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実装モデル

実装モデルは、製品が実装される方法およびサービスが提供される方法の概要を示します。

以下の図は、DTS アーキテクチャが、クライアント/サーバ方式およびマネージャ/エージェント方式の両方を実装する方法を示しています。 これらの方式では、柔軟でスケーラブルな実装を確実に実現します。 この図では、マネージャは、クライアント/サーバ ソリューションのサーバ側の役割も果たしています。

実装モデル: MDB、Data Transport Client API と DTS サーバ、および DTS エージェント

DTS を使用するアプリケーションは、DTS クライアント API に含まれる関数を呼び出します。これにより、リクエストされたタスクを実行するよう DTS マネージャに指示します。 DTS マネージャ(DTM)には、3 つの別々のサーバ(NOS、TOS、および SOS)が含まれています。 インスタンスがいくつ実装されようと果たすべき特定の役割が、各サーバにはあります。

どのように DTS コンポーネントが作用してデータ転送を実行するかを理解するには、以下の図を参考にしてください。

DTS コンポーネント: MDB、NOS、TOS、SOS、および DTS エージェント

たとえば、ユーザがある特定の日時に転送をスケジュールしたとします。 その日時になると、SOS は転送を実行する必要があることを認識し、TOS に転送を実行するよう指示します。 TOS は、このリクエストを受信すると、開始側エージェントにデータを転送するよう指示します。

ミッション クリティカルな企業規模のデータ転送ソリューションが要求する機能、管理、制御、および柔軟性のレベルを達成するには、DTS はよく構成されたオブジェクト モデルを使用します。 オブジェクのインスタンスを作成し、プロパティを設定し、メソッドを呼び出すことにより、DTS の強力な機能を最大限に利用することができます。