このプロパティを使用して、アプリケーション問題切り分けマップ データ設定を有効にし、適用することができます。 構成の手順については、「アプリケーション問題切り分けマップの構成」を参照してください。
アプリケーション問題切り分けマップに関連する追加のプロパティは、APMEnterpriseManager.properties ファイル内で構成します。 「APMEnterpriseManager.properties」を参照してください。
このプロパティはエージェントによってロードされ、エージェントがアプリケーション問題切り分けマップ データを Enterprise Manager にレポートする頻度を制御します。
注
このプロパティはホット設定可能ではありません。 このプロパティを変更した場合は、変更を有効にするために、エージェントと Enterprise Manager を再起動してください。
警告: このプロパティを変更する前に、APM データベースからマップ データを削除してください。 この値が変更され、古いマップ データが新しいマップ データと共に使用されると、履歴クエリによって新しい値に一致しない結果が表示されます。 APM データベースからのマップ データの削除の詳細については、「アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄」を参照してください。
この値を 1 分より小さくすることはできません。 1 分未満に設定すると、プロパティはデフォルト値の 1 日に設定されます。
この設定を決定する際、組織がアプリケーションに対して追加や変更を行う頻度を考慮してください。 設定する値が低いほど、マップに表示されるアプリケーションの依存関係はリアルタイムなものになります。ただし、エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドが増大する可能性があります。 設定する値が高いほど、マップに表示されるアプリケーションの依存関係は最新のものでなくなります。ただし、エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドが減少する可能性があります。
エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドについては、「CA APM サイジングおよびパフォーマンス ガイド」を参照してください。
以下の時間単位のいずれかを使用してください。大文字と小文字は区別されません。 それぞれ、どちらかを使用できます。
この agingTime プロパティは introscope.apm.data.timeWindow プロパティと連携して機能するため、agingTime は通常 timeWindow のサブセットになります。
例
introscope.apm.data.agingTime の値が 3 日で、introscope.apm.data.timeWindow の値が 10 日である場合、アプリケーション問題切り分けマップには、それまでの 10 日間にエージェントによってレポートされたアプリケーションの依存関係が表示されます。 10 日間依存関係のデータがレポートされなかった場合は、agingTime 期間の 3 日が経過した後 aged として表示され、timeWindow の 10 日が経過するまでマップ上に aged エレメントとして残ります。
デフォルト
1日
このプロパティは、introscope.apm.data.agingTime プロパティ内に定義された期間とは別に、期間を定義します。
注
このプロパティはホット設定可能ではありません。 このプロパティを変更した場合は、変更を有効にするために Enterprise Manager を再起動してください。
この値を 1 分より小さくすることはできません。 1 分未満に設定すると、プロパティはデフォルト値の 1 日に設定されます。
以下の時間単位のいずれかを使用してください。大文字と小文字は区別されません。 それぞれ、どちらかを使用できます。
このプロパティは introscope.apm.data.timeWindow プロパティと連携して機能するため、agingTime は通常 timeWindow のサブセットになります。
例
introscope.apm.data.agingTime の値が 3 日で、introscope.apm.data.timeWindow の値が 10 日である場合、アプリケーション問題切り分けマップには、それまでの 10 日間にエージェントによってレポートされたアプリケーションの依存関係が表示されます。 10 日間依存関係のデータがレポートされなかった場合は、agingTime 期間の 3 日が経過した後 aged として表示され、timeWindow の 10 日が経過するまでマップ上に aged エレメントとして残ります。
この設定を決定する際、組織がアプリケーションに対して追加や変更を行う頻度を考慮してください。 設定する値が低いほど、マップに表示されるアプリケーションの依存関係はリアルタイムなものになります。ただし、エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドが増大する可能性があります。 設定する値が高いほど、マップに表示されるアプリケーションの依存関係は最新のものでなくなります。ただし、エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドが減少する可能性があります。
エージェントと Enterprise Manager のオーバーヘッドについては、「CA APM サイジングおよびパフォーマンス ガイド」を参照してください。
デフォルト
3 日
このプロパティは、APM データベースからアプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄を有効にします。
注
デフォルト
アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄はデフォルトで、スタンドアロン Enterprise Manager および MOM 用のクラスタ環境内の APM データベース上で実行されます。
重要: アプリケーション問題切り分けマップ データの廃棄用のコレクタを設定することはできません。 コレクタに対して introscope.apm.pruning.enabled プロパティを true に設定した場合、エラーが返されます。
このプロパティは、アプリケーション問題切り分けマップ データを APM データベース内に保存する期間を制御します。 保存期間の値より古いマップ データは、エイジアウトしているとみなされ、廃棄することができます。
注
このプロパティはホット設定可能ではありません。 このプロパティを変更した場合は、変更を有効にするために Enterprise Manager を再起動してください。
廃棄中、introscope.apm.data.preserving.time と Introscope.apm.data.agingTime の値の合計値より古いアプリケーション問題切り分けマップ データが削除されます。
たとえば、introscope.apm.data.preserving.time の値が 30 日で、Introscope.apm.data.agingTime の値が 1 日である場合は、30 + 1 = 31 日より古いマップ データが削除されます。
警告: 保存期間の設定が短すぎると(秒単位やミリ秒単位)、アプリケーション問題切り分けマップ データは、Enterprise Manager から届いた直後に APM データベースから削除される可能性があります。
以下の時間単位のいずれかを使用してください。大文字と小文字は区別されません。 それぞれ、どちらかを使用できます。
デフォルト
365 日
このプロパティは、アプリケーション問題切り分けマップ データを APM データベースから廃棄する頻度をスケジュールします。
注
このプロパティはホット設定可能ではありません。 このプロパティを変更した場合は、変更を有効にするために Enterprise Manager を再起動してください。
introscope.apm.pruning.cron.trigger.expression プロパティは、Open Symphony Quartz CronTrigger のスケジューラ式形式で設定されます。 Quartz CronTrigger の詳細については、www.quartz-scheduler.org を参照してください。
この式は、スペースで区切られた 6 または 7 つのフィールドで構成される文字列です。 文字列内のフィールドの順序は、左から右へ、以下のとおりです。
秒、分、時間、日、月、曜日、年
フィールドには、以下のものを含めることができます。
許可された値、特殊文字、および式の例については、www.quartz-scheduler.org を参照してください。
デフォルト
0 0 6 * * ? - このデフォルト式では、毎日午前 6 時にマップ データが廃棄されます。
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