オブジェクト モデルは、DTS がどのようにオブジェクト指向(OO)であるかを説明します。 オブジェクト指向とは、利用可能なサービスを使用するために、オブジェクトを作成し(インスタンス生成)、オブジェクトを設定し(プロパティ設定)、これらのオブジェクトに関連付けられた関数(メソッド)を呼び出すことを意味します。 DTS オブジェクト モデルは、相互に参照および作用するオブジェクト クラスのセットで構成されています。 DTS を使用するには、以下が可能であることを確認してください。
DTS がサポートする各クラスの簡単な説明は、以下のとおりです。
DTMachine オブジェクトのリストの DTS プロパティを上書きします。 DTS ネットワーク トポロジの管理および設定を行う場合に、DTContainers を使用して複数の DTMachine オブジェクトを 1 つのエンティティとして取り扱うことができます。 このオブジェクトには、DTS プロパティの完全なセットが含まれ、1 つ以上の DTMachine オブジェクトを参照します。
DTContainer クラスと同じプロパティが含まれていますが、追加のプロパティ(アドレスの範囲またはコンテナのメンバを定義するサブネット)があります。 IP アドレスがこの範囲にあるすべてのエージェントは、動的コンテナのメンバになります。 動的コンテナを使用すると、マシンと動的コンテナ間でルートを作成することができます。
データの読み取りまたは書き込みの方法を指定します。また、転送前または転送後にデータ上で実行される処理も指定します。 たとえば、バイナリの読み取り、圧縮、展開、バイナリの書き込みなどのように、フィルタを使用することができます。
コンピュータ上の通信インターフェースを示します。
1 つの DTMachine(または DTContainer)およびその他の間の直接的 DTS 通信リンクを示します。 リンク オブジェクトは、DTS エンタープライズの特定のルートを定義します。
各オブジェクト サーバ(ネットワーク、転送、およびスケジュール)は、サーバの機能に特有の特定のクラスのオブジェクトを保持します。 ローカル オブジェクト リポジトリ(データベース)には、これらのオブジェクトが永続的に保存されます。各オブジェクト サーバに対して 1 つのリポジトリが存在します。
エンタープライズ内のコンピュータを定義します。 コンピュータに複数の通信インターフェースが装着されており、DTS を使用可能である場合、このオブジェクトは、1 つ以上の DTInterface オブジェクトを参照します。
コンピュータの論理グループを示します。 このオブジェクトは、DTMachine オブジェクトまたはその他の DTMachineGroup オブジェクトを参照します。
転送が行われるタイミングを指定します。 このオブジェクトは、1 つ以上の DTTransferGroup オブジェクトを参照します。 このオブジェクトは、1 つ以上のカレンダを参照する場合もあります。
コンピュータ間の単一データ転送を定義します。 特に、このオブジェクトには DTFilter オブジェクトへの参照が含まれています。
共に制御される転送グループを定義します。 1 つ以上の DTTransfer オブジェクトを参照します。
注: NOS は、自らの永続的なオブジェクト保存場所として MDB を使用します。 DTS は、すでに MDB に保存されているネットワーク情報を利用します。
|
Copyright © 2014 CA Technologies.
All rights reserved.
|
|