このセクションでは、インターネット プロトコル バージョン 6 (IPv6)、IPv6 ネットワーク上の CA CEM 向けのマシン設定ページ、および CA CEM での IPv6 のアドレス形式について簡単に説明します。
インターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)のアドレスは、今後数年以内に使い尽くされる見込みです。 IPv6 により、利用可能なインターネット アドレスの数は増加します。
IPv6 アドレスは 128 ビット(16 バイト)です。 通常は、基数 16(16 進数)で作成され、各 16 ビット グループはコロン(:)で区切られます。 たとえば、2001:0db8:30d2:55c9:06ff:e579:5aa4 となります。
対照的に、IPv4 アドレスは 32 ビット(4 バイト)です。 通常は、基数 10 で作成され、各バイトはドット(.)で区切られます。 たとえば、172.24.131.197 です。
CA CEM での IPv6 サポートには 2 つの面があります。
これらの 2 つの面は相互に依存しません。 たとえば、IPv4 ネットワークに CA CEM マシンを配置して、IPv6 ネットワーク トラフィックおよび IPv4 ネットワーク トラフィックを監視することができます 同様に、IPv6 (またはデュアルスタック)ネットワークに CA CEM マシンを配置して、IPv6 ネットワーク トラフィックおよび IPv4 ネットワーク トラフィックを監視することができます。
CA CEM は、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方をサポートします。 フィールドに IP アドレスまたはサブネット マスクを入力する場合は、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのどちらかを入力できます。
IPv6 ネットワーク トラフィックを監視する方法
「IPv6 の有効なアドレス形式」を参照してください。
CA CEM を設定してインストールする場合は、SE またはサポート担当者からの指示、または「CA APM インストールおよびアップグレード ガイド」に記載されている手順に従ってください。 デュアルスタックのホストとして、IPv4 アドレスおよび IPv6 のアドレスが Enterprise Manager および TIM の各マシンに割り当てられます。
重要: TIM に IPv6 アドレスを割り当てる場合は、TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager にも IPv6 アドレスを割り当てる必要があります。 同様に、TIM に IPv4 アドレスを割り当てる場合は、TIM コレクション サービスを実行する Enterprise Manager にも IPv4 アドレスが必要です。
この重要な制約は、たとえば、CA CEM コンソールでは以下のように適用されます。
構成の確認、変更、またはトラブルシューティングを行う必要がある場合は、以下の手順に従います。
TIM 上の CA CEM の IPv6 設定を確認または変更する方法
[IPv6 Setup]ページについての注意点を以下に示します。
デュアルスタック Enterprise Manager の IP アドレスを変更する方法
CA CEM コンソールを参照するようにブラウザを設定する方法
パスの例については、「IPv6 の有効なアドレス形式」を参照してください。
IPv6 アドレスに使用する表記は、CEM コンソールを使用しているか、または[Wily System Setup]ページを使用しているかによって異なります。
UI で所定の例に従っていることを確認します。
[IPv6 Setup]ページでは、サブネット マスクではなくプレフィックスの長さを使用する必要があります(アドレスとの間をスラッシュで区切ります)。
以下の表に、CA CEM で IPv6 アドレスに使用できる表記の例を示します。
IPv6 アドレスの例 |
表記および注意事項 |
---|---|
3fff:ffff:0ed5:0000:0000:0000:2448:78eb |
標準表記 CA CEM 内のどこででも使用できます。 |
3fff:ffff:ed5:0:0:0:2448:78eb |
16 ビット グループ内で先頭の 0 を省略 CA CEM 内のどこででも使用できます。 |
3fff:ffff:fed5::2448:78eb |
圧縮表記 CEM コンソールの UI (サブネット マスクでスラッシュを使用して表記する場合を除く)、および[管理]の[記録セッション]ページでは使用しないでください。 |
3fff:ffff:fed5:0::/64 |
スラッシュを使用した表記 サブネット マスク([設定]-[ドメイン]-[サブネット マスク]および[管理]-[ユーザ グループ])および手動による IPv6 アドレス([Wily System Setup]-[Machine Settings]-[Configure IPv6])に使用します。 |
ffff:ffff:ffff:ffff:0:0:0:0 |
サブネット マスク サブネット マスク([設定]-[ドメイン]-[サブネット マスク]および[管理]-[ユーザ グループ])に使用します。 |
2001:0db8:85a3:08d3:0:0:172.31.124.132 |
IPv4 と IPv6 の混在表記 [管理]の[記録セッション]ページを除き、CA CEM では使用しないでください。 |
以下の表に、CA CEM で IPv6 パスに使用できる表記の例を示します。
IPv6 パスの例 |
表記および注意事項 |
---|---|
http://cemhost_ipv6:8081/wily |
CEM コンソールへのパスの例(ここで、cemhost_ipv6 はホスト名として定義されます)。 |
http://[2001:db8:85a3:8d3:0:0:370:7348]:8081/wily |
CEM コンソールへのパスの例(ここで、Enterprise Manager の IP アドレスは IPv6 です)。 |
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