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合成トランザクションの検出の設定

合成トランザクションの監視設定は、introscope.agent.synthetic.header.names パラメータを使用して行います。

introscope.agent.synthetic.header.names パラメータの値には、監視対象の HTTP 要求が合成トランザクションの一部かどうかを判断するために使用する HTTP ヘッダ パラメータをリストします。 個々のパラメータ名はカンマで区切ります。 このパラメータが未定義、または値が空の場合、合成トランザクションは検出されません。 複数の HTTP ヘッダ パラメータ名が定義されている場合、指定された順に検査されます。 値を持つ最初の HTTP パラメータは、合成トランザクションを定義するために使用されます。

合成トランザクションがレポートされるノードは、以下のように、各トランザクションの検出に使用される特定の HTTP ヘッダ パラメータに応じて異なります。

たとえば、以下のパラメータについて考えてみます。

introscope.agent.synthetic.header.names=Synthetic_Transaction,x-wtg-info,lisaframeid

以下の x-wtg-info ヘッダが、[SampleGroup|sample|192.168.193.1|start]ノードの下のメトリックにレポートされます。

clear synthetic=true&instance=ewing&name=sample&group=SampleGroup&version=4.1.0&ipaddress=192.168.193.1&sequencenumber=1&request_id=start&executiontime=1226455047

x-wtg-info HTTP ヘッダ パラメータ値で定義されていない属性のデフォルト値は、以下のとおりです。

introscope.agent.synthetic.header.names が定義されていない場合、以下の設定パラメータは無視されます。

introscope.agent.synthetic.node.name=Synthetic Users

トランザクションが合成と認識されたノードにレポートされます。 このノードは Frontends|Apps|<WebAppName> の下にあります。ここで <WebAppName> は Web アプリケーション名です。 この値のデフォルトは、Synthetic Users です。

introscope.agent.non.synthetic.node.name=Real Users

トランザクションが合成と認識されていないノードにレポートされます。 このノードは Frontends|Apps|<WebAppName> の下にあります。ここで <WebAppName> は Web アプリケーション名です。 定義されていない場合、<WebAppName> の下に追加のノードは作成されません。

introscope.agent.synthetic.user.name=Synthetic_Trace_By_Vuser

値が合成ユーザ名として使用されている HTTP ヘッダ パラメータの名前です。 合成ユーザ名は、異なる合成トランザクションを区切るために使用されます。 各合成ユーザ名のノードは、Synthetic User ノードの下に作成されます。 この設定パラメータが定義され、この名前の HTTP ヘッダ パラメータが存在する場合、合成トランザクション メトリックがレポートされます。 トランザクションがレポートされるノードは、<Synthetic Users>|<Synthetic User> です。

注: これらのプロパティへの変更はただちに有効になります。管理対象アプリケーションを再起動する必要はありません。