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分散型 CTG プラットフォーム上での ChangeDetector の有効化

ChangeDetector は、Windows、Linux、および UNIX などの分散化(非 z/OS)システム上でサポートされています。 ChangeDetector は、CTG 設定ファイル(ctg.inictgenvvar など)、および関連する JAR ファイルの両方を監視して、システムに対して何らかの変更が行なわれたかどうかを検出するように設計されています。 この設計により、CTG 環境で停止や問題を引き起こす可能性がある設定変更を追跡できます。

CTG の拡張機能には、ChangeDetector で CTG インストールを正しく監視できるようにするために、カスタマイズする必要があるデフォルトの ChangeDetector 設定ファイルが含まれています。 さらに、ChangeDetector によって監視するためにほかのファイルを追加できます。

: 監視のためのファイルの追加方法の詳細については、「CA APM ChangeDetector ユーザ ガイド」を参照してください。

このセクションでは、CTG に関連する ChangeDetector の監視について明示的に焦点を当てます。 ChangeDetector-config.xml ファイルには、CTG および関連する Introscope エージェント ファイル エンティティを監視するための ChangeDetector 設定のデフォルト セットが含まれます。 この設定を正しく使用するには、ChangeDetector-config.xml ファイル内の 2 つのエントリを更新します。

注: 分散型 CTG システム上で ChangeDetector を使用している場合、ChangeDetector は、Java クラス監視を使用して Java クラスの変化を検出できないことに注意してください。 この制限は、CTG エージェントが手動でプローブされており、Java クラスの動的な変化を検出できないことによります。
(ChangeDetector は、ファイル システムおよび設定プロパティ ファイルの変化を想定通り監視および検出できます。)

次の手順に従ってください:

  1. CTG ディレクトリ コマンド ブロックで ChangeDetector-config.xml ファイルを更新する方法
    <!-- ============================================== -->
    <!-- change the name= property below to point to your CTG directory -->
    <!-- ============================================== -->
    <scan-directory recursive="true" name="your CTG directory" fileset="default" enabled="true" />
    

    特定の CTG ディレクトリに指すように name= パラメータを変更します。

    たとえば、CTG インストールが ctg<ccc> ディレクトリ下にあった場合
    /usr/lpp/ctg/ctg<ccc> となり、scan-directory エントリの name パラメータを以下のように設定します。

    <scan-directory recursive="true" name="/usr/lpp/ctg/ctg<ccc>" fileset="default" enabled="true" />
    
  2. CA APM ディレクトリ コマンド ブロックで、以下のように変更します。
    <!-- ============================================== -->
    <!-- change the name= property below to point to your CA APM directory -->
    <!-- ============================================== -->
    <scan-directory recursive="true" name="your CA APM directory" fileset="default" enabled="true" />
    

    特定の CA APM インストール ディレクトリを指すように、name= パラメータを変更します。

    たとえば、CA APM インストールが以下のディレクトリ下にあった場合
    /usr/vendor/ca apm

    scan-directory エントリの name パラメータを、以下のように変更します。

    <scan-directory recursive="true" name="/usr/vendor/ca apm" fileset="default" enabled="true" />
    
  3. これらの変更が終わったら、Introscope エージェント ディレクトリに更新された ChangeDetector-config.xml ファイルを入れます。
  4. エージェントの .ext ディレクトリに ChangeDetectorAgent.jar ファイルがインストールされることを確認します。
  5. ChangeDetector 設定ファイルへのパスを指定するために、エージェント プロファイルの introscope.changeDetector.profile=config エントリを変更します。
  6. エージェント プロファイルの introscope.changeDetector.agentID= config エントリには、ChangeDetector エージェントに対して使用する名前が含まれることを確認します。

    たとえば、CTG インストールが ctg<ccc> ディレクトリ下にあった場合
    /usr/lpp/ctg/ctg<ccc> となり、scan-directory エントリの name パラメータを以下のように設定します。

    <scan-directory recursive="true" name="/usr/lpp/ctg/ctg<ccc>" fileset="default" enabled="true"/>
    

上記の手順を実行した後、ChangeDetector を使用して、CTG サーバを監視できます。

ChangeDetector データの表示と解釈の詳細については、「CA APM ChangeDetector ユーザ ガイド」を参照してください。