前の手順で、アダプタの実行中に作成され、拒否されたイベントが多数ありました。 これらの拒否されたイベントは RejectedEvents.txt ファイルに格納されましたが、保留中の変換エントリとして CA Business Service Insight データベースにも格納されました。 Raw データをシステムにロードする過程の次の手順は、測定されたものの変換を提供し、必要に応じて CA Business Service Insight がこのデータを使用できるようにすることです。
Raw データ イベントは、イベント タイプ、またはリソースがシステム内で定義されていないために拒否されることがあります。 保留中のイベントは、それらのイベントが生じた変換テーブルのタイプによって定義されます。 最も一般的な例は、ある変換テーブルからイベント タイプが生じて、別の変換テーブルからリソースが生じている場合です。
アダプタで新しいリソースが検出されると(たとえば、ネットワーク モニタリング ツールに新しいサーバが追加され、このモニタリング ツールから、データ ソースに新しいエントリとして表示される場合)、これはシステムのリソース モデルに追加することができます。 この新しいリソースを、CA Business Service Insight でレポート可能にするためには、2 つの手順が必要です。
最初に、CA Business Service Insight のエンティティとしてリソースを作成し、次に変換を入力する必要があります。 これにより、データ ソース内で見られる文字列の表現と、CA Business Service Insight 内でリソースとして定義されたエンティティの間にリンクが提供されます。 この 2 つの手順のプロセスは、「追加および変換」と呼ばれる 1 つのプロセスでユーザ インターフェースを介して 1 つのアクションで実行することができます。これにより、新しいリソースおよび必要な変換エントリを 1 つの手順で作成できます。 追加および変換する場合には、エントリの割り当て設定が同じであれば、複数のエントリを選択することができます。 変換の実行は、データ ソースの値と CA Business Service Insight エンティティ間の一致を作成するプロセスです。 変換を作成すると、一致する値を持った変換テーブルに対して 1 つのエントリが追加されます。 その後、データ ソースに対してクエリが発行された場合、アダプタはこの新しい値をどのように処理するかを自動的に認識します。
この段階で、アダプタは、変換フィールド内の各値について、変換の要求をすでに実行し、送信しています。 これらの値と関連付けられたイベントは拒否され、変換が完了すると、CA Business Service Insight に送信されるのを待機します。 変換は、手動で実行することも、変換スクリプトを使用して自動で実行することもできます。
保留中の変換エントリに対して、実行できる変換アクションは以下のとおりです。
変換: データ ソース値と、該当する CA Business Service Insight エンティティの間に一致を作成し、変換テーブルにエントリを作成することができます。 変換が行なわれる CA Business Service Insight エンティティは、あらかじめ存在している必要があります。 (わかりやすい例として、データ ソース内のリソースのスペリングが間違っている場合があります。 この場合、実際には同じ論理エンティティを参照しているのに、データソース内では異なる名前が指定されている可能性があります。 たとえば Server001 と SERVER001 などです。 CA Business Service Insight リソースは大文字と小文字を区別します)。
これらのオプションを使用するケースに関するまとめは以下のとおりです。

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