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CA Detector 収集データを自動的にロードする方法

CA Chorus で CA Detector 収集データを自動的に Time Series Facility(TSF)に提供するには、以下のプロセスを使用します。

TPDTFEED スターティッド タスク プロシージャは、DB2 サブシステムで、完了した直近の CA Detector コレクション インターバルに対して CA Detector UNLOAD ユーティリティを実行します。 また、このスターティッド タスクは、TCP/IP 接続を通じて Time Series 機能(TSF)にそのデータを提供します。 このタスクは、DB2 サブシステムごとに、各 CA Detector コレクション インターバルに対して実行されます。

コレクション インターバルの終了時に、収集が実行される Xmanager JOBLOG でメッセージ PDT0170 が発行されます。 このメッセージを使用して、各 TPDTFEED スターティッド タスクの開始をトリガします。

注: CA OPS/MVS が利用可能でない場合、別のメッセージ処理およびスケジューリング サービスが使用できます。

次の手順に従ってください:

  1. your_db2tools_hlq.CDBASAMP の TPDTCOPY メンバを、メンバ内の記述どおりに編集し、サブミットします。

    注: CA Detector TSF parmlib およびアンロード データ セットを作成する場所を決定する CA Detector TSF 高レベル修飾子(TPDTHLQ)を選択してください。 DSN の 44 文字の制限を超過しないようにするため、TPDTHLQ の長さは 12 文字以下にする必要があります。

    CA Detector TSF parmlib ライブラリが作成され、TPDTPARM メンバが新しいライブラリにコピーされます。

    または、以下の定義を使用して CA Detector TSF parmlib データ セットを手動で作成し、your_db2tools_hlq.CDBASAMP の TPDTPARM メンバを TPDTHLQ.PDTTSF.PARMLIB にコピーします。

    DISP=(NEW,CATLG,DELETE),DSNTYPE=LIBRARY,UNIT=SYSDA,
    DCB=(RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=3120,DSORG=PO),
    DSN=TPDTHLQ.PDTTSF.PARMLIB,SPACE=(TRK,(100,20))
    
  2. TPDTFEED スターティッド タスクを開始するために使用される z/OS ID に対して、以下の必要な許可が提供されていることを確認します。

    TPDTFEED スターティッド タスクに必要な許可が定義されます。

  3. TPDTFEED スターティッド タスクをカスタマイズします。
    1. your_db2tools_hlq.CDBASAMP の TPDTFEED メンバを PROCLIB にコピーします。
    2. TPDTFEED メンバを、メンバ内の記述どおりに編集します。 PRDTSF ステップにより、データが TSF に転送されます。
    3. CA Detector コレクション インターバルが、有効な TSF インターバルに設定されていることを確認します。 以下のコレクション インターバルがサポートされています。
      • 分単位: 5、15、30
      • 時間単位: 1、2、4、12、24

      注: これらのコレクション インターバルの指定に関する詳細は、「CA Detector User Guide」を参照してください。

  4. REXX EXEC TPDT0170 をカスタマイズします。
    1. your_db2tools_hlq.CDBASAMP にある TPDT0170 REXX EXEC を有効な CA OPS/MVS 製品ルール セットにコピーします。 この EXEC は、Xmanager からのデータ コレクタ メッセージを処理し、データを TSF に提供する TPDTFEED スターティッド タスクを開始します。 以下に、サンプルのメッセージを示します。
      PDT0170 DETECTOR COLLECTION INTERVAL END TIME=08:00 INTERVAL=01:00 DB2=ssid VCAT=PDTDBA.Rnn DATASTORE=datastore-name
      

      注: CA OPS/MVS が利用可能でない場合、別のメッセージ処理およびスケジューリング サービスが使用できます。

    2. TPDT0170 を以下のように編集します。
      • アクティブなサブシステムおよび Xmanager ジョブの、サイト固有の変数を変更します。
      • tsf_jobname<1-3> の下に、TPDTFEED STC の名前および CA Database Management Solutions for DB2 for z/OS の該当するリリースを設定します。

      注: 複数のリリースが TSF にデータを同時に送信する場合は、各リリースに個別の TPDTFEED STC を定義してください。

  5. (オプション)複数の CA Chorus インストール上の TSF 領域にデータを送信する場合は、「複数の TSF 領域へのデータ転送」を参照してください。