アドレス空間パラメータを指定する MSMCPARM メンバ ドキュメントに、以下の要素を含めることができます。
データ リカバリ用にディスク記憶域の SCS アドレス空間の使用と関連するパラメータを設定します。 このパラメータは、リカバリ用に既存データを保存するために作成されたデータ セットを割り当てるときに使用されます。
データ リカバリ パラメータは、以下の属性を使用して指定されます。
データ リカバリ用に作成されたデータ セットの割り当て時に使用される、データ セット名の高レベル修飾子を指定します。
制限: 1 ~ 17 バイト。 値には静的および動的システム記号、およびインストールで定義された静的システム記号を含めることができます。
注: システム記号の一覧については、IBM の「z/OS MVS Initialization and Tuning リファレンス」を参照してください。
どのデータ セットがリカバリ用に作成されたかという設定リクエストを開始した CA CSM ユーザのユーザ ID を指定します。
制限: アンパサンド文字(&)は XML ドキュメントの属性値のため、リテラルとして指定できません。 この文字は、後続の文字を制御シーケンスに変換するために、文字列「&」を使用して変換する必要があります。
例: '&SYSNAME..MSM', dsnhlq='&SYSNAME..MSM'
デフォルト: &SYSUID..MSMDATA
データ リカバリ用に作成された z/OS データ セットの割り当て時に使用される、ユニット名を指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト
デフォルト: なし
データ リカバリ用に作成されたデータ セットの割り当て時に使用される、ボリューム シリアル番号を指定します。
制限: 1 ~ 6 バイト。 シリアル番号の文字は英文字、各国文字、またはハイフンである必要があります。
デフォルト: なし
データ リカバリ用に作成されたデータ セットの割り当て時に使用される、SMS 管理クラスを指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 クラス名の先頭文字は、英文字または各国文字である必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: なし
データ リカバリ用に作成されたデータ セットの割り当て時に使用される、SMS ストレージ クラスを指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 クラス名の先頭文字は、英文字または各国文字である必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: なし
CA CSM の他のコンポーネントと通信するために、SCS アドレス空間と TCP/IP 間のインターフェース用のアドレス空間パラメータを指定します。
TCP/IP パラメータは以下の属性を使用して指定されます。
SCS アドレス空間が他の CA CSM コンポーネントからの TCP 接続要求を受け付けるインターフェースの IP アドレスを指定します。
制限: 標準のドット区切り 10 進表記法を使用した IPv4 アドレス。
(オプション) RFC 4291 の IPv6 アドレス体系で定義されている標準のテキスト フォームの 1 つを使用した IPv6 アドレス
例 1: 0.0.0.0
例 2: ::
注: IPv4 の未指定のアドレス 0.0.0.0 は、SCS アドレス空間がすべての IPv4 インターフェースからの TCP 接続要求を受け入れることを指示するために使用されます。 IPv6 の未指定のアドレス :: は、SCS アドレス空間がすべての IPv4 および IPv6 インターフェースからの TCP 接続要求を受け付けることを指示するために使用されます。
デフォルト: ::
SCS アドレス空間が、他の CA CSM コンポーネントからの TCP 接続要求をリッスンするために使用するポート番号を指定します。
制限: 65535
デフォルト: 49152
z/OS コマンドの発行、コマンド応答の受信、および非送信請求メッセージ トラフィックの受信を行う拡張 MCS コンソールの SCS アドレス空間の使用と関連するパラメータを設定します。
コンソール パラメータは、以下の属性を使用して指定されます。
拡張 MCS コンソール名の作成に使用されます。
制限: 1 ~ 5 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: CAMSM
拡張 MCS コンソールが z/OS コマンドを発行するための権限を指定します。
割り当てられた権限により、コンソールから入力できるコマンドが指定されます。 空白スペースまたはカンマで複数の値を区切ります。
コンソールから以下の値のうち 1 つ以上を入力します。
コンソールがマスタ コンソールとして動作することを可能にし、そのコンソールがすべての MVS コマンドを発行します。
コンソールによる、システム制御コマンド、入力および出力コマンド、コンソール制御コマンドおよび情報提供コマンドの発行が可能になります。
コンソールによる、システム制御コマンドおよび情報提供コマンドの発行が可能になります。
コンソールによる、入力および出力コマンド、および情報提供コマンドの発行が可能になります。
コンソールによる、コンソール制御コマンドおよび情報提供コマンドの発行が可能になります。
コンソールによる、情報提供コマンドの発行が可能になります。
デフォルト: INFO
注: SYS、IO および CONS は、任意の組み合わせで指定できます。 他はすべて、排他関係にあります。
特定の権限レベルでコンソールから入力できるコマンドについての詳細については、IBM の「z/OS MVS System Commands Reference」を参照してください。
注: セキュリティ製品の設定は、セキュリティ製品が保護する z/OS コマンド用のコンソール コマンド権限設定をオーバーライドします。 たとえば CA ACF2 for z/OS は、OPERCMDS クラスがアクティブの場合、コマンドを保護するためのプロファイルが定義されます。
System Authorization Facility (SAF)への SCS アドレス空間インターフェースに関連するパラメータを設定します。
SAF パラメータは以下の属性を使用して指定されます。
SCS アドレス空間に割り当てられるアプリケーション名を指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: MSMCAPPL
サブシステムに存在する一連の制御ポイント内で一意の制御ポイントを割り当てる、SCS アドレス空間に割り当てられる名前を指定します。
注: リクエスタ名を指定し、かつ IBM RACF がインストールされている場合、IBM RACF ルータ テーブルを一致するエントリで更新してください。 テーブルを更新しない場合、IBM RACF 処理が省略されます。
制限: 1 ~ 8 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: なし
SCS アドレス空間に割り当てられるサブシステム名、バージョンおよびリリース レベルを指定します。
注: サブシステム名を指定し、かつ IBM RACF がインストールされている場合、IBM RACF ルータ テーブルを一致するエントリで更新してください。 テーブルを更新しない場合、IBM RACF 処理が省略されます。
制限: 1 ~ 8 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: なし
リソース プロファイルで CA CSM がセキュリティ ルールに使用するリソース クラス名を指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 名前の文字はすべて英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: CAMSM
System SSL Cryptographic Services への SCS アドレス空間インターフェースと関連するパラメータを設定します。
SSL パラメータは以下の属性を使用して指定されます。
リモート システムからデータを暗号化するために使用されるキー リング データベース ファイルのパスおよびファイル名、または CA ACF2 for z/OS、CA Top Secret for z/OS、IBM RACF などの外部セキュリティ マネージャで SCS アドレス空間に割り当てられたユーザ ID に対して定義された SAF キー リングのラベルを指定します。
デフォルトの証明書を取得してクライアント側に送り、通信用の接続を保護する処理を開始するために使用されます。
デフォルト: なし
keyring 属性がキー リング データベース ファイルのパスおよびファイル名に設定される場合、stashfile のパスおよびファイル名を指定します。
stashfile には、キー リング データベース ファイルにアクセスするためのパスワードが含まれています。
制限: keyring 属性がキー リング データベース ファイル名に設定されている場合は必須です。
デフォルト: なし
SCS AUX アドレス空間に関連付けるパラメータを設定します。
SCS AUX アドレス空間パラメータは、以下の属性を使用して指定されます。
SCS AUX アドレス空間用のソース JCL を含んだ、JCL プロシージャ ライブラリ メンバの名前を指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: MSMCAUX
SCS AUX アドレス空間に割り当てられるジョブ名を指定します。
制限: 1 ~ 8 バイト。 最初の文字は、英文字または各国文字にする必要があります。 残りの文字は、英数字または各国文字にする必要があります。
デフォルト: ソース JCL がプロシージャの場合は、JCL プロシージャ ライブラリ メンバ名、またはソース JCL がジョブの場合は、JOB ステートメントで割り当てられるジョブ名。
SCS AUX アドレス空間に対して、再利用可能な ASID を要求するかどうかを決定します。
SCS AUX アドレス空間は、以下のいずれかの値を受け取ります。
DIAGxx PARMLIB メンバに REUSASID (YES)も指定されている場合、SCS AUX アドレス空間に再利用可能な ASID が割り当てられます。
SCS AUX アドレス空間には、再利用可能な ASID は割り当てられません。
デフォルト: YES
注: CA Technologies 製品の設定で使用される製品またはプログラムに、再利用可能な ASID を使用するためのアップグレードが実行されていない場合、再利用可能な ASID を使用するとシステム 0D3 の異常終了(ABEND)が発生します。
ASID の再利用の詳細については、IBM の「z/OS MVS Programming: Extended Addressability Guide」を参照してください。
同時にアクティブな SCS AUX アドレス空間の最大数を指定します。
制限: 1 ~ 20 の数字
デフォルト: 20
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