アーンド バリューの計算方式とは、さまざまなアーンド バリュー(EV)メトリックを計算する方法です。 一部の方法はシステムで自動的に計算されます。 自動計算されない方式の場合、プロジェクトの完了作業予算コスト(BCWP)を手動で入力する必要があります。
プロジェクトおよびそのすべてのタスクについて、自動計算されない EV 計算方法を使用する場合は、プロジェクトの BCWP 値を定義します。 値を定義するには、プロジェクトをベースライン化するか、またはアーンド バリューの合計を更新します。 特定のタスクについて BCWP をオーバーライドすることも可能です。
プロジェクトに設定したアーンド バリューの計算方式に関わらず、[BCWP のオーバーライド]フィールドに入力した値は、自動計算された BCWP 値を上書きします。 この値は、パラメータとして BCWP を必要とするすべての EV 計算に使用されます。
以下の EV 計算方法が使用可能です。
タスクまたは WBS で完了した作業の金額の割合として表される見積もりを定義します。 完了作業予算コスト(BCWP)が以下の公式を使用してシステム計算される EV の計算方式。
BCWP = BAC (完了時の予算) * 完了率(%)
完了作業予算コスト(BCWP)が以下の固定法を使用してシステム計算される EV の計算方式を定義します。
完了率(%) = 100 の場合は BAC (完了時の予算)、100 ではない場合は BCWP = ゼロ。
プロジェクト作業が単一のレポート期間内で開始され完了するときに、このメソッドを使用します。 また、プロジェクトまたはタスクが 100 パーセント完了したときにのみクレジットが取得される場合に使用します。
完了作業予算コスト(BCWP)が以下の公式を使用してシステム計算される EV の計算方式を定義します。
完了率(%)が 1 以上 99 以下の場合、BCWP = BAC (完了時の予算) / 2。 完了率(%)が 100 の場合は BCWP = BAC。 完了率(%)が 0 の場合は BCWP = ゼロ。
プロジェクト作業が 2 つのレポート期間内で開始され完了するときに、このメソッドを使用します。 また、プロジェクトかタスクが開始されたときに 50 パーセントのクレジットが取得され、残りの 50 パーセントが完了時に取得されるときに使用します。
完了作業予算コスト(BCWP)が以下の公式を使用してシステム計算される EV の計算方式を定義します。
BCWP = スケジュール済み作業の予算化コスト(BCWS)
完了作業予算コスト(BCWP)がユーザ定義される EV の計算方式を定義します。 プロジェクト マネージャは、要約タスクの期間にわたってマイルストーンに重み付けを割り当てます。 要約タスクの各マイルストーンに到達すると、特定の作業率が 100% になるまで完了します。 会社がプロジェクト業績の評価にアーンド バリュー管理方法を使用し、この方式を使用するプロジェクトおよびタスクがある場合、この方式を使用します。 この方法を使用する場合、BCWP をタスクレベルで入力します。 [タスクのプロパティ]ページの[アーンド バリュー]セクションで[BCWP のオーバーライド]フィールドを使用します。
完了作業予算コスト(BCWP)がシステム計算されずユーザ定義される EV の計算方式を定義します。 各期間の重み付けに、パーセンテージの代わりに金額が選択されます。 マイルストーン値の割り当て率として、EV クレジットが取得されます。 会社がプロジェクト業績の評価にアーンド バリュー管理方法を使用し、この方式を使用するプロジェクトおよびタスクがある場合、この方式を使用します。 この方法を使用する場合、BCWP をタスクレベルで入力します。 [タスクのプロパティ]ページの[アーンド バリュー]セクションで[BCWP のオーバーライド]フィールドを使用します。
完了作業予算コスト(BCWP)がシステム計算されずユーザ定義される EV の計算方式を定義します。 タスクの労力は、他のタスクの労力に関連付けられます。 基本タスクが作業を完了すると、割り当てられたタスクが完了した作業を取得します。 タスクは他のタスクに関連付けられた労力を使用して、そのパフォーマンスを進めます。 他の個々の作業に関連付けられている個々の作業に対して、この方式を使用します。 会社がプロジェクト業績の評価にアーンド バリュー管理方法を使用し、この方式を使用するプロジェクトおよびタスクがある場合、この方式を使用します。 この方法を使用する場合、BCWP をタスクレベルで入力します。 [タスクのプロパティ]ページの[アーンド バリュー]セクションで[BCWP のオーバーライド]フィールドを使用します。
|
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|