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管理モジュールの管理

このセクションでは、管理モジュールの作成、コピー、および削除の手順を説明します。また、管理モジュールをアクティブ/非アクティブ、または編集可能/編集不可にする手順も説明します。

新しい管理モジュールの作成

新しい管理モジュールを作成する方法

  1. Workstation のいずれかのウィンドウで、[Workstation]-[新規管理モジュール エディタ]の順に選択します。
  2. 管理モジュール エディタ ウィンドウで、[エレメント]-[管理モジュールを新規作成]を選択します。
  3. [名前]フィールドに、管理モジュール名を入力します(この名前が管理モジュール エディタ ツリーに表示されます)。
  4. 管理モジュールの .jar ファイル名を入力します。スペースを含まない英数字の文字列を使用してください(これは、すべてのオペレーティング システムに対応できるようにするためです)。
  5. [ドメイン名]フィールドでプルダウン メニューを使用して、管理モジュールが所属するドメインを選択します。
  6. [OK]をクリックします。

    作成した管理モジュールが管理モジュール エディタ ツリーに表示されます。 Module は、作成時にはアクティブかつ編集可能として設定されます。

管理モジュールのコピー

同じドメイン内、または制限内の管理モジュールを他のドメインにコピーできます。 管理モジュールをコピーすると、その内部のエレメントもすべてコピーされます。

管理モジュールのコピーは、以下のルールに従って行われます。

たとえば、以下の配置では、管理モジュール MM1 内の DashboardW に、MM2 内の DashboardX にあるエレメントとの依存関係があります。両方とも DomainABC のメンバです。 さらに、MM3 内の DashboardY は、MM4 内の DashboardZ にあるエレメントとの依存関係があります。両方ともスーパードメインのメンバです。

図は、テキストで記述されている依存関係をベン図を使用して示しています。

この例は、以下に該当します。

管理モジュールを Enterprise Manager 間でコピーする場合、作成されたコピーは元の管理モジュールからは独立しています。それ以降に元の管理モジュールで行われた編集は、コピーには複製されません。

管理モジュールをコピーする方法

  1. 管理モジュール エディタで[管理モジュール]を右クリックし、[管理モジュール <管理モジュール名> をコピー]を選択します。
  2. [名前]フィールドに、このコピー操作を通じて作成する管理モジュールの名前を入力します。
  3. 管理モジュールの .jar ファイル名を入力します。スペースを含まない英数字の文字列を使用してください(これは、すべてのオペレーティング システムに対応できるようにするためです)。
  4. [ドメイン名]フィールドに、管理モジュールが「スーパードメイン」にコピーされることが表示されます。
  5. [OK]をクリックします。

    新しい管理モジュールが管理モジュールエディタ ツリーに表示されます。 作成された管理モジュールはアクティブかつ編集可能に設定されています。

管理モジュールの削除

管理モジュールを削除すると、その内部のエレメントもすべて削除されます。

管理モジュールを削除する方法

  1. 管理モジュール エディタで[管理モジュール]を右クリックし、[管理モジュール <管理モジュール名> を削除]を選択します。
  2. [はい]をクリックします。

注: 管理モジュールは、非アクティブにした後に削除してください。 「管理モジュールのアクティブ化または非アクティブ化」を参照してください。

管理モジュールのアクティブ化または非アクティブ化

管理モジュールが非アクティブ化されると、その内部のエレメントはすべて非アクティブになります。

管理モジュールをアクティブまたは非アクティブにする方法

  1. 管理モジュールエディタ ツリーで、管理モジュールを選択します。
  2. 選択した管理モジュールの設定ペインで、[アクティブ]チェック ボックスをオンまたはオフにします。
  3. [適用]をクリックします。

管理モジュールの編集可能化または編集不可化

モジュールが編集不可の場合は、それに含まれるエレメントも編集不可です。 管理モジュール エディタ ツリーでは編集不可の管理モジュールを、[管理モジュール]アイコンに表示される小さな錠前のマークで見分けることができます。

ユーザ作成のカスタム管理モジュールは編集可能です。ただし、ほかのユーザに変更されないように、編集不可にすることもできます。

警告: 一度 Management Module が編集不可になると、それを編集可能な状態に戻すことはできません。