Enterprise Manager データベースの構成 › SmartStor、ベースライン、およびトランザクション イベント データのバックアップ

SmartStor、ベースライン、およびトランザクション イベント データのバックアップ

Enterprise Manager を停止した後で、Enterprise Manager SmartStor、ベースライン、およびトランザクション イベントのデータ ファイルをバックアップしてから、それらで作業することができます。

デフォルトでは、SmartStor およびベースライン データはすべて Enterprise Manager によって <EM_Home>/data ディレクトリに保存されます。

SmartStor 用の Enterprise Manager データ ファイルは以下のとおりです。

• metrics.metadata ファイル。エージェントがレポートした各種メトリックに関する情報を追跡します （最も重要なことは、metrics.metadata は、メトリックの名前を追跡するということです）。
• .spool で終わるファイル（1251226800000.spool など）のうち、
  Enterprise Manager によるスプールからクエリへの最後の変換以降に SmartStor に送信された 15 秒のメトリック値を保持するファイル。 .spool ファイルでは、1 時間分を超えるデータは保持されません。
• .data で終わるファイル（1251183600000.data など）のうち、SmartStor の読み取り専用クエリに最適化された形式でメトリック値が保持されているファイル。 これらのファイルには、15 秒、1 分、および 1 時間のデータ ポイント値が保持されます。

ベースライン データ用の Enterprise Manager データ ファイルは以下のとおりです。

• baselines.db

デフォルトでは、Enterprise Manager によって、すべてのトランザクション追跡およびイベント データが <EM_Home>/traces ディレクトリに格納されます。 トランザクション イベント データ用の Enterprise Manager データ ファイルは以下のとおりです。

• traces_YYYYMMDD.db。 例： traces_20090923.db

Enterprise Manager は実行中、metrics.metadata、.spool、.data の各ファイルをエラーなく作成し、書き込みを行える必要があります。 そのため、CA Technologies は、Enterprise Manager データの移動、コピー、およびその他の作業を行う前に、Enterprise Manager を停止することを強くお勧めします。

警告： Enterprise Manager の実行中に Enterprise Manager データ ファイルをコピーまたは編集すると、データが失われます。

Enterprise Manager がシャットダウンされていれば、Enterprise Manager データのバックアップおよび作業として、以下のすべてが実行可能です。

• バックアップ メディアへのデータの保存
• Smartstor ツールを使用した SmartStor データの編集
  SmartStor ツールの詳細については、「SmartStor ツールを使用した SmartStor データのチューニング」を参照してください。
• データの圧縮
• データのリストア
• 別の Enterprise Manager でオフラインで表示するためのデータのコピー