前のトピック: SCS アドレス空間メッセージ ログ(SCSLOG)次のトピック: syslog デーモン設定変更の有効化


syslog デーモンの設定

設定ファイルにより、syslog デーモン(syslogd)の処理が制御されます。

デフォルト: /etc/syslog.conf

設定ファイル内のステートメントにより、ログ記録ルール、およびログ メッセージの出力先が定義されます。 syslog デーモン設定ファイルでログ記録ルールを定義し、特定の送信先に SCS アドレス空間メッセージを送信します。

ログ記録ルールは、ファシリティ名と優先度コードを使用して定義されます。 メッセージを生成するプログラムのユーザ ID およびジョブ名も、ログ記録ルールで指定することができます。

注: AUX アドレス空間のメッセージは、SCS アドレス空間で実行中のプロセスによって syslog デーモンに書き込まれています。 SCS アドレス空間のジョブ名用のログ記録ルールのみを定義してください。 AUX アドレス空間のジョブ名用のログ記録ルールは必要ありません。

syslog デーモンに書き込まれたすべての SCS アドレス空間メッセージは、ファシリティ名として「user」を指定します。

syslog デーモンに書き込まれた各 SCS アドレス空間メッセージは、以下のいずれかの優先度コードを指定します。

info

この優先度コードのメッセージは、情報を提供するメッセージです。

warning

この優先度コードのメッセージは警告メッセージです。

error

この優先度コードのメッセージはエラー メッセージです。

crit

この優先度コードのメッセージは深刻なエラー メッセージです。

debug

この優先度コードのメッセージはデバッグ メッセージです。

例: syslog デーモンへのステートメントの追加

MSMCPROC ジョブによって書き込まれたすべてのメッセージを、ファイル /tmp/syslogd/msmcproc.syslog に書き込めるようにするには、以下のステートメントを syslog デーモン設定ファイルに追加し、変更を有効化します。

#
#  CA CSM SCS message log(SCSLOG)
#
*.MSMCPROC.*.* /tmp/syslogd/msmcproc.scslog