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FIPS モードを変更する設定ポリシーの変更

ユーザの Client Automation インフラストラクチャの FIPS モードを変更するには、デフォルト設定ポリシー内の FIPS 関連ポリシーを変更する必要があります。 これらのポリシーは、切り替える先の FIPS モード、および FIPS モードを切り替える前に実行すべきアクションを決定します。

エンタープライズ マネージャがある場合は、エンタープライズ マネージャ上で以下の手順を実行します。 ポリシー変更は、この場合、すべての関連するドメイン マネージャ、スケーラビリティ サーバおよびエージェントに自動的に伝達されます。 エンタープライズ マネージャがない場合は、すべてのドメイン マネージャ上で以下の手順を実行します。

注: マネージャの FIPS モードが FIPS 推奨 (FIPS ‑のみモード準備済み)である場合のみ、このタスクを実行します。

FIPS モードを変更するポリシーの変更方法

  1. [コントロール パネル]-[設定ポリシー]に移動し、[デフォルトの設定ポリシー]を右クリックして、[封印解除]をクリックします。

    ポリシーが封印解除され、更新の準備ができます。

    注: カスタム設定ポリシーを使用して FIPS モードを変更することはお勧めしません。

  2. [DSM]-[共通コンポーネント]-[セキュリティ]-[FIPS 140 設定]に移動し、以下のポリシーを変更します。
    FIPS 140 設定

    FIPS 準拠レベルを定義します。 切り替える先の FIPS モードを指定するために、この設定を変更します。

    アクションの変更

    FIPS 140 設定の変更時に実行するアクションを定義します。

    注: これらの設定のポリシー値の詳細については、「DDSM エクスプローラ ヘルプ」を参照してください。

  3. マネージャ上でポリシーを封印します。 ポリシーの封印の詳細については、「DSM エクスプローラ ヘルプ」の設定ポリシー」セクションを参照してください。

    ポリシー変更はすべての関連する DSM コンポーネントに伝達されます。 このプロセスは、ユーザの Client Automation インフラストラクチャのサイズに応じて、少し時間がかかります。

  4. ポリシー変更が以下のコンポーネントに自動的に伝達されないので、以下のコンポーネントの FIPS モードを手動で変更します。

    FIPS モードを手動で変更するには、以下のコマンドを使用します。

    ccnfcmda –cmd setparametervalue –ps /itrm/common/security/fips140 –pn installmode –v FIPS_MODE
    
    FIPS_MODE

    FIPS モードを指定します。 FIPS 推奨モードの場合は 1、FIPS のみモードの場合は 2 を指定します。

    コマンドが正常に実行される場合、指定された FIPS モードはエージェント上で設定されます。

    注: スタンドアロン DSM エクスプローラおよび DSM レポータは特定の設定を必要としません。これは、DSM エージェントが常にこれらの 2 つのコンポーネントのスタンドアロン インストールと共にインストールされるためです‑ この場合、エージェントは、マネージャからのポリシー更新を自動的に受信します。

  5. まだアクションの変更ポリシーのデフォルト設定を変更していないか、[ITCM の次回の再起動時に FIPS モードを切り替える]に設定している場合は、すべての DSM コンポーネントに対して以下のコマンドを実行します。
    caf stop
    caf start
    

    caf の再起動後、マネージャは新しい FIPS モードで動作します。

  6. DSM エクスプローラ、DSM レポータおよび Web コンソールのインスタンスをすべて再起動します。

    GUI で更新された FIPS モードが利用可能になります。

  7. エージェントとマネージャの FIPS モードが要求された FIPS モードに変更されたことを確認します。

    この検証によって、切り替えが成功します。

    注: 変換ユーティリティが正常に実行されなかった場合、マネージャの FIPS モードは FIPS 推奨 (dsm_fips_conv の実行中にエラーが発生しました) のままになります。