CA Business Service Insight は、さまざまなデータ ソースと接続して、契約関係者に提供されているサービス レベルに関するリアルタイム データを収集します。 これらのインターフェースはデータ ソースと CA Business Service Insight との間に位置し、アダプタと呼ばれます。 アダプタは、さまざまなデータ ソースからのデータ収集し、統合された構造を持つイベントの形式で CA Business Service Insight に渡すことを担当するモジュールです。 アダプタは、データ ソース レイヤーと契約、ビジネス ロジック、レポートの各レイヤを完全に分離できます。 つまり、使用中のビジネス ロジックに影響を与えずに、データ ソースを変更できます。 たとえば、数千の設定済みレポートを備えたシステムで多数の契約条件を持っている会社が、その「ヘルプデスク システム」をあるベンダーから別のベンダーに変更することを決定したとします。 CA Business Service Insight のアーキテクチャでは、新しいデータ ソースに接続するために必要なことはアダプタの設定のみであり、ビジネス ロジック、契約、またはレポートを変更する必要はありません。
CA Business Service Insight アダプタ技術は、高機能で汎用的な設計の XML エンジンに基づいています。 組織内の関連する各データ ソースは、指定されたアダプタによってインターフェースがとられます。 アダプタには、テキスト ファイル アダプタおよび SQL ODBC ベースのアダプタの 2 つのタイプがあります。 これにより、さまざまなタイプのデータ ソースに基づく情報へのアクセが可能になります。たとえば、データベース、ログ ファイル、XML ソース ファイル、Excel ファイル、TCP/IP、SNMP ストリーム、SMTP ストリーム、API サービス、Web サービス、LDAP リポジトリ、IMS リポジトリ、CMDB ソリューション、独自に作成したツール、その他のユーティリティなどのデータ ソースに基づく情報にアクセスすることができます。 明確に定義された XML 設定を使用すると、アダプタは、すべてのタイプのデータ フォーム、データ フォーマット、およびデータ構造を読み取り、関連する情報のみを CA Business Service Insight に渡す方法を認識します。
アダプタ モジュールは CA Business Service Insight の分離されたモジュールであり、組織のネットワークに展開および配布することができます。 アダプタは TCP/IP の安全なプロトコルを使用して CA Business Service Insight と通信します。 アダプタ プラットフォームには再起動/回復メカニズムが組み込まれており、サードパーティ ツールから受信されたデータの問題を処理できます。具体的には、ツール クラッシュ、ネットワーク トラブル、欠落データ、重複データ、不要データ、データ ギャップ、データ検証などの問題を処理できます。 各アダプタでは、データ全体の完全性、完全なトラッキング、およびすべてのアダプタ メッセージのログ記録が提供されます。
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