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例: test_regex コマンドを使用した SmartStor データ問題の検出

この例では、text_regex コマンドを使用して、JMX メトリック データの急増を検出します。

以下の手順に従います。

  1. test_regex コマンドを実行し、metrics.metadata の読み取り可能なバージョンを作成します。

    たとえば、以下のようになります。

    <EM_Home>¥tools>SmartStorTools.bat test_regex
    -metrics -src <EM_Home>¥data

    この結果、メタデータ メトリックのリストが表示されます。

  2. メタデータ メトリック リストを確認し、メトリック リークまたはメトリック急増の原因として考えられるソースを判別します。

    たとえば、JMX メトリックのメトリック メタデータ エントリが大量にあることが検出される場合があります。

  3. (オプション)スクリプトを実行して、メトリックの並べ替えやグループ化を行います。

    たとえば、JMX メトリックがメトリック急増のソースであることを確認するには、以下のスクリプトを実行できます。

    grep '|'.* | awk -F'|' '{print $1}' | sort | uniq -c

    UNIX システムを使用している場合は、並べ替えスクリプトを含む完全な test_regex コマンドとして、次のように指定します。

    SmartStorTools.sh test_regex -metrics <エージェントの正規表現> -src ../data | grep '|'.* | awk-F'|' '{print $1}' | sort | uniq –c
    例: SmartStorTools.sh test_regex -metrics ".*" -src ../data | grep '|'.* | awk -F'|' '{print $1}' | sort | uniq -c

  4. 並べ替えの結果を確認します。

    たとえば、以下のようなメトリックの数とタイプに関するリストが表示されます。

    1054327 JMX

    1564 JSP

    1051 OlamWebApp

    889 EJB

    569 CEF

    496 Struts

    173 Edocs

    167 Servlets

    36 CPU

    29 Sockets

    この例では、SmartStor に 100 万以上のメトリックが保存されており、その大部分は JMX メトリックです。 これは、JMX メトリックの急増があったことを示しており、SmartStor ツールによるクリーンアップが可能です。 メトリック急増の詳細については、「CA APM Java Agent 実装ガイド」または「.NET Agent 実装ガイド」を参照してください。