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Storage Management インターフェースの初期化および設定

CA Chorus for Storage Management の顧客は、これを使用できるようにするために、Storage Management インターフェース 設定のいくつかを初期化して実行する必要があります。 以下の項目を実行する必要があります。

注: 一部の Storage Management インターフェース 機能には、システム管理者が特別なタスクを実行するまで使用が制限されるものがあります。 これらのタスクの詳細については、「Administration Guide」を参照してください。

次の手順に従ってください:

  1. your_chorus_hlq.CETJOPTN の ENVE4H メンバを、メンバ内の記述どおりに編集し、サブミットします。 以下のステートメントの <vantage_public_host> 変数を除き、すべての Storage 環境変数は、提供されたデフォルト値で実行できます。
    #IJO="$IJO –Dvantage.web.client.host.name=<vantage_public_host>"
    

    注: すでに CA Chorus JBoss タスクを開始している場合は、環境変数変更を有効にするために、以下のコマンドを発行することにより再起動してください。

    /P CHORJBOS, to stop it
    
    /S CHORJBOS, to start it
    
  2. CA Chorus にログインします。
  3. Quick Links モジュールを CA Chorus ダッシュボードに追加し、[Manage Storage Resources]をクリックします。

    別のブラウザ ウィンドウに Storage Management インターフェース ログオン ウィンドウが開きます。

  4. システム管理者のユーザ名とパスワードを入力します。

    システム管理者認証情報は以下のとおりです。

  5. [Authenticating Host]フィールドで VantageDB を選択し、[Login]をクリックします。

    システム管理者としてはじめて Storage Management インターフェース にログインしている場合は、Storage Management インターフェース データベースの初期化が開始されます。

  6. 初期化の確認ダイアログ ボックスが表示されたら、[OK]をクリックします。

    データベース初期化が終了した後、Storage Management インターフェース がブラウザに表示され、[My Profile]ウィンドウが開きます。 [My Profile]ウィンドウが表示されない場合は、Storage Management インターフェース メニュー バーの[My Profile]をクリックするか、[Tools]メニューから[My Profile]を選択します。

    注: Storage Management インターフェース オンライン ヘルプには、[My Profile]ウィンドウのさまざまなオプションの使用方法が詳しく説明されています。

  7. [Add Host Definition]をクリックします。
  8. 値を入力し、[New Host Definition」ダイアログ ボックスの以下の必須フィールドで選択を行います。

    重要: 手順 1.a で指定したホストを使用して、ユーザをシングル サインオン認証するパブリック ホストを 1 つ作成します。 ユーザは、Storage Management インターフェース にログインすると、独自のプライベート ホストを作成できます。

    注: 新しい[Host Definition]ダイアログ ボックス フィールドの説明は、Storage Management インターフェース オンライン ヘルプ システムで見ることができます。

    Host Name

    固有のホスト名を指定します。 この名前は、[Host Definition List]および[Object Tree]に表示されます。 将来的に複数のホストを使用する可能性を考慮する必要があります。 ホスト名は、E4HI0010 ジョブの StorageDsName 変数と同等であることが必要です。

    重要: 手順 1.a で指定したシングルサインオン認証ホストのパブリック ホストを作成してください。

    注: ホスト名は大文字と小文字が区別されます。 E4HI0010 ジョブの StorageDsName 変数の値に入力した通りに、ホスト名を正確に入力してください。

    IP アドレス

    ストレージ エンジン z/OS ホストが実行される IP アドレスを指定します。 この値は、E4HI0010 ジョブの VantageIpAddr 変数の値と同じです。

    Port

    ストレージ エンジン z/OS ホストのポート番号を指定します。 この値は、E4HI0010 ジョブの VantageIpPort 変数の値と同じです。

    Include On Object Tree

    Storage Management インターフェース がすべてのエンド ユーザの[Object Tree]にホスト名を表示するように、このオプションを選択します。

    PassTicket を使用します。

    このオプションを選択します。 このオプションを選択すると、以下のアクションが実行されます。

    • PassTickets セキュリティ機能が呼び出されます。
    • エンド ユーザが Quick Links モジュール内の ストレージ リソースの管理 リンクを選択している場合、Storage Management インターフェース への自動ログインが動作します。

      PassTickets では、ネットワークにパスワードを送信しません。その代わりに、ホスト上の PassTicket 設定が使用されます。 このオプションが機能するためには、それぞれのストレージ エンジン ホストで PassTickets がアクティブ化されている必要があります。

    注: ストレージ エンジン ホストでの PassTickets のアクティブ化についての詳細は、「CA Chorus for Storage Management サイト準備ガイド」を参照してください。

    パブリック ホスト

    このオプションを選択します。 CA Chorus for Storage Management には少なくとも 1 つのパブリック ホストが必要です。 ただし、CA Chorus ユーザ インターフェースに対して複数のストレージ エンジン サブシステムを使用している場合は、それぞれのサブシステムにパブリック ホストを作成してください。

    注: このオプションは、VantageDB データベースにシステム管理者としてログインしている場合のみ使用可能になります。

    注: プライベート ホスト定義で PassThrough をアクティブ化する予定がある場合は、VantageDB にシステム管理者としてログインしているときにプライベート ホストを定義しないでください。 ユーザは、自身のプライベート ホスト定義内で PassThrough をアクティブ化できます。 Quick Links モジュールから Storage Management インターフェース を開いた後にプライベート ホストを作成するためのさまざまな My Profile オプションの使用方法については、Storage Management インターフェース オンライン ヘルプを参照してください。

  9. [OK]をクリックします。

    [My Profile]ウィンドウが開き、[Host Definition List]にパブリック ホスト定義が表示されます。 [Scope]列に「PUBLIC」と表示されます。

    E4HI0010 ジョブの StorageDsName: ADDR(VantageIpAddr) PORT(VantageIpPort) の(最初の)行にパブリック ホストが作成されます。 このパブリック ホストは、手順 1a で指定したホストを使用して、シングル サインオン認証するユーザに必須です。

  10. (オプション) 手順 7 ~ 9 を繰り返して、CA Chorus ユーザ インターフェースに対してセットアップされている追加のストレージ エンジン サブシステムごとに、複数のパブリック ホストを作成します。 この手順は、E4HI0010 ジョブの残りの StorageDsName: ADDR(VantageIpAddr) PORT(VantageIpPort) 行のパブリック ホスト定義を作成するための作業です。

    注: この手順は、システム管理者として Storage Management インターフェース にログオンしているときの方が実行が簡単であるため、オプションと表記されています。 さらに、E4HI0010 ジョブから追加のホスト情報も利用できます。 ただし、システム管理者は、いつでも新規にパブリック ホストを追加することや既存のものを管理することができます。 手順については、「Administration Guide」を参照してください。

  11. [My Profile]ダイアログ ボックスから Storage Management インターフェース に対するパブリック ホスト定義が動作することをテストします。
    1. [Host Definition List ]で新しく作成したパブリック ホスト定義を選択します。
    2. [Actions]をクリックした後、[Connect]をクリックします。

      ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。

    3. パブリック ホストの有効なユーザ名およびパスワードを入力します。 ユーザ名およびパスワードは、パブリック ホスト定義の z/OS ホスト上でストレージ エンジンに対するアクセス権限を持つ必要があります。
    4. [Log In]をクリックします。

      パブリック ホストが「connected」のステータスで[Object Tree]ペインの一覧に表示されます。 パブリック ホストを作成およびテストが完了しました。

    5. それぞれのパブリック ホスト定義について手順 a ~ d を繰り返します。
    6. [Close]をクリックして[My Profile]ダイアログ ボックスを閉じます。
  12. Storage Management インターフェース が電子メールの送信に使用する電子メール サーバの Storage Management インターフェース 電子メール サーバ設定項目を設定し、同時レポート数を設定します。 以下の手順に従います。

    このコンテキストにおいては、電子メール サーバとは、以下の対象に電子メールを送信するために Storage Management インターフェース が使用する電子メール サーバのことです。

    1. Storage Management インターフェース メニュー バーの[Tools]をクリックし、[Application Configuration]をクリックして、[Application Configuration]ダイアログ ボックスを開きます。
    2. 電子メール サーバ設定を指定します。

      [Application Configuration]ダイアログ ボックスの[email Server]ペインには、以下のオプションがあります。

      Email Server

      (必須) Storage Management インターフェース が電子メール メッセージの中継に使用する電子メール サーバの DNS 名または IP アドレス。 Storage Management インターフェース は、SMTP プロトコルを使用して、受信者の電子メール サーバに電子メールを直接送信します。

      Port

      (必須) Storage Management インターフェース が電子メールの送信に使用する電子メール サーバのポート番号。

      Storage Management インターフェース では、以下の項目に対して電子メールを送信します。

      - レポート電子メール(出力レポート添付ファイル付き)

      - レポート生成障害メッセージ

      デフォルト値は 25 です。 ただし、サイトによっては別の値が使用されています(たとえば 587 など)。

      User Name

      (オプション) 指定された電子メール サーバから電子メールを送信する権限を持つユーザ ID を入力します。 このフィールドは、電子メールの送信に認定ユーザ ID およびパスワードを必要とするセキュリティを備えたサイト用に使用します。

      注: Storage Management インターフェース 電子メールの中継用に指定されたメール サーバが認可されたリクエストのみを受け付ける場合には、ユーザ ID のみを入力してください。

      Password

      (オプション) 指定された電子メール サーバから電子メールを送信する権限を持つユーザ ID のパスワードを入力します。

      注: Storage Management インターフェース 電子メールの中継用に指定されたメール サーバが認可されたリクエストのみを受け付ける場合には、パスワードのみを入力してください。

      注:Email Server]設定を追加した後に Storage Management インターフェース で連続して電子メール送信の問題が発生する場合、セキュリティの問題が生じている可能性があります。 たとえば、一部の企業ファイアウォールでは、ポート 25 (SMTP デフォルト ポート)への発信接続を無効にしている場合や、無効化するように設定できる場合があります。 [Email Server Setting]フィールドの正しい値については、Email Administrator、Network Administrator、および Security Administrator に問い合わせてください。 Storage Management インターフェース 電子メールは、VantageGMIScheduler@ca.com の送信者アドレスで送信されます。

  13. Storage Management インターフェース シングル サインオン認証パブリック ホスト接続および PassTicket が Quick Links モジュールから動作することを確認します。
    1. Storage Management インターフェース ツールバーの[Logout]をクリックし、Storage Management インターフェース ブラウザ ウィンドウを閉じます。
    2. CA Chorus ダッシュボードの Quick Links モジュールの[Manage Storage Resources]をクリックします。

      Storage Management インターフェース が新しいウィンドウで開き、自動的にログオンします。

      注: 自動ログオンが失敗する場合、PassTickets が正しく定義されることを確認してください。 詳細については、「CA Chorus for Storage Management サイト準備ガイド」を参照してください。

  14. Storage Management インターフェース および CA Chorus を閉じます。
  15. Storage Management インターフェース で使用されるチャート作成ユーティリティを設定します。
    1. CE4HJCL ライブラリから E4HWEBX メンバを proclib にコピーします。

      このメンバには、Storage Management インターフェース でチャートを作成するために使用されるチャート作成ユーティリティ スターティッド タスクが含まれます。 CA Chorus JBOSS スターティッド タスクの前に CHORWEBX 手順を開始します。 Xvfb X Server (アプリケーション)および Xvfb startXvfb.sh スクリプトの実行権限が付与されていることをシステム管理者に確認します。

      JCL がコピーされ、変更の準備が完了します。

    2. サンプル JCL 内の手順に従います。

      この手順はスターティッド タスクとして実行されるため、その JCL 手順はシステム proclib のいずれかに存在する必要があります。

      注: Xvfb アプリケーションは、IBM Ported Tools for z/OS の一部です。 IBM Ported Tools for z/OS は、z/OS 環境向けのツールおよびアプリケーションを提供するように設計された無償のプログラム プロダクトです。 これらのアプリケーションは、z/OS 環境内で作動するように変更されています。 IBM Ported Tools for z/OS は、z/OS のライセンスを保有するカスタマのみに利用可能となり、z/OS 1.4 以上でサポートされます。 Xvfb は、表示ハードウェアおよび物理的な入力装置を持たないマシンで実行可能な X サーバです。 Xvfb は、仮想メモリを使用してダンプ フレームバッファをエミュレートします。 APAR OA10965 は、Xvfb のサポートを提供します。 Xvfb X-Server 用のインストール済みアプリケーションの場所については、管理者に問い合わせてください。 例: /usr/lpp/tcpip/bin/X11/samples ディレクトリ。

      以上で STC の実行準備が完了しました。

    3. Xvfb X サーバ用の CHORWEBX PROCLIB メンバを起動します。

      X サーバ アドレス空間が開始されます。

      サーバが正常に起動すると、以下のメッセージが STDOUT に表示されます。

      Starting Xvfb using server/display: 11
      Xvfb will be run in the background.
      Run "ps -ef | grep Xvfb" to see process ID.
      

      スタートアップが失敗した場合、以下のメッセージが STDOUT に表示されます。

      XVFB0178: Failed to establish all listening sockets
      

      Xvfb X サーバ JOB が完了しました。

      CHORWEBX が開始されました。

    4. 以下のコマンドを発行することにより、CHORMUF、CHORTSF、および CHORJBOS をこの順序に起動します。
      /S CHORMUF
      /S CHORTSF
      /S CHORJBOS
      

      各コマンドを入力した後に確認メッセージを受信します。

      注: CHORJBOS タスクを開始する前に CHORWEBX を開始する必要があります。

  16. Storage Management インターフェース でチャート作成機能が有効であることを、以下の手順で確認します。
    1. CA Chorus にログインします。
    2. CA Chorus ダッシュボードの Quick Links モジュールの[Manage Storage Resources]をクリックします。

      Storage Management インターフェース が新しいウィンドウで開き、自動的にログオンします。

    3. Storage Management インターフェース 内の任意のオブジェクトを開きます。 たとえば、[Object Tree]の[Storage Groups]フォルダにある Space and Other Attributes オブジェクトなど。
    4. [Customize Settings]をクリックして[Customize View]ウィザードを開きます。
    5. [Customize View Wizard]の[Navigation Tree]で[Chart]をクリックします。
    6. [Show Chart]の横にあるチェック ボックスをオンにし、[Finish]をクリックします。

      デフォルト設定の折れ線グラフが Storage Management インターフェース に表示されます。 Storage Management インターフェース でチャート作成機能が有効であることが確認されました。

    7. Storage Management インターフェース メニュー バーの[Log Out]をクリックし、ブラウザ ウィンドウを閉じて、CA Chorus ユーザ インターフェースからログアウトします。

以下の Storage Management インターフェース 初期化および設定の項目が完了しています。

注: Storage Management インターフェース システム管理者は以下のタスクをいつでも実行できます。

これらのタスクの詳細については、「Administration Guide」を参照してください。