CA CEM 統計集約サービスは、以下の順序で日単位の統計集約タスクを処理します。
日単位の統計集約は、午前 0 時(真夜中)以降、時間単位の統計集約の終了後に開始されます。
日単位の統計集約は、連続的なイタレーションにより実行されます。 イタレーションの回数は、間隔に基づいて名前が付けられたバンドルにグループ化され、Enterprise Manager が各イタレーションで処理可能な統計データ時間の時間数に基づいています。 たとえば、間隔が 12 時間に設定されている場合、Enterprise Manager は日単位の統計を 2 つのイタレーション(それぞれが半日分のデータを含む)で処理します。 間隔サイズは、日単位統計集約プロセスで利用可能なヒープ メモリの量に応じて、動的に設定されます。
日単位の統計集約にかかる時間は、以下によって異なります。
注: Enterprise Manager が日単位の統計集約に必要とする時間は、通常、新規インストール後 TIM ワークロードが安定するまで、2 ~ 3 日間増大します。
日単位の統計集約がどのくらいかかるを調べるには、メトリック ブラウザ ツリーの次の場所にある Aggregator:Processing Time (ms) メトリックを確認します。
*SuperDomain*|Custom Metric Host (Virtual)|Custom Metric Process (Virtual)|Custom Metric Agent (Virtual) (<Collector_Name>@5001)|Enterprise Manager|CEM|Processors|Stats Aggregator:Processing Time(ms)
ここで <Collector_Name> は統計集約サービスを実行しているコレクタ コンピュータです。
日単位の統計集約プロセスが実行される期間について、このサポータビリティ メトリックを調べます。
統計集約サービスの実行期間を計算できます。
以下の手順に従います。
たとえば、以下のエントリでは、開始時刻は 12:20 AM で、終了時刻は 11:59 AM です。したがって、継続時間は約 11.75 時間です。
16/03/12 12:20:02.728 AM PDT [INFO] [StatsProcessThreadPool-1] [Manager.com.timestock.tess.
framework.service.StatsProcessService] Daily aggregation process starting...
16/03/12 11:59:47.417 AM PDT [INFO] [StatsCollectionThreadPool-1] [Manager.com.timestock.tess.
framework.service.StatsProcessService] Daily aggregation process ended.
日単位統計集約時間が 8 時間を超える場合、統計集約サービスで利用できるリソースは、統計データ量に対して不十分です。 以下の方法によって時間を短縮することができます。
注: Enterprise Manager サービスの配置については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。
「APM データベースのサイジングに関する考慮事項」に従って、適切なデータベース ドキュメントを考慮します。
統計集約サービスはデフォルトでは、独自のヒープ設定を使って、個別の Java プロセスで実行されます。 必ず同時に実行される Enterprise Manager および統計集約サービスの両方をサポートするために十分な RAM を準備してください。 RAM サイズは、少なくとも 2 つの最大のヒープ サイズの合計に 1 GB をプラスした値である必要があります。
TIM から重いエージェント メトリック負荷および大きなネットワーク監視負荷がかかる監視環境では、Enterprise Manager サービスを実行するために、専用のコレクタを 1 台排他的に割り当てることができます。 このコレクタは、エージェント接続を拒否するように設定できます。 この設定を使うと、SmartStor 再時間区分とのリソース競合が回避され、ワークロードの多様性が軽減され、ワークロードが予測しやすくなるため、キャパシティ プラニングが簡単になります。
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