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HTTPS を介した TIM 通信の構成

デフォルトでは、TIM と、TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager とは、HTTP を介して通信します。 ただし、セキュリティを強化するため、SSL over HTTP (HTTPS)を使用して通信するように構成することもできます。

それには、TIM Collection サービスを実行する Enterprise Manager 上の tess-customer.properties ファイルに timTessCommunication.useSsl という名前のプロパティを追加します。

SSL を使用すると、Enterprise Manager と TIM 間の通信が遅くなる場合があるため、このことを考慮したうえで構成を適用します。 たとえば、Enterprise Manager と TIM が同じファイアウォール内に配置される一般的なシナリオでは、この構成を適用しないでください。

ただし、DMZ (ネットワーク非武装地帯)や、TIM データが WAN (ワイド エリア ネットワーク)上で送信されるセキュリティ保護されていない環境など、管理 VLAN の外部に TIM が配置されている場合は、この構成の適用を検討してください。

以下の手順に従います。

  1. Enterprise Manager プロパティのデフォルト値を変更する場合は、「CA APM 設定および管理ガイド」の手順に従います。
  2. tess-customer.properties ファイルを編集の目的で開き、以下の行を追加します。
    timTessCommunication.useSsl=1
    

    timTessCommunication.useSsl プロパティに 1 を設定すると、Enterprise Manager と TIM が HTTPS を介して通信するように構成されます。

  3. Enterprise Manager を再起動します。

詳細については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。