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データベースの複製

注:

システムではキャプチャ プロセスを使用して、データベース オブジェクトに対する変更をソース データベースからターゲット データベースにレプリケートするため、ターゲット データベースにはデータベース オブジェクトのコピーが必要になります。

コピーがターゲット データベース上に存在しない場合、変更をレプリケートする前に、オブジェクトがターゲット データベース上でインスタンス化される必要があります。 オブジェクトをインスタンス化することは、ソース データベース上のオブジェクトに基づいて、ターゲット データベース上にオブジェクトを物理的に作成することを意味します。 インスタンス化されるオブジェクトがテーブルの場合、ソースおよびターゲットのデータベースでオブジェクトが厳密に一致している必要はありません。 ただし、2 つのデータベース間で一部またはすべてのデータがレプリケートされる場合、レプリケートされるデータはインスタンス化されたテーブル間で整合性がとれている必要があります。

このインスタンス化は、Oracle データベースのエクスポート/インポート ユーティリティを使用して実行されます。 オブジェクトのエクスポートでは、ある時点でオブジェクトの整合性がとれていることが重要です。 そのためには、エクスポート パラメータ OBJECT_CONSISTENT を 'y' に設定するか、またはデータをエクスポートする際にデータベースを読み取り専用モードで設定します。 データ レプリケーション用に必要とされるオブジェクトをインポートする場合、パラメータ STREAMS_INSTANTIATION は 'Y' に設定する必要があります。