START コマンドは、SCS アドレス空間を開始します。 START または省略形の「S」を入力できます。 このコマンドを使用するには、MVS.START.STC.procname という名前の、SAF OPERCMDS クラス リソースに対する UPDATE 権限が必要です。
注: MSMCAUX プロシージャを手動で開始しないでください。 MSMCAUX プロシージャは SCS アドレス空間(MSMCPROC)によって開始されます。
START コマンドのガイドラインを以下に示します。
このコマンドの構文は以下の通りです。
Start procname[,,,(start_parameters)][,REUSASID=YES][,PARMS='exec_parameters']
SCS アドレス空間を開始するために使用される JCL プロシージャが含まれているシステム PROCLIB メンバの名前を指定します。 名前は一般的には MSMCPROC です。
(オプション) SCS アドレス空間用の START コマンド パラメータを指定します。 START コマンドのパラメータ値は、JCL EXEC ステートメントの PARM パラメータ値をオーバーライドします。
(オプション) z/OS が、再利用可能なアドレス空間識別子(ASID)を SCS アドレス空間に割り当てることを指定します。
(オプション) SCS アドレス空間の JCL EXEC ステートメントの PARM パラメータを、指定したパラメータでオーバーライドすることを指定します。 指定する exec_parameter 値で、JCL EXEC ステートメントの PARM パラメータ値がオーバーライドされます。
例:SCS アドレス空間の開始
これらの例は、START コマンドを使用して、SCS アドレス空間を開始する方法を示しています。
S MSMCPROC,REUSASID=YES,PARMS='CONFIG(SCSPARMS)'
S MSMCPROC,,,(CONFIG(SCSPARMS)),REUSASID=YES
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