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かっこ

かっこは、複数の項目を部分表現にまとめることと、一致した文字列にマークすることの 2 つの目的で使用されます。 たとえば、表現「(ab)*」は、文字列「ababab」全体と一致します。 比較アルゴリズム regex_match と regex_search はそれぞれ、一致の原因を示す match_results のインスタンスを受け取ります。それらの終了時には、正規表現全体が一致した文字列および各部分表現が一致した文字列の両方に関する情報が、match_results に格納されます。 前述の例では、match_results[1] に、一致する文字列の最後の「ab」を示す 1 組のイテレータが格納されます。 部分表現は、NULL 文字列とも一致します。 部分表現が一致文字列のどの部分にも対応しない場合(部分表現が、採用されなかった選択肢の一部である場合など)、その部分表現に対して返されたイテレータは両方とも入力文字列の末尾を参照し、その部分表現に対応するパラメータは false になります。 部分表現には、左から右に向かって 1 で始まるインデックスが付加されます。部分表現 0 は正規表現全体を表します。