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通信プロトコルの概要

CA Business Service Insight は多層アプリケーションであり、展開できるサーバ数に制限はありません。 ほとんどの展開で標準の 3 層モデルが使用され、さまざまな理由により物理サーバ間にファイアウォールが設置されているケースが多く見られます。 ファイアウォールを設定して、CA Business Service Insight コンポーネント間の通信を可能にします。

この図では、サーバおよび通信インフラストラクチャを示します。

プロセス/コンポーネント

以下の表に、ゾーン間で通信するプロセスおよびコンポーネントを示します。

ゾーン

プロセス/コンポーネント

メモ

 

 

 

Web

IIS Web サーバ

 

クライアント ブラウザに Web コンテンツを提供し、データベースからデータを取得します。

 

 

COM+ コンポーネント

DB に対してアクションを実行し、データを取得して、SMTP メッセージを送信します。

API

 

受信 Web サービス リクエストを処理します。

認証サービス(SSO/LDAP)

 

外部認証リクエストを処理します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アプリケーション

アダプタ リスナ サービス

 

アダプタ インスタンスからの受信アダプタ接続を処理します。

アダプタ展開サービス

ローカルに展開される管理対象アダプタを展開および制御します。

ログ サーバ

BSI COM+ コンポーネントおよびアプリケーション サービス(TaskHost やアラートなど)からのすべての受信メッセージをログ記録します。

ダッシュボード サービス

ダッシュボード コンポーネントのステータスおよび結果を更新します。

PSL エンジン

すべてのサービス レベル結果を計算し、他の依存アプリケーション サービス(ダッシュボード、アラートなど)の情報を提供します。

レポート スケジューラ サービス アラート サービス(SMTP)

アプリケーション サーバから SMTP メッセージを送信します。

アダプタ インスタンス

 

データ ソースに接続し、アダプタ リスナ サービスによって Raw データの収集を処理します。

 

 

データベース

Oracle データベース

 

すべてのアプリケーション データを格納および管理します。

データベース リスナ

 

データベースへの受信接続を処理します。

 

 

外部

アダプタ インスタンス

データ ソースに接続し、アダプタ リスナ サービスによって Raw データの収集を処理します。

アダプタ展開サービス

リモートで展開される管理対象アダプタを展開および制御します。 このサービスは、リモートで展開される各アダプタと同じマシン上に展開する必要があります。

ポートおよびプロトコル

以下の表に、CA Business Service Insight プロセスおよびコンポーネント用のポートおよびプロトコルを示します。

プロセス(ソース)

FW#

デスティネーション

プロトコル

デフォルト ポート

方向

変更可能

Web ゾーンから発信

IIS Web サーバ

#2

ログ サーバ

(アプリケーション サーバ)

TCP

4040

送信

はい

IIS Web サーバ

#2

アダプタ展開サービス(アプリケーション サーバ)

TCP

1008

両方

はい

IIS Web サーバ

#2

ダッシュボード サービス

(アプリケーション サーバ)

.NET リモート処理

8004

両方

はい

IIS Web サーバ

#5

認証サービス/サーバ(外部)

SOAP/HTTP

4515

両方

はい

IIS Web サーバ 電子メール

#5

SMTP サーバ(外部)

SMTP

25

送信

いいえ

COM+ コンポーネント

#4

データベース サーバ

TCP (SQL *Net)

1521

両方

はい

アプリケーション ゾーンから発信

レポート スケジューラおよび

アラート サービス

#5

SMTP サーバ(外部)

SMTP

25

送信

いいえ

すべての保証サービス

(アラート、ダッシュボードなど)

#3

データベース サーバ

TCP (SQL *Net)

1521

両方

はい

アダプタ(ローカルでホスト)

#5

外部データ ソース

TCP/ファイル

アプリケーション定義 **

両方

はい

アダプタ(リモートでホスト)

#5

外部データ ソース

TCP

ユーザ定義 **

両方

はい

アダプタ リスナ

#5

リモート アダプタ インスタンス

TCP

ユーザ定義 **

両方

はい

外部ゾーンから発信

クライアント PC (外部)

#1

IIS (Web サーバ)

HTTP

(または HTTPS)

80 (443)

両方

はい

アダプタ インスタンス(リモートでホスト)

#5

アダプタ リスナ(アプリケーション サーバ)

TCP

ユーザ定義 **

両方

はい

外部コール

アプリケーション/マシン

#5

API サービス

(Web サーバ)

SOAP/HTTP

80

両方

はい

その他

 

 

 

MSMQ (Microsoft メッセージ キュー) 

 

 

TCP

1801

 

 

 

 

RDP

135, 2101/2112, 2103/2114, 2105/2116

 

 

 

 

UDP

3527, 1801

 

 

 

 

ACE II (Aggregation and Correlation Engine) 

 

 

 

4073, 1298, 1299, 8283, 4744, 4645, 3728, 19201, 1361, 1363, 8293, 8280, 1300, 5546, 4657

 

 

 

 

ACE II コンテンツ転送         

 

 

 

 

3973, 1198, 1199, 8183, 4544, 4545, 1200, 1201, 4548, 3628, 19101, 1261, 1262, 8193, 8180, 5546, 4557

 

 

Tomcat

 

 

 

8007 標準ポート

 

 

SOI/SSA

(Tomcat を含む Web サーバ)

 

SOI サーバ

TCP

7090

 

 

Oblisync

 

CA Business Service Insight インストール

TCP

8180

 

 

** アダプタは、関連するデータ ソース、SQL またはファイル ベースのアクセスの要件に基づいて外部アプリケーションに接続する必要があります。

++ アダプタは CA Business Service Insight で定義されたポートによって通信します。 デフォルトでは、アダプタ ウィザードは、6201 より上位のポートを自動的に割り当てます。 アダプタ インスタンスまたはアダプタ リスナのいずれかから開始する通信を設定します(アダプタからリスナ、またはリスナからアダプタ)。 ポートは、ポート トリガ機能を使用するファイアウォール設定では重要な場合があります。

開発およびサポート用のアクセスを提供し、ソース データ ファイルの転送を有効にする、オプションのポートおよび通信を以下の表に示します。

プロセス(ソース)

FW#

デスティネーション

プロトコル

デフォルト ポート

方向

変更可能

外部ゾーンから発信

クライアント PC (外部) -

リモート デスクトップ

#1

Web サーバおよび

アプリケーション サーバ

 

RDP

3389

両方

はい

クライアント PC (外部) - ファイル システム/共有 ++

#1

Web サーバおよび

アプリケーション サーバ

 

IP 経由の Netbios/Samba

137, 138, 139, 445

両方

はい

クライアント PC (外部) - FTP/SFTP **

#1

Web サーバおよび

アプリケーション サーバ

 

FTP/SFTP

21/22

両方

はい

** FTP および SFTP では、CA Business Service Insight に含まれない個別のアプリケーション ソフトウェアのインストールが必要です。 SFTP は、一般的にポート 22 上の SSH を通じて実行されます。

++ これらのポートは、マシンのファイル システムへのアクセスを有効にします。潜在的なセキュリティ ホールを開くことになるため、信頼できる領域にのみ公開する必要があります。