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SmartStor によるデータ保存の設定

SmartStor は、実運用環境で稼働している間、すべてのアプリケーションのパフォーマンス データ(Introscope メトリック)を外部データベースを使用せずに常時記録します。 外部データベースを使わずに、履歴データを分析してアプリケーション ダウンタイムの根本原因を特定したり、キャパシティの分析を行ったりすることができます。 SmartStor は Introscope のインストール時にデフォルトで有効に設定されます。

1 時間に 1 回、正時に、SmartStor は、クエリ処理を最適化するために .spool ファイルを .data ファイルに変換します。

1 日に 1 回、午前 0 時に、SmartStor は Enterprise Manager 層設定に基づいて履歴メトリック データを再フォーマットし、エイジアウトしたメトリックおよびメタデータを削除します。

以下は、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内のデフォルトの層設定です。

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier1.frequency=15

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier1.age=7

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier2.frequency=60

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier2.age=30

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier3.frequency=900

introscope.enterprisemanager.smartstor.tier3.age=365

SmartStor では、最近使用されたデータが最も頻繁にアクセスされるデータであり、精度が最も高いと仮定したストレージ階層が使用されます。 以下は、上記のデフォルト プロパティ設定に基づいたデータ精度です。

15 秒のチャンクで 1 週間分のデータを保存(非圧縮)

1 分(60 秒)のチャンクで 30 日分のデータを保存(圧縮)

15 分(900 秒)のチャンクで 1 年分のデータを保存(圧縮)

重要: 専用のディスクに書き込むように SmartStor を設定して、Enterprise Manager のパフォーマンスおよび応答性に重大な影響を与えないようにします。 Enterprise Manager のほかのアクティビティや、ホストで実行中のほかのプロセスとのディスク競合は、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。

SmartStor データ専用のディスクをセットアップする場合、このプロパティを true に設定します。 Enterprise Manager インストーラは、デフォルトではこのプロパティを false に設定します。 「introscope.enterprisemanager.smartstor.dedicatedcontroller」を参照してください。

以下のセクションでは、SmartStor の計画および設定について説明します。