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特殊文字

C 言語などの一部のプログラミング言語では、円記号(「\」)を使用して特殊文字を区別します。 Desktop Management スクリプトでは、円記号は、エスケープ記号としてサポートされませんが、通常の文字としてサポートされ、パス名およびファイル処理に使用できます。 特殊文字を入力するには、その文字の 16 進値をコード化します。

たとえば、Windows 環境で文字列に改行を追加するには、スクリプトに以下の行を追加します。

Dim LF, CR As Char
Dim NL, str As String
LF = 0x0A
CR = 0x0D
NL = CR + LF
 .
 .
 .
str = str + CRLF;

UNIX 環境では、CR は廃止されており、さらに、前の例における NL 初期化が以下のように置き換えられます。

NL = LF

頻繁に使用されるコードを以下に示します。

タブレーター(HT):		0x09
改行(LF):		0x0A
キャリッジ リターン(CR):	0x0D

Desktop Management スクリプトでは、NEWLINE$ という名前の改行の定数が用意されています。 インタープリタでは、正しい初期化および実行されている環境により決定されるこの定数の値が確認されます。 定数は、スクリプト内でのみ使用します。 上記の例は、以下のようになります。

Dim str As String
  .
  .
  .
str = str + NEWLINE$