前のトピック: IPL での CA Datacom/MSM SVC のロードのための CAIRIM セットアップ

次のトピック: CCISPNSV サンプル ディレクトリ ツリー


各ターゲット システム上での CCIDSCSV と CCISPNSV のセットアップ

ロード モジュールおよび SDS 用のサンプル プロシージャは、有用な CA Common Services for z/OS の機能 CETN500 として提供されます。 CETN500 はすべてのサポートされた CA Common Services for z/OS で利用可能です。

注: CAICCI プロトコル サポートの改善についての詳細は、「CA Common Services for z/OS Administration Guide」および「リリース ノート」を参照してください。

CETN500 のインストールにより、必要に応じてターゲット システム上でアドレス空間 CCIDSCSV または CCISPNSV が作成されます。 CCIDSCSV は、ユーザが CA CSM システム レジストリで起動する、すべての Validate アクションに対して開始されます。 CCISPNSV は、ユーザが Software Deployment Service(SDS)で起動する各 Deployment アクションに対して開始されます。 CCIDSCSV および CCISPNSV は、それらに関連するタスクが完了した後に終了します。 システム検出モジュールは、CA Common Services for z/OS の基本 FMID、およびその関連する非 PDSE ロード ライブラリにあります。

以下の手順に従います。

  1. 以下の CA Common Services for z/OS メンテナンスおよび機能がインストールされていることを確認します。
    CA Common Services for z/OS r12
    CA Common Services for z/OS バージョン 14

    さらに、これらのバージョンに関連付けられる任意の追加のメンテナンスを、利用可能になったときにインストールします。

    CETN500 は以下のいずれかの場所へモジュールをインストールします。

  2. 独立したファイル システム(HFS または zFS)を作成し、SMPDIRWK ディレクトリおよび SDS FTP ランディング ディレクトリを格納します。

    ETNI0100 には、zFS ファイル システムを作成するサンプル ジョブが用意されています。

  3. 作成したファイル システムをマウントします。 SMP/E SMPDIRWK ディレクトリおよび SDS FTP ランディング ディレクトリを、ファイル システム マウント ポイントの下に作成します。

    ETNI0200 には、マウント ポイントを作成して zFS ファイル システムをマウントし、SMP/E SMPDIRWK ディレクトリおよび SDS FTP ランディング ディレクトリを作成するサンプル ジョブが用意されています。

  4. 以前に定義したファイル システムおよびマウント ポイントで、SYS1.PARMLIB 内の BPXPRMxx メンバが更新されることを確認します。
  5. CAIENF プロシージャを修正し、CETN500 が提供する CAIOPTN ライブラリ メンバ MSMSPNPM を、SPNPARMS DD ステートメントに追加します。
  6. CA CSM ホストで実行される CAICCI を指すノードと接続ステートメントが、ターゲット システムの CCIPARM ステートメントに存在することを確認します。 これらのノードと接続ステートメントにより、CA CSM ホストおよびすべてのターゲット システムに対する CAICCI ネットワーク接続が保証されます。

    注: CAICCI はプロトコル VTAM LU0、TCPIP、XCF を、システム間の接続パスに使用できます。 1 つまたは複数のプロトコル を使用して、組織のポリシー、手順および標準に最適になるように合わせます。 CAICCI Spawn Facility が CA CSM ホスト システムおよびターゲット システム CAIENF および CAICCI の両方でアクティブであることを確認します。

  7. CCISPNSV および CCIDSCSV サンプル プロシージャを、CA Common Services for z/OS ターゲット ゾーン PROC ライブラリ(r12 用の CCShlq.CAIPROC、およびバージョン 14.0 またはそれ以降のバージョン用の CCShlq.CAW0PROC)から STC PROC ライブラリにコピーします。
  8. CCISPNSV と CCIDSCSV プロシージャを修正し、組織の標準に合わせます。

    これらのプロシージャ名を変更できます。 ただし、System Discovery の MSMD_DSC_APPLICATION、および SDS の MSMD-DPL_APPLICATION を参照する CAICCI SPAWN パラメータを、すべてのシステムで変更する必要があります。 CAICCI SPAWN パラメータは、SPNPARMS DD ステートメントにより参照される CAIOPTN ライブラリ メンバ MSMSPNPM で定義されています。

  9. CCISPNSV プロシージャに関連付けられたユーザ ID に正しいセキュリティ アクセスおよび権限があることを確認します。 関連付けられたユーザ ID は、有効な OMVS セグメントおよび CAIENF と CAICCI 用のユーザ ID に関連付けられるすべてのセキュリティ アイテムを持つ必要があります。 CAIENF のユーザ ID、または自分で定義した ID を使用できます。
  10. CA Common Services for z/OS ロード ライブラリが APF 許可されていることを確認します。