ネットワークを作成するには、ネットワーク コンピュータ間に論理リンクを作成して、データ転送要件を満たす必要があります。 デフォルトでは、DTS がインストールされると、DTS はすべてのコンピュータは直接互いに接続されていると判断します。 そのため、まず最初に、論理要件を満たすネットワークを作成する必要があるのです。
サンプル シナリオを考えてみます。 デフォルトでは、Data Transport に関する限りは、中央のサーバはすべてのエンド システムと直接の関係があります。 ただし、中央のサーバからすべてのエンド システムにデータ ファイルを転送するよう DTS に指示する場合は、デフォルトでは、DTS はファンアウト転送を実行します。 最適化エンジンは、すべての転送のソース データ ファイルが同じであることを認識するため、一度データを読み取ればよいだけです。
DTS を使用すると、簡易ネットワーク設定を実行でき(Data Transport ネットワークのモデルを構築)、DTS が高度な転送テクノロジを利用できるようにオブジェクトのプロパティを調整できます。 WorldView を使用して、Data Transport ネットワーク要件をモデリングできます。
DTS が中央のサーバからエンド システムに直接データを転送するのを止め、代わりに部門サーバ経由で転送するようにできます。 この場合、中央のサーバから部門サーバを経由してエンド システムに到達するルートを設定する必要があります。 これを実行するには、ネットワーク モデルに Data Transport のリンクを追加します。
まず最初に、中央サーバおよび各部門サーバの間に 3 つのリンクを作成します。 その後、各 LAN に 1 つずつ、合計 3 つの Data Transport マシン コンテナ オブジェクトを作成します。 各コンテナの LAN(部門サーバを除く)に接続するすべてのコンピュータを配置します。
次に、各部門サーバから適切なマシン コンテナ オブジェクトに、リンクを作成する必要があります。 最後に、部門サーバからローカルの LAN 上のエンド システムにデータを転送する場合に、DTS が一対多転送メカニズムを利用できるようにします。同じ IP サブネットに接続されているコンピュータに転送しているため、DTS はブロードキャスト(BCAST)プロトコルを使用します。
DTS を使用すると、同じ結果を得られる多くの方法があります。 ただし、部門サーバの一対多プロトコル プロパティを BCAST へのコンテナ リンクに設定し、一対多ネットワーク アドレスをサブネットに適したブロードキャスト アドレスに設定する方が簡単です。 このことは、WorldView でリンクを右クリックし、コンテキスト メニューの[DTS の詳細を開く]を選択することで実行できます。
[DTS の詳細を開く]を選択すると、以下のプロパティを変更できます。
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