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ErrorDetector オプションの設定

エージェントが Enterprise Manager に送信するエラーの最大数を制限したり、無視するエラーを指定できるように ErrorDetector を設定できます。

ErrorDetector を有効にすると、オーバーヘッドをあまり発生させずに、エラー データをキャプチャできます。 付属のスロットルは、15 秒につき 10 個のエラーに設定されています。 この間隔でより多くのエラーをキャプチャする場合は、スロットルを増やすことができますが、オーバーヘッドがより多く発生することになるため注意してください。

ErrorDetector スロットルを変更する方法(オプション)

  1. エージェント プロファイル IntroscopeAgent.profile を開きます。
  2. introscope.agent.errorsnapshots.throttle プロパティの新しい値を入力します。
  3. エージェント プロファイル を保存します。

    注: このプロパティへの変更はただちに有効となり、管理対象アプリケーションを再起動する必要はありません。

追跡しないエラーがある場合は、エージェントでエラーを無視するように設定できます。 エラーを「タグ付け」する(エラーを識別する)ために指定する情報には、完全一致のエラー メッセージ、またはワイルドカードのアスタリスク記号を使って表したメッセージの一部を使用できます。

特定のエラーを無視する方法(オプション)

  1. エージェント プロファイル IntroscopeAgent.profile を開きます。
  2. introscope.agent.errorsnapshots.ignore プロパティで、対象となるエラーの種類を特定する情報を考え、値を設定します。

    たとえば、以下の ignore プロパティでは、プロパティで指定された「IOException」という用語が含まれるすべてのエラーが無視されます。

    introscope.agent.errorsnapshots.ignore.0=*IOException*
    
  3. その他のエラーを無視するには、そのエラーに対応したエラーを無視するプロパティを順番に追加します。 たとえば、2 つの種類のエラーを無視するには、プロパティは以下のようになります。
    introscope.agent.errorsnapshots.ignore.0=*IOException*
    introscope.agent.errorsnapshots.ignore.1=*HTTP Error Code *500*
    
  4. エージェント プロファイルへの変更を保存します。

    注: このプロパティへの変更はただちに有効となり、管理対象アプリケーションを再起動する必要はありません。