CA CSM Common Services
CA CSM Common Services (CETN600)は、Software Deployment Service (SDS)および Software Configuration Service (SCS)で構成される、CA Common Services for z/OS の有用なコンポーネントです。
CA CSM アプリケーション サーバ
CA CSM アプリケーション サーバは、CA CSM アプリケーション コードをサポートする CA CSM Tomcat のリージョンです。
CA Datacom/MSM サーバ
CA Datacom/MSM サーバは、ワークステーション ベースのアプリケーションが CA Datacom/MSM データベースを使用できるようにするサーバです。
CA Recommended Service(CA RS)
CA Recommended Service(CA RS)は、メインフレーム統合システム テスト環境でテスト済みのメンテナンス パッケージ セットです。 CA RS メンテナンスをインストールして、ご使用の製品を常に最新の状態に保持しておくことをお勧めします。 新しい CA RS メンテナンスが利用可能であるかどうかを知るには、その CA RS レベル用に公開されたメンテナンスの一覧を示す CA RS ファイルをすべて自動または手動でダウンロードします。
FTP ポート
FTP ポートは、ファイルが転送される接続のポイントです。 デフォルトは 21 です。
GIMZIP
GIMZIP は IBM のユーティリティで、z のサフィックスを持つソフトウェアのポータブル パッケージを作成します。
MSMCAUX
MSMCAUX は JCL プロシージャで、補助アドレス空間を開始するために使用されます。 CA CSM が使用する CA Common Services for z/OS には、CA Common Services for z/OS CAW0PROC (CCShlq.CAW0PROC)ライブラリのメンバ MSMCAUX にサンプル プロシージャが用意されています。 このプロシージャを、z/OS START コマンドが使用するシステム PROCLIB にコピーし、ユーザのインストール環境に合うように修正する必要があります。 MSMCAUX サンプル メンバは、必要な変更を説明します。 MSMCAUX プロシージャを手動で開始しないでください。 MSMCAUX プロシージャは SCS アドレス空間(MSMCPROC)によって開始されます。
MSMCPROC
MSMCPROC は JCL プロシージャで、SCS アドレス空間を開始するために使用されます。 CA CSM が使用する CA Common Services for z/OS には、CA Common Services for z/OS CAW0PROC (CCShlq.CAW0PROC)ライブラリのメンバ MSMCPROC にサンプル プロシージャが用意されています。 このプロシージャを z/OS START コマンドが使用するシステムの PROCLIB にコピーし、ユーザのインストール環境に合うように修正する必要があります。 MSMCPROC サンプル メンバは、必要な変更を説明します。
MSMTC/MSMTCSRV
MSMTC/MSMTCSRV は、CA CSM アプリケーション サーバに関連付けられたジョブ ストリームまたはスターティッド タスクです。
MUF
MUF は CA Datacom/MSM Multi-User-Facility です。
SCS アドレス空間
SCS アドレス空間は、特別に定義された場所で、出力およびコンソールのトラフィックを照会するためのシステム レジストリやコマンドが存在する、オペレーティングシステム内の場所です。 SCS アドレス空間は、ターゲットの z/OS システム間で設定を実装するのに必要なサービスおよび処理を提供します。 SCS の処理をサポートするための各ターゲット システムは、SCS アドレス空間を実行する必要があります。
Software Configuration Service (SCS)
Software Configuration Service (SCS)によって、製品の設定が容易になります。 設定は、ターゲット ライブラリをランタイム ライブラリにコピーし、製品をユーザのサイトに合わせてカスタマイズして実行可能な状態にするプロセスです。
Software Deployment Service (SDS)
Software Deployment Service (SDS)によって、製品の展開が容易になります。 展開は、ドライビング システム(CA CSM アプリケーション サーバが実行されているシステム)からターゲット(リモートの配布先)システムに SMP/E ターゲット ライブラリをコピーするプロセスです。 ターゲット システムは、ローカルの z/OS システム、リモート z/OS システム、ステージング システムまたはシスプレックスのいずれかです。
UNIX System Services(USS)ファイル
z/OS システム用の UNIX System Services(USS)ファイルについては、3 つのタイプのファイル システム、すなわち HFS(階層型ファイル システム)、zFS(zSeries ファイル システム)、および NFS(ネットワーク ファイル システム)があります。 USS ファイルは、これらのファイル システムの任意の 1 つ、または組み合わせであり、単一のスラッシュ(/)によって表されるルート ディレクトリから始まります。
VOLSER
VOLSER はボリューム シリアル番号で、明示的なボリュームにデータを配置します。
確認
展開が完了したことを確認します。 これはユーザの最終アクションです。 確認されるまで、展開は完了しません。 確認した後、展開は確認済み展開リストに移動します。
カスタム データ セット
カスタム データ セットは、z/OS データ セットまたは USS パスのいずれかを含むデータ セットです。
共有 DASD クラスタ
共有 DASD クラスタ システムは、DASD を共有するシステムのセットで、シスプレックスおよび非シスプレックス システムから構成することができます。 ステージング システムを共有 DASD クラスタの一部にすることはできません。
検証
ユーザがシステムの[System Registry Page]上のシスプレックス システム、非シスプレックス システム、共有 DASD クラスタに対する[Actions]ドロップ ダウンで[Validate]ボタンを選択すると、検証プロセスが開始されます。 これによって、CAICCI 検証サービスを使用したバックグラウンド セキュリティ手順が開始され、このシステムが検証されます。
システム レジストリ
システム レジストリは、すべての CA CSM 管理製品が共有する変数データのリポジトリです。 システム レジストリ リポジトリには、CA CSM に定義され、展開と設定のターゲットとして選択されるシステムに関する情報が格納されます。 非シスプレックス、シスプレックス、共有 DASD クラスタおよびステージング システムを作成できます。 登録したシステムを保持、検証、表示、削除することができ、また失敗した検証を調査できます。
シスプレックス
シスプレックス(SYStem comPLEX)は IBM のメインフレーム システム複合体で、1 つ以上の物理システム上で動作する単一の論理システムです。 シスプレックスを構成する各物理システムは、しばしば「メンバ」システムと呼ばれます。
ステージング システム
ステージング システムは、ターゲット システムで製品をアクティブ化する前に展開および設定に使用できる仮想システムです。 ターゲット システムが CA CSM ドライビング システムと同一である場合、ソフトウェアはローカルでアクティブ化されます。 ステージング システムを使用するには、CA CSM ドライビング システムが CA CSM システム レジストリに登録されている必要があります。
ストレージ クラス
ストレージ クラスは SMS 管理のデータ セットおよびオブジェクトにのみ適用されます。 ストレージ クラスにより、異なるレベルのパフォーマンスと可用性サービスを、データ セットに定義できるようになります。 ストレージ クラスを使用し、データ セットやオブジェクトに必要なサービスレベルと、その物理的特性を分離できます。 ストレージ クラスにより、動的キャッシュ管理、順次データ セット ストライピング、および同時コピーの属性のような情報が提供されます。
ストレージ クラスは、SMS 管理のデータ セットまたはオブジェクトにする、データ セットまたはオブジェクトを持つストレージ クラスの集合です。 このため、動的キャッシュ管理や順次データ セット ストライピングのような機能は、SMS 管理のデータ セットのみに適用されます。 SMS 管理または非 SMS 管理のデータ セットがある可能性があります。 オブジェクトは SMS 管理される必要があります。
スナップショット
スナップショットは、CA CSM が IBM のユーティリティ GIMZIP を使用して作成する、ターゲット ライブラリのセットのコピーです。 CA CSM は GIMZIP を使用して、APPLY されたメンテナンスのリストをはじめとする、これらのライブラリの圧縮アーカイブを作成します。 このアーカイブ作成処理中、アーカイブ済みデータの整合性を保証するために、SMP/E 環境はロックされます。
製品取得サービス(PAS)
製品取得サービス(PAS)を使用すると、メインフレーム製品とそのサービス(プログラム一時修正(PTF)など)を簡単に取得できます。 PAS は、ユーザのサイトにライセンスされている製品に関する情報を取得します。 次に、PAS はそれらのライセンス情報を、ユーザのドライビング システムでメンテナンスされているソフトウェア インベントリに記録します。
接続システム
接続システムは、展開をどのシステム上で解凍するかを定義します。 つまり、解凍処理を実行するために、どのシステム CAICCI を生成するかが定義されます。
設定
設定は、インストール済みソフトウェアまたは CA CSM の展開済みソフトウェアをカスタマイズするために作成する CA CSM オブジェクトです。 設定によって、ソフトウェアがユーザの環境で使用できるようになります。 設定にはユーザの環境に固有のプロファイル、変数およびリソースが含まれます。
ソフトウェア インストール サービス(SIS)
ソフトウェア インストール サービス(SIS) によって、実行システムのソフトウェア インベントリでのメインフレーム製品のインストールおよびメンテナンスが容易になります。 簡略化される操作には、ダウンロード済みソフトウェア パッケージの参照、実行システムでの SMP/E 統合ソフトウェア インベントリの管理、およびインストール タスクの自動化などがあります。
ディレクトリ パス
ルートのディレクトリ パスは、FTP サーバがアクセスを許可された基本のディレクトリです。 FTP サーバはこのディレクトリ、およびそのサブディレクトリにファイルを作成し、そこからのファイルの読み取りを許可されます。 ディレクトリ パスは USS パス名です。これは、スラッシュ(/)で区切られた 1 つ以上のディレクトリ リーフで構成されます。また、最大入力長は、スラッシュを含めて 255 文字です。 ディレクトリ パスが変換されるとき、最大長は 255 文字になります。
データ宛先
システムごとにデータ宛先を定義する必要があります。 データ宛先は、転送データをリモート システムに転送するためにどのテクニックを使用するかを CA CSM に指示する方法です。 データ宛先は、非シスプレックス システム、シスプレックス システム、および共有 DASD クラスタに割り当てられます。 データ宛先は名前付きオブジェクトで、システム レジストリ内の複数のエンティティに割り当てられる場合があります。また、データ宛先自身の独立したメンテナンス ダイアログ ボックスがあります。
データ セット名マスク
データ セット名マスクは、各データ セットを識別する一意の名前です。 これは、ピリオドで区切られた 1 つ以上の修飾子で構成され、ピリオドを含めた最大入力長は 64 文字です。 データ セット名マスクを変換するとき、ピリオドを含めた最大長は 44 文字です。
展開
展開機能により、スナップショット、転送、展開のアクションが 1 つのアクションに集約され、社内中のシステムに CA CSM 製品をコピーすることが可能になります。 たとえば、共有 DASD にコピーし、または FTP を経由して、1 つまたは多数の製品を 1 つまたは多数のシステムに送信できます。
展開
展開では、ライブラリおよびデータ セットを展開できます。 このプロセスでは、SMP/E に定義されたターゲット ライブラリおよびユーザ データ セットを、共有 DASD およびネットワーク環境の両方にコピーします。
転送
転送機能により、FTP 経由で組織全体のシステムに製品をコピーすることができ、今後の展開に備えることができます。
統一資源識別子(URI)
統一資源識別子(URI)は、インターネット上の名前またはリソースを識別するために使用される文字列です。 この識別子により、特定のプロトコルを使用したリソースの表現との対話が、ネットワーク間で(通常は、World Wide Web)可能になります。 具体的な構文法および関連するプロトコルを指定するスキームにより、各 URI が定義されます。
共有 DASD クラスタまたはシスプレックスについては、URI は接続システムの URI である必要があります。
トポロジ
企業システム トポロジには、共有 DASD 環境、ネットワーク環境、および z/OS システムを含めることができます。
ドライビング システム
ドライビング システムは CA CSM アプリケーション サーバが実行されているシステムです。
非シスプレックス
非シスプレックスは、シスプレックスまたはモノプレックス システムの一部ではない、スタンドアロンの z/OS システムです。
プレビュー
プレビューでは、展開は名前で識別され、製品、システム、転送方法、ターゲット ライブラリ(ソース、ターゲット、解決を含む)、および SMP/E の環境とスナップショットが簡潔に表示されます。
モノプレックス
モノプレックスは、ただ 1 つのメンバ システムと、最小の単一のカップリング ファシリティを持つシスプレックスです。 現在、モノプレックスはシスプレックスと同じ方法でトラックされます。違いは、Web ベース インターフェースで表示されるシスプレックス名が、実際のモノプレックスのシステム名であることです。
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