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分布統計メトリックを収集するようにエージェントを設定する方法

Average Response Time メトリックを作成するために、BlamePointTracer によって分析された応答時間の分布情報を収集するようにエージェントを設定できます。 分布統計メトリックは、特定のオペレーションがどのように変化するかについて詳細な情報を提供します。 監視する応答時間値の分布統計の詳細なデータは、getExtendedMetricData Web サービスを介して利用できます。

CA APM エージェントは、特定のオペレーションの応答時間情報を収集するように設定できます。 応答時間は分布統計メトリックに格納されます。分布統計メトリックは、選択したオペレーションの Average Response Time メトリックとペアになります。

以下の手順に従います。

  1. <Agent_Home>/wily/core/config ディレクトリの IntroscopeAgent.profile ファイルを開きます。
  2. ペアとなる Distribution Statistics メトリックを作成する Average Response Time メトリックを指定するために、introscope.agent.distribution.statistics.components.pattern のコメント化を解除して編集します。 たとえば、以下の一致パターンを使用します。
    Servlets¥¥|LoginServlet:.*
    

    LoginServlet の応答時間の分布統計情報が生成されます。

  3. (オプション)以下のガイドラインを利用して、独自の一致パターンを作成します。
    1. 縦棒とピリオドは正規表現において特別な意味を持つため、メトリック ノード区切り記号の前に円記号を付加します。
    2. 円記号はエージェント プロファイルで特別な意味を持つため、円記号の前に別の円記号を付加します。

      正規表現はエージェント ログで特殊文字の後に表示されます。 例:

      Servlets¥|Login Servlet:.*
      
    3. サマリ レベルおよび個別のメトリックの正規表現に一致します。 メトリックが一致しない場合は、分布統計情報がサマリ レベルに要約されるか、あるいは作成されません。

      以下の例では、一致する表現を示します。

      Servlets(¥¥|.*):.* 
      
      Servlets.*  
      
  4. IntroscopeAgent.profile ファイルを保存して閉じます。
  5. エージェントを再起動します。