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APM データベース構成のインポート

APM データベース間で構成設定をインポートできます。 たとえば、configimport.bat または configimport.sh プログラムを使用して、QA システムから実運用システム上にデータベース構成をインポートできます。 インポートされる構成設定にはユーザおよびユーザ グループ、ビジネス サービスおよびトランザクションが含まれます。

APM データベース構成のインポート プロセスでは、以下の処理が実行されます。

注: 構成は、以前のバージョンの CA CEM からインポートできます。 たとえば、CA CEM 4.1 から構成をダウンロードしてエクスポートし、CA CEM 4.2 にアップロードしてインポートできます(Linux のみ)。

以下の手順に従います。

  1. ご使用のオペレーティング システムで <EM_Home>/install/database-scripts ディレクトリに移動します。 例:
    cd /home/Introscope9.0.5.0/install/database-scripts/unix
    
  2. コマンドまたはターミナル ウィンドウを開き、以下の引数を使用して、Windows では configimport.bat、その他のプラットフォームでは configimport.sh を実行します。
    ConfigImport -dbhost <ホスト名> -dbname <データベース名> -dbport <ポート番号> -databasetype <データベース タイプ> -dbuser <データベース ユーザ> -dbpassword <パスワード> -dbscriptsdir <ディレクトリ> -importfile <インポート ファイル名> -targetRelease <ターゲット リリース> -dbserviceuser <データベース サービス ユーザ> -dbservicepwd <データベース サービス パスワード> [-postgresinstalldir <postgres インストール ディレクトリ>] [-nolog] [-jdbcbatchsize <jdbc バッチ サイズ>] [-promptbeforeimport true|false] [-is64Bit true|false]
    
    dbhost

    データベースをホストするコンピュータのホスト名または IP アドレスを指定します。 このコマンドに localhost を使用することはできません。

    dbname

    データベース インスタンス名を指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を cemdb に設定します。 Oracle を使用する場合、この引数を Oracle システム識別子(SID)に設定します。

    dbport

    データベースが Enterprise Manager およびその他のコンポーネントと通信するときのポートを指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を 5432 に設定します。 Oracle を使用しており、デフォルト リスナ ポートを変更しなかった場合、この引数を 1521 に設定します。

    databasetype

    使用しているデータベースのタイプを指定します。 引数を postgres または oracle に設定します。

    dbuser

    APM データベースと関連付けるデータベース ユーザのユーザ名を指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を admin に設定します。 Oracle を使用する場合、この引数を APM データベース スキーマ所有者に設定します。

    dbpassword

    APM データベースと関連付けるデータベース ユーザのパスワードを指定します。

    dbscriptsdir

    データベース固有の SQL スクリプトのディレクトリを指定します。 たとえば、Oracle データベース スキーマを使用する場合は <EM_Home>/install/oracle/database-scripts、PostgreSQL データベースを使用する場合は <EM_Home>/install/database-scripts を使用します。

    importfile

    インポートするデータを含む XML ファイルの絶対パスおよびファイル名を指定します。

    dbserviceuser

    PostgreSQL 管理サービス ユーザ アカウントを指定します。 デフォルトの管理サービス アカウントは postgres です。 この引数は Oracle では使用できません。

    dbservicepwd

    PostgreSQL 管理サービス ユーザ アカウントのパスワードを指定します。

    postgresinstalldir

    (オプション) PostgreSQL を使用する場合、APM データベースのディレクトリの場所を指定します。 Linux または Solaris では、パスにスペースが含まれる場合、パスは引用符で囲むか、またはエスケープ シーケンスを含める必要があります。 たとえば、ディレクトリが /root/Introscope Enterprise Manager である場合、「/root/Introscope Enterprise Manager」または「/root/Introscope¥ Enterprise¥ Manager」として場所を指定できます。

    デフォルトを変更しなかった場合、場所は、32 ビット Linux または Solaris の場合は opt/databas、64 ビット Linux または Solaris の場合は opt/database/postgres/8.3-community、または Windows の場合は <EM_Home>¥database です。

    この引数は Oracle では使用できません。

    targetRelease

    インポートするターゲット リリースを指定します。 たとえば、9.0.5.1 設定ファイルをインポートできますが、DB を 9.1.0.0 にアップグレードしたい場合があります。

    nolog

    (オプション)標準出力 (StdOut) へのログ記録をオフにすることを指定します。

    jdbcbatchsize

    (オプション) JDBC (Java DataBase Connectivity) を通じて一度に転送するデータ パケットの最大サイズを指定します。 デフォルト値は 2500 です。

    promptbeforeimport

    (オプション)configimport プログラムでデータのインポートを開始する前に、プロンプトを表示するどうかを指定します。 プロンプトを表示する場合は、このパラメータを true に設定します。 デフォルト値は false です。

    is64Bit

    (オプション) PostgreSQL データベースが 32 ビットか 64 ビットかを指定します。64 ビット PostgreSQL データベースへデータをインポートする場合、このパラメータを true に設定します。 この引数は Oracle データベースでは使用できません。

    たとえば、Linux の PostgreSQL データベース上で configimport プログラムを実行するには、以下のようなコマンド ラインを使用します。

    ./configimport.sh -dbhost sfqa07 -dbname cemdb -dbport 5432 -databasetype postgres -dbuser admin -dbpassword mypassword -dbscriptsdir /apps/Introscope/install/database-scripts -importfile /tmp/apm_data.xml -dbserviceuser postgres -dbservicepwd %pas5w0rd -postgresinstalldir /opt/database -promptbeforeimport true
    

インポート スクリプトは、初期検証チェックを実行して、XML の形式が正しいことを確認します。

インポート スクリプトには、XML コンテンツを正常に処理できるように XML をさらに徹底的に検証するオプションも用意されています。 「Y」を入力すると検証が実行されます。「N」を入力すると、XML コンテンツを検証せずにインポートが続行されます。

注: この 2 番目の検証は、XML ファイルのサイズに応じて、時間がかかることがあります。 XML データを正常にインポートできることを確認することが重要です。正常にインポートできないと、エラーが発生します。

スクリプトでは、進捗状況メッセージが表示されます。検証が完了してインポートが開始したとき、およびインポートが完了したときに、メッセージが表示されます。

どちらかの検証チェックが失敗すると、エラー メッセージが表示され、構成のインポートは停止します。 両方の検証チェックが成功すると、スクリプトによって、指定されたデータベース構成データがインポートされます。

重要: 設定のインポートでは、既存の HTTP アナライザ プラグインの設定はインポートされません 。 プラグインを手動でインストールするには、CEM コンソールを使用します。