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レスポンス時間

管理コンソール には、レスポンス時間の測定値が表示されます。これは、5 分間隔で平均され、以下を含みます。

注:  これらのレスポンス時間の定義は、WAN 向けに最適化されたトランザクションでは異なります。

サーバ レスポンス時間

サーバがクライアント要求に対する初期レスポンスを送信するのにかかる時間、またはサーバの初期「思考時間」。サーバ レスポンス時間の増加は、通常以下のことを示しています。

データ転送時間

レスポンス全体(最初のパケットから最終パケットまで)を送信するのにかかった時間。 TCP ウィンドウに収容しきれない大量のデータを送信する場合は、[データ転送時間]から初期サーバ レスポンス時間を除外し、ネットワーク ラウンドトリップ時間のみを含めます。

再送信遅延

元のパケット送信から最後の重複するパケット送信までに経過した時間。 管理コンソール は再送信パケット数に対してだけではなく観測を通した平均としての再送信遅延をレポートします。 10 個で 1 セットの 1 つのパケットが 300 ミリ秒の再送信時間を必要とする場合、再送信遅延は 30 ミリ秒(300 ミリ秒/10 パケット)としてレポートされます。

ネットワーク ラウンドトリップ時間

パケットがネットワーク上をクライアントからサーバおよびサーバからクライアントの両方向に移動するのにかかる時間。

合計トランザクション時間

永続的な TCP 接続において TCP トランザクションまたはデータ要求を完了するのにかかる時間。

実効ラウンドトリップ時間

ネットワーク ラウンドトリップ時間と再送信によって発生した遅延の合計。