを介して通信できるようになります。
以下の手順に従います。
- Web コンソール ヘルプの「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックの指示に従います。
- DSM Web コンソール ヘルプ内の「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックで指定されたパラメータに加えて、WACConfig.properties ファイル内の以下のパラメータ値を変更します。
- WIN7SERVICE_URL:
-
自動化 Web サービスの URL を定義します。 URL を変更し、http ではなく https で開始されるようにします。 たとえば、https://testmachine.test.com/axis/services/automationService のようにします。
- ITCMEPR
-
Client Automation WebService URL を定義します。 URL を変更し、http ではなく https で開始されるようにします。 たとえば、https://testmachine.test.com/UDSM_R11_WebService/mod_gsoap.dll のようにします。
- 「Web コンソールおよび Web サービス用に SSL を有効化」のトピックの残りの手順を完了します。
(オプション)自動化サービス設定ファイルの変更
自動化サービス設定ファイルには、自動マイグレーションがさまざまなタスクに使用する設定パラメータが含まれています。 ほとんどの場合、デフォルト設定では、最適化されたパフォーマンスで自動マイグレーションが動作します。 ただし、サーバが処理できる負荷など、環境に応じて特定の設定を変更し、ジョブのパフォーマンスを向上できます。
自動化サービス設定ファイルを変更する方法
- C:\Program Files\CA\DSM\Automation Service\bin フォルダまたは %autohome%\bin フォルダを開きます。
- テキスト エディタで、automation.config ファイルを編集します。
- 必要なパラメータの値を変更します。 各パラメータの詳細については、「自動化サービス設定ファイル」を参照してください。
注: automation.config ファイル内の整数値には、スペースを含めることができません。また、整数値をスペースで囲むことができません。 automation.config ファイルで整数値を指定する場合は、値内および値の周囲にスペースがないことを確認します。 整数値内にスペースが含まれると、自動化サービスが誤動作する場合があります。
- 以下のコマンドを使用して、ファイルを保存し、Tomcat を再起動します。
caf stop tomcat
caf start tomcat
設定ファイルへの変更が有効になります。
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