通常、トランザクションは、あるプロセスから別のプロセスへ渡される一連の呼び出しおよび応答で構成されます。 多くの場合、トランザクションのさまざまなセグメントは別々の論理または物理サーバ上で実行されるか、別々のコンポーネントまたはバックエンド システムに分散される場合があります。
したがって、完全なトランザクションをアセンブルするには、どの処理セグメントが同じトランザクションの一部か、いつトランザクション内の 1 つのプロセスが別のプロセスを呼び出すかを特定することが必要です。 異なる JVM または CLR インスタンス上で実行できるプロセスを呼び出すトランザクションを最初から最後まで追跡するには、エージェントはトランザクションに相関識別子を追加します。 相関識別子は、同じトランザクションの一部であるセグメントを特定するために、あるプロセスから別のプロセスへ渡すことができます。
同じトランザクションの一部であるコンポーネントを特定することに加えて、相関識別子は、トランザクションのさまざまな部分が呼び出される順序を追跡するための、シーケンスの情報を提供します。 シーケンスの情報により、トランザクション セグメントが呼び出される順序を参照できます。 同期トランザクションの場合、順序は、トランザクション セグメント間の呼び出し元と呼び出し先の関係の特定に役立ちます。 非同期トランザクションの場合、順序は、複雑なクライアントおよびサーバ トランザクション セグメントの複数のプロセスにまたがる処理ワークフローの特定に役立ちます。
相関識別子データ セットは、エージェントによって自動的に管理され、Enterprise Manager に提供されます。 この情報は、選択したトランザクションをトランザクション追跡ビューアでグラフィカル形式で表示するために使用されます。
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