プロセスにまたがるトランザクション追跡では、エージェントはあるプロセスから別のプロセスへ渡すことができる相関識別子を挿入する必要があります。 エージェントはこの相関識別子を SOAP ヘッダまたは HTTP ヘッダに挿入できます。
ほとんどのサービスが SOAP メッセージングを使用するため、相関識別子は SOAP ヘッダにデフォルトで挿入され、そのヘッダから読み取られます。 ただし、ある特定の状況では、HTTP ヘッダを使用して相関識別子を渡すことが優先される場合があります。 たとえば、まれな状況ですが、SOAP ヘッダに相関識別子を追加すると、メッセージが拒否される場合があります。これは、相関 ID によって SOAP ペイロードが変更されるためです。
アプリケーションがどのように SOAP メッセージを処理するか、どのようにセキュリティを実装したかに応じて、IntroscopeAgent.profile ファイルを修正して、HTTP ヘッダまたは SOAP ヘッダのいずれで相関 ID を渡すかを選択できます。
クライアント側およびサーバ側の相関識別子の処理を制御する 4 つのエージェント設定プロパティがあります。 これらのプロパティを使用して、相関識別子を SOAP ヘッダ、HTTP ヘッダ、または両方のヘッダ プロトコルに挿入するか、まったく挿入しないかを指定できます。 これらのプロパティは、以下の標準のエージェント プレフィックス com.wily.introscope.agent で始まります。
クライアントが SOAP ヘッダに相関識別子を挿入することを有効にします。
デフォルトでは、このプロパティは true に設定されています。
クライアントが HTTP ヘッダに相関識別子を挿入することを有効にします。
デフォルトでは、このプロパティは false に設定されています。
サーバが SOAP ヘッダから相関識別子を読み取ることを有効にします。
デフォルトでは、このプロパティは true に設定されています。
サーバが HTTP ヘッダから相関識別子を読み取ることを有効にします。
デフォルトでは、このプロパティは false に設定されています。
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