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イベント再利用性

典型的な CA Business Service Insight インストールでは多くの場合、同じイベントを受信する多くのメトリックが含まれ、非常に似通った計算を実行します。 通常、そのようなメトリック計算の差異は、処理の最終段階です。 この場合、計算を 2 つの段階に分割する必要があります。

複数のメトリック間の計算をいくつかの段階に分割するため、1 つのメトリックのイベントを他のメトリックに送信することができます。 これらのイベントは中間イベントと呼ばれ、個別のテーブル(T_INTERMEDIATE_DATA)に書き込まれます。 イベントを送信するメトリックの再計算時に、イベントを受信するメトリックも再計算されます。 メトリック イベントは修正できません。

このメトリックからイベントを受信する登録がされているその他のメトリックがシステム内にある場合、システムはメトリック名の変更を警告します。

メトリック間の送信イベントを有効化するメトリックには、2 つのタイプがあります。

Sender

内部イベントを作成するメトリックです。 イベントはメトリックのビジネス ロジック計算式内に作成され、T_INTERMEDIATE_DATA テーブルに追加されます。

Consumer

内部イベントを消費するメトリックです。 このようなメトリックを定義するには、イベントの受信元となるメトリックへの登録が必要です。 この登録に従って、メトリックは T_INTERMEDIATE_DATA テーブルから関連するイベントを読み取ります。

注: ループが発生しない限り、メトリックは別のメトリックからイベントを送受信することが可能です。

以下の場合にイベント再利用性が有用です。

注: 生成されたレポートでは、raw データに加えて、計算の基準となった中間データを表示することが可能です。