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強力なサービス カタログの重要性

前述のように、サービス カタログはシステムの重要なコンポーネントであり、構造化された方法で設定する必要があります。 これにより、すべてのユーザがシステムを有効に活用できるようになり、混乱が回避されます。 また、システムが組織と共に成長できるようになり、既存の機能に対する影響を最小限に抑えながら将来の機能拡張や機能追加にも対処できます。

このようなシステムでは、サービス コンポーネントおよび SLA のカタログを作成、管理する際の柔軟性が高くなります。 ただし、優れたシステムになるかどうかは設計次第なので、設計の初期段階で将来の計画に時間をかけることが非常に重要です。

構造化された効率的な方法で CA Business Service Insight サービス カタログを定義すると、システムではサービスおよびドメインをサービス カタログに後で柔軟に追加できるようになります。 また、将来的に、契約、メトリック、アラート、およびレポートを追加することもできます。 さらに、ビジネス ロジックに対する構造化された手法が強化され、ビジネス データおよび関連する計算を処理する際に、標準化されたモジュールとテンプレートを使用できるようになります。

システムに定義されたサービス レベル テンプレートはカタログと連携して、必要なデータに関する基本的なレベルの知識がほとんどなくても、新規契約を非常に簡単に作成できる優れた方法を契約マネージャに提供します。 この方法を効果的にセット アップすると、単にサービス レベル テンプレートのパラメータを変更するだけで顧客の新規契約を設定することができます。 ただし、これは、カタログおよび定義が最も効果的にセット アップされているかどうかに完全に依存します。 これらのすべてのパラメータは、サービス レベル テンプレートのメトリックごとに目標ステートメントを介して公開され、目標ステートメントで変更することも、定義を使用する際にウィザードから変更することもできます。

サービス レベル テンプレートを使用して一部のカスタマ サポート メトリックを契約に展開する場合に、既存の定義から必要なメトリックを選択することができます。

サービス バンドル ページ

このサービス レベル テンプレートの内部には、[期限内に配布されたインシデントの割合]と呼ばれるメトリックがあります。 [期限内に]のコンポーネントは必ずしも明確ではないので、このメトリックには主観性のレベルが存在することがわかります。 以下の例では、このメトリックで行われる測定について説明します。

サービス定義の説明

メトリックの[全般]タブの下部(または[目標ステートメント]タブ)に表示される目標ステートメントは、このメトリックで公開されるすべてのパラメータを示します。 上記の図では、[期限内に]の定義は 20 分と指定されています。 これは、この事前定義済みメトリックに関して独自に再解釈できるようにするためのカスタマイズ可能なパラメータです。 この値を変更するには、[20 分]パラメータ リンクをクリックします。

パラメータ ダイアログ ボックス

このように、サービス レベル テンプレートから作成される新規メトリックは、メトリックの基本的なビジネス ロジックを変更する必要なしにカスタマイズできます。 これは、サービス レベル計算にこれらのパラメータを組み込むような方法でビジネス ロジックが書き込まれることを前提としていることに注意してください。

この単純な例は、システム カタログによってサービス レベル テンプレートから将来の契約を活用できるようにするために、強力で柔軟なサービス レベル テンプレートのセットを作成することの重要性を明確に示しています。