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投資上でリソースを置換する
投資の期間中に同じロールおよび利用可能時間を持つリソースのリストを生成できます。 また、この手順はプロジェクト上のリソースを置換するために使用することもできます。 以下のルールが適用されます。
- リソースを置換しても、実績値、未確定の実績値、および元のスタッフ メンバのベースラインは新しいスタッフ メンバに転送されません。 残りの ETC のみが新しいスタッフ メンバに振り替えられます。
- 元のスタッフ メンバは、置換される前に実績値データが転記されるように、未処理の時間入力を完了しておく必要があります。
- 元のスタッフ メンバのプロジェクト ロールは、新しいスタッフ メンバに振り替えられます(ロールを別のロールと置換していない場合)。
- プロジェクトがロックされている場合、既存のチーム メンバを置換することはできません。チーム メンバが削除され、割り当てが転送されます。 この場合には、[置換]ボタンが無効の状態で表示されます。 また、ロール置換設定に基づいて、(タスク割り当ての置換なしに)リソース ロールのみを置換することができます。 この設定については、管理者に問い合わせてください。
以下の手順に従います。
- リソースがオープンな状態で、[配置]をクリックします。
- リソースを置換するには、投資の隣にある[リソース ファインダ]アイコンをクリックします。
- リソース リストを絞り込むには、フィルタ値を入力します。
- リソースをすべて表示するには、[すべて表示]をクリックします。
- 以下のフィールドを調査します。
- 利用可能時間
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置き換えようとしているリソースがプロジェクトに配置されたプロジェクト期間および時間数を識別します。 配置されている日付と時間は新しい置換先に振り替えられます。
- 利用可能時間の一致
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各リソースの作業期間および利用可能時間の要因となる重み付け平均が表示されます。 検索条件にスキル仕様を追加しない場合は、[完全一致]列は[利用可能時間の一致]の数値と重複します。 [スキル一致]列は空白のままです。 スキルおよび利用可能時間の条件で検索すると、[完全一致]列に 2 つの平均が表示されます。
- ページの上部に以下のメッセージが表示される場合があります。
利用可能時間の日付が ddmmyy~ddmmyy の範囲にない場合、一致スコアは正確でない可能性があります。
このメッセージは、メッセージ内の日付範囲と[利用可能時間]フィールド内の日付が一致していないことを示しています。 つまり、[利用可能時間の一致]のスコアが正確でない可能性があります。 たとえば、[利用可能時間]フィールドの日付が 9/1/15 - 2/7/16 で、メッセージ内の日付範囲が 9/7/15 - 9/7/15 であるとします。 リソースでの 1 対 1 の比較は存在せず、この状況は全体的な利用可能時間の一致スコアを低下させます。
- 前のリソースを置換するには、1 つ以上のリソースを選択し[置換]をクリックします。
- [はい]をクリックして、選択を確定します。
[配置]ページが表示されます。 リソースを置換すると、その投資は、リソースの投資リストに表示されなくなります。
- リソースの利用可能な時間が合計時間数未満の場合、(予約の確認ページではなく)残存利用可能時間の確認ページが表示されます。 リソースをプロジェクトまたは投資に追加すると、残存利用可能時間の確認ページにリソースの予約超過が示されます。 リソースの 100 パーセント(既定)の利用可能時間で予約をする場合、100 パーセントの[リソース配置]列に使用された時間数が一覧表示されます。 [残存利用可能時間]列には、プロジェクトの作業に利用可能な実際の作業時間数が示されます。
以下のいずれかの値を選択します。
- 配置超過: リソースを配置超過にします。
- 残存のみ: リソースの[残存利用可能時間]列に表示されている量を予約する場合。
リソース利用可能時間の例
このトピックでは、シフト調整されているリソース カレンダと、基準カレンダと、[利用可能時間]フィールドの関係について説明します。 これらの関連する値は、リソース利用可能時間の計算、計画グラフ、および[不足時間]レポートに、に影響を及ぼします。
リソース利用可能時間は、リソースのカレンダに基づいています。 シフトがあるカレンダを持つリソースでは、[リソース計画]ポートレットおよびリソース計画レポートでの利用可能時間にはシフトが反映されています。
例: 不規則なシフトがあるカレンダ
リソース マネージャは、以下の作業シフトを実装するとします。
- 1 月 1 日~ 6 月 30 日および 9 月 1 日~ 12 月 31 日は標準の時間
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- 月曜日~木曜日: 08:30 ~ 14:00 および 15:30 ~ 18:30
- 金曜日: 08:30 ~ 14:30
- 7 月 1 日~ 8 月 31 日は夏時間
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以下の手順に従います。
- [Administration]をクリックします。 [プロジェクト管理]の下にある、[基準カレンダ]をクリックします。
- 2 つのシフトおよび金曜日だけ短い独特のシフトがある標準の稼働日用の基準カレンダを作成します。
- 月曜日、火曜日、水曜日、および木曜日を選択して、2 つのシフトを 1 つのカレンダに設定します。
- 金曜日を選択して、08:30 に始まるシフトを同じカレンダに設定します。
- この配置を 1 月~ 6 月および 9 月~ 12 月に対して適用します。
- 夏期の 2 か月間用の基準カレンダを作成します。
- 7 月と 8 月については、08:00 に始まる新しい夏時間シフトをすべての稼働日に設定します。
注: 1 つのカレンダを使用して、7 月と 8 月のすべての稼働日を調整することもできます。
- 各リソースのリソース プロファイルに移動して、カレンダを割り当てます。
それらのカレンダにシフトが表示されます。 同じカレンダが割り当てられていても、[リソース利用可能時間]フィールドはリソースによって異なります。
- 各リソースは、4 日間は 1 日に 8.5 時間、金曜日は 6 時間作業します。 それらの利用可能時間は、1 週当たり 40 時間で、1 か月当たり 160 時間です。
- 夏期の 2 か月間は、各リソースは 1 日当たり 6.5 時間で、1 週間に 5 日間作業します。 それらの利用可能時間は、1 週当たり 32.5 時間で、1 か月当たり 130 時間です。
- その他のリソースに別のカレンダが割り当てられていることもあります。 たとえば、1 日当たり 8 時間で、1 週当たり 5 日であるとします。 それらの利用可能時間は、1 週当たり 40 時間で、1 か月当たり 160 時間です。
- 割り当てられたカレンダは、リソース レベルで調整できます。 たとえば、リソース カレンダに 1 日または複数日の休暇日を追加します。 2 日間の休暇日があるリソースは、利用可能時間が減少します。 1 日当たり 8.5 時間作業するリソースの利用可能時間は、2 日間の休暇で 17 時間減少します。 しかし、1 日当たり 6.5 時間作業するリソースの場合、2 日間の休暇で減少する利用可能時間は 13 時間だけです。
- ポートレット、ページ、およびレポートでは、利用可能時間量に対する利用可能時間のタイム スライスが使用されます。 利用可能時間は、常にリソース カレンダから取得されます。 リソース プロファイルの[利用可能時間]フィールドにユーザが入力した元の値は、利用可能時間の計算では使用されません。
注: リソース利用可能時間の測定に、時間数ではなく、FTE を使用することもできます。 FTE 利用可能時間を計算するために、アプリケーションによって、そのリソースの利用可能時間を標準カレンダごとに分割されます。
- [ホーム]メニューをクリックします。 [リソース管理]の下で、[リソース]をクリックします。
- リソースを開きます。
- リソースの現在の利用可能時間を反映するには、個々のリソースの[利用可能時間]フィールドを設定します。 同じ基準カレンダが割り当てられているリソースであっても、利用可能時間は異なることがあります。 たとえば、通常は 1 日当たりの利用可能時間が 6 時間であるリソースに、5 つの 8 時間のシフトがある基準カレンダを割り当てるとします。 [利用可能時間]フィールドには「5.65」と表示されます。 8.5 時間のシフトがあるカレンダに基準カレンダを変更すると、[利用可能時間]フィールドは「6.38」と表示されます。 個々のリソース カレンダでシフトを調整することもできます。 ユーザが(調整の有無に関係なく、[利用可能時間]または[基準カレンダ]で)最後に設定した値によって、最新の利用可能時間が決まります。
注: ポートレットおよびレポートでの利用可能時間の値も同じ方法で計算されます。
例: リソース利用可能時間
この例では、月単位でのリソース利用可能時間を示しています。
- 1 日当たり 5 時間のシフトで、12 月の基準カレンダを作成します。
12 月の稼働日は 22 日あります。 時間の合計は (5 × 22) = 110 です。
- この基準カレンダをリソースに割り当てます。
日単位でのリソース利用可能時間は「5」です。
- [利用可能時間]フィールドの値を「5」から「8」に変更します。
カレンダには、5 時間のシフトが表示されたままです。
ポートレットには、12 月の利用可能時間として (8 × 22) = 176 時間が表示されます。
- このリソースに対する 12 月の 4 時間のシフトを反映するために、リソース カレンダを変更します。 以前に値を「8」に変更していたために、このリソースの利用可能時間は「4」より大きくなっています。
- [利用可能時間]フィールドには「8」と表示され、基準カレンダには「5」と表示され、リソース カレンダには「4」と表示されています。 このリソースの 12 月の利用可能時間(時間単位)は以下のように計算されます。
(4/5) × 8 × 22 = 140.8
例: リソース配置
投資へのスタッフ メンバとしてリソースを予約すると、各リソースの配置量がアプリケーションによって生成されます。 以下の式を使用して、リソース配置を計算できます。
リソース配置量 = (利用可能時間) x (投資期間中のリソースの稼働日数)
投資期間中の個別のリソースの稼働日数は、リソース カレンダに基づきます。 投資期間中にリソースを利用可能なすべての日数がカウントされ、これには開始日と終了日も含められます。
たとえば、以下のリストは、投資期間中にいくつかのリソースで週ごとに利用可能な時間を示しています。
- リソース A は、1 日当たり 4 時間の割合で週 5 日稼働します
- リソース B は、1 日当たり 8 時間の割合で週 5 日稼働します
- リソース C は、1 日当たり 8 時間の割合で週 3 日稼働します
すべてのリソースが 3 週間にわたり、投資に 100 パーセント配置される場合、これらの配置は以下のようになります。
- リソース A = 60 時間
- リソース B = 120 時間
- リソース C = 72 時間
追加の投資にリソースをスタッフ配置することで、リソースが割り当て過多になると、警告が発せられます。 割り当て過多のリソースは、効率的に作業を実施することも、設定された終了日までに作業を完了することもできません。 このため、リソースが投資にどのように割り当てられているかを把握しておくことが重要です。
これらの例では、John、Bill、および Sue は Mary の直属の部下です。
- John は、来週、プロジェクト A に 20 時間ハード予約され、プロジェクト B に 10 時間ソフト予約されています。 John の来週の総需要は 30 時間です。
- Bill は来週、プロジェクト A に 40 時間ハード予約されていて、プロジェクト B に 20 時間ミックス予約されています。 Bill の来週の総需要は 60 時間です。
- Sue はプロジェクトに割り当てられません。 Sue の需要は 0 時間です。
- 来週はプロジェクト A にロールが指定されていて、35 時間ソフト予約されています。 そのプロジェクトのロールのプロパティで、Mary のチームは[スタッフ OBS]ユニットとして指定されています。 来週の Mary のチームのロールの需要は、35 時間です。
- メアリーの組織内のリソースに対する来週の配置または需要の合計は 125 時間です(ハード予約されたスタッフが 60 時間、ソフト予約されたスタッフが 30 時間、およびソフト予約された未充足のロールが 35 時間)。
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