前のトピック: MOM からコレクタへの接続制限次のトピック: 大規模環境をサポートするためのクラスタ キャパシティの最大化


クライアント メッセージ キューのチューニング

各 Enterprise Manager (スタンドアロン、コレクタ、MOM、および CDV)は、その各クライアントへのソケット接続ごとに送信メッセージ キューを 1 つ用意しています。 Enterprise Manager は、その送信メッセージ キューを使用して、クライアントに送信されるデータをバッファします。 クライアントには Workstation、コマンドライン Workstation インスタンス、WebView、および MOM または CDV (Enterprise Manager がコレクタであるとき)が含まれます。

これらのメッセージ キューをチューニングすると、クライアント接続のスケーラビリティが改善する場合がまれにあります。 CA Technologies はクライアント接続のスケーラビリティを改善するためにメッセージ キューをチューニングする前に、CA サポート に相談することを推奨します。

IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内の transport.outgoingMessageQueueSize プロパティは、アウトバウンド メッセージ キューのサイズを制限します。 このプロパティ値は、メッセージ コンテンツのサイズではなく、メッセージの数です。 transport.outgoingMessageQueueSize の値を増加させると、Enterprise Manager が必要とするヒープ メモリも増加します。

決まった数の送信の配信スレッドによって、すべての送信メッセージ キューが処理されます。 IntroscopeEnterpriseManager プロパティ ファイル内の transport.override.isengard.high.concurrency.pool.max.size プロパティは、利用可能な送信の配信スレッドの数を決定します。

配信スレッドがアクティブなクライアント接続より少ないと、送信メッセージは送信メッセージ キューで待機する必要があり、キューがそのキャパシティに達してしまう可能性があります。 送信メッセージ キューに空きスペースがない場合、Enterprise Manager はリクエストされたデータをクライアントに返送できません。 クライアントは、停止しているように見える場合があります。 キュー サイズおよびスレッド プール サイズを大きくすることでキャパシティが増加し、この状況を解決できます。

この問題は、多数のクライアントが各々大量のデータを要求している環境で発生する可能性があります。 この状況が頻繁に発生する環境でのみ、メッセージ キューを増やしてみてください。

次の状態は送信メッセージ キューで問題が発生していることを示しています。

送信メッセージ キューの問題が頻繁に発生するクラスタ内のすべてのコレクタおよび MOM で、送信メッセージ キュー プロパティをチューニングします。

以下の手順に従います。

  1. 各コレクタと MOM で、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを設定します。
    1. <EM_Home>/config ディレクトリに移動し、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイルを開きます。
    2. 送信メッセージ キュー プロパティを追加し、値を 6000 に設定します。

      transport.outgoingMessageQueueSize=6000

    3. MOM でのみ、transport.override.isengard.high.concurrency.pool.max.size プロパティのコメント化を解除し、値を 10 に設定します。

      transport.override.isengard.high.concurrency.pool.max.size=10

    4. ファイルを保存して閉じます。
    5. すべてのコレクタおよび MOM を再起動します。
  2. 必要な場合、環境に応じて JVM ヒープ サイズを大きくします。