請求書の承認を委譲すると、サブ部門でその請求書を表示して、承認できるようになります。 請求書の承認の委譲は、部門の設定時に決定します。
サブ部門に請求書承認が委譲された場合、請求書は各サブ部門および親部門に対して生成されます。 この条件は、借方ルールが存在しており、トランザクションがそのルールを背景にポストされる場合に適用されます。 サブ部門の請求は、親部門の請求にロールアップされません。
サブ部門に権限が委譲されていない場合、サブ部門に対してポスト済みのすべての料金は、親部門の請求書にロールアップされます。
親部門がサブ部門のいずれかに請求書の承認を委譲するには、請求書の承認を移譲している必要があります。 最上位の親部門が請求書の承認の移譲を設定していない場合、そのブランチのサブ部門は請求書を表示または承認できません。 すべての請求は、最上位の親部門に集約されます。
以下のような組織の構造と、各部門に請求書の承認を委譲した場合の影響を考えてみましょう。
リテール バンキング ビジネス ユニット
2 つのサブ部門(セルフサービス バンキング部門とプレミア顧客アカウント部門)に請求書の承認を委譲します。 リテール バンキング ビジネス ユニットにトランザクションがポストされると、このユニット用に請求書が作成されます。
セルフサービス バンキング部門
自身の 2 つのサブ部門(マーケティング部門と顧客サービス部門)には、請求書の承認を委譲しません。 セルフサービス バンキング部門にトランザクションがポストされると、この部門用に請求書が作成されます。 マーケティング部門、顧客サービス部門にポストされた請求は、セルフサービス バンキング部門の請求書に統合されます。 セルフサービスのマーケティング部門、顧客サービス部門は、請求書を受け取りません。
第一顧客アカウント部門
自身の 2 つのサブ部門(マーケティング部門と顧客サービス部門)に、請求書の承認を委譲します。 第一顧客アカウント部門にトランザクションがポストされると、この部門用に請求書が作成されます。 第一顧客アカウント部門にトランザクションがポストされると、マーケティング部門と顧客サービス部門もそれぞれ独自の請求書を受け取ります。
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