ファイル転送プロトコル(FTP)は、ネットワーク上のあるコンピュータから別のコンピュータにファイルを転送するためのプロトコルです。
シスプレックスの内の指定されたシステムに展開する場合は、すべてのシステム用に FTP ロケーションを定義します。それらは、展開が FTP または共有 DASD のどちらを使用して転送されたかにかかわらず、ターゲット システムの展開結果を取得するために使用されます。 また、FTP 経由で展開を移動する場合も使用されます。 URI(ホスト システム名)、ポート番号(デフォルトは 21)、およびディレクトリ パスが必要になります。このディレクトリはランディング ディレクトリです。 ランディング ディレクトリはデータが展開中に一時的に配置される場所です。
[Data Destinations]ページには、このシステムの現在のデータ宛先がリスト表示されます。 以下のオプションを選択できます。
転送メカニズムとして FTP が選択されると、FTP 経由で転送データがターゲット システムに送信されます。 データは、システム レジストリの「FTP ロケーション情報」セクションが指定する、ターゲット システムのランディング ディレクトリに一時的に配置されます。
共有 DASD を指定する場合、CA CSM は仮想転送テクニックを使用します。 つまり、システム間で実際にデータをコピーしません。 2 つのシステムで DASD を共有するので、データをコピーする必要はありません。 展開データはすべて、CA CSM が管理する USS ファイル システム内に維持されます。
DASD が共有されていても、リモート システムが USS ファイル システム内で展開データを検出しない可能性があります。 そのため、CA CSM は一時的にファイル システムを CA CSM ドライビング システムからマウント解除し、ファイル システムを読み取り専用モードでリモート システムにマウントします。
CA CSM がリモート システム上でファイル システムをマウントする場所を決定するために、データ宛先でマウント ポイントの場所を指定します。 また、展開ファイル システムの作成用の割り当て情報を指定できます。 ファイル システムは、CA CSM ドライビング システム上の共有 DASD に作成されます。
データ宛先は、非シスプレックスおよびシスプレックス システム、および共有 DASD クラスタに割り当てられます。 データ宛先は名前付きのオブジェクトで、システム レジストリ内の複数のエンティティに割り当てることができます。 データ宛先は、独自の独立したメンテナンス ダイアログ ボックスを持つことができます。
リモート システムの展開プロセスではリモート割り当て情報を使用し、展開したソフトウェアが配置される場所を制御できます。 GIMUNZIP VOLSER を指定することにより、CA CSM は volume= パラメータをリモート システム上の GIMUNZIP 命令に追加します。 以下の両方の状況が発生する場合のみ、zFS VOLSER のリストが必要です。
注: シスプレックスがモノプレックスの場合、システム レベルの FTP およびデータ宛先は使用されません。参照される FTP ロケーションやデータ宛先はシスプレックス レベルで定義されています。
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