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変換ユーティリティの実行

変換ユーティリティの実行によって、必要な FIPS モードを使用するように DSM コンポーネントを設定します。 このユーティリティを、以下の順番で実行します。

変換ユーティリティを実行する方法

  1. マネージャ上で設定ポリシーがすべて封印されていることを確認します。
  2. コマンド ライン ウィンドウを開いて、ITCM_installpath\bin フォルダに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。
    dmscript dsm_fips_conv.dms FIPS_Mode
    
    FIPS_Mode

    切り替える先の FIPS モードを指定します。 有効な値は FIPS-Only および FIPS-Preferred です。

    このユーティリティの完了後、成功または失敗を通知するメッセージが返されます。 FIPS-ONLY パラメータでユーティリティを実行していれば、ユーティリティ実行の成功または失敗に応じて、ユーティリティは対応するマネージャの FIPS モードを変更します。

  4. マネージャ上で DSM エクスプローラを開き、ルート ノードをクリックし、FIPS-140 のシステム ステータス ポートレットを確認します。

    FIPS-140 設定は、マネージャの FIPS モードを表示します。

  5. ユーティリティがエラーまたは警告で完了している場合は、以下の手順を実行します。
    1. スクリプトがエラーまたは警告で完了した場合は、ITCM_installpath\bin フォルダにあるログ ファイル osimfiputil.log を表示します。 さらに、イベント ログ内により多くの情報があります。
    2. エラーを修正し、変換ユーティリティを再度実行します。

      DSM コンポーネントは必要な FIPS モードを使用するように設定されます。

例: FIPS のみモード用の変換ユーティリティを実行するためのコマンド:

dmscript dsm_fips_conv.dms FIPS_ONLY