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DB2 実行モードのオーバーライド

Compatibility Mode (CM または CM*)で実行されている DB2 サブシステムをサポートするには、ユーザ設定可能なファイルを更新して、DB2 の現在の実行モードを反映します。 設定ファイルでは、CM または CM* で実行される DB2 サブシステムを DB2 の別バージョンとして扱うように CA Chorus for DB2 Database Management に指示しています。 このファイルは、以下の USS ディレクトリにあり、CA Chorus for DB2 Database Management の展開の一部として作成されます。

/<chorus-install-home>/roles/dba/DBMzDB2-version-override.txt

注: この手順では、該当する CA Chorus サーバがすでに定義されていると想定しています。

次の手順に従ってください:

  1. your_chorusdba_hlq.CE3KPARM の E3KMOD10 メンバを使用して、CM または CM* で実行される DB2 ごとに DB2 サブシステム オーバーライド定義をカンマ区切り値(CSV)形式で追加します。 ファイルは、カンマ区切り値(CSV)形式で、以下の列を持ちます。
    dsConf

    この DB2 サブシステムにアクセスするために使用されるコンフェデレーションを指定します。 コンフェデレーション名は、db2tools.cfg 設定ファイルに定義されます。このファイルは、デフォルトで /cai/cetjr3m0/CA_axis2c/config USS ディレクトリにあります。

    dsGroup

    DB2 データ共有グループ アタッチ名を指定します。 DB2 サブシステムがデータ共有グループ メンバでない場合は、この値を空欄のままにしておきます。

    dsSystem

    DB2 サブシステムが実行されている LPAR を指定します。

    dsSSID

    DB2 サブシステム ID を指定します。

    VersionOverride

    DB2 オーバーライド バージョンを指定します。 実際の DB2 バージョンの代わりに以下の値を使用します。

    • DB2 V8 の場合、081 を指定します。
    • DB2 9 の場合、091 を指定します。
    • DB2 10 の場合、101 を指定します。
  2. your_chorusdba_hlq.CE3KJCL の E3KJBCRD メンバを、your_chorusdba_hlq.CE3KJCL の EK3I0030 メンバにコピーし、変更を保存して、ジョブをサブミットします。

    CA Chorus for DB2 Database Management DB2 サブシステム バージョン オーバーライド定義が作成されます。 <chorus-install-home>/roles/dba の DBMzDB2-version-override.txt ファイルが更新されます。

  3. CA Chorus JBoss STC の再起動により、変更を有効にします。

この例では、以下の DB2 サブシステム設定に注目してください。

この設定をサポートするには、以下のようにします。

  1. E3KMOD10 メンバを以下のように更新します。
    dsConf,dsGroup,dsSystem,dsSSID,VersionOverride
    
    
    
    QA    ,DA0G   ,CA31    ,DA1G  ,091
    QA    ,       ,CA31    ,D91A  ,081
    
  2. your_chorusdba_hlq.CE3KJCL の E3KI0030 メンバをサブミットします。