3 方向ハンドシェーク
TCP プロトコルにおける 3 方向ハンドシェークは、クライアントとサーバの間で接続を確立するために使用されます。 SYN パケットがクライアントからサーバに送信され、接続準備が開始されます。 すると、SYN-ACK パケットがサーバからクライアントに送信され、クライアントからの SYN の受信の確認応答が行われます。 最後に、ACK パケットがクライアントからサーバに送信され、サーバからの SYN-ACK の受信の確認応答が行われた後、TCP 接続が確立されます。 監視デバイスは、ネットワーク上で監視されている接続の時間調整および分析で 3 方向ハンドシェイクを使用します。
5 分サマリ ファイル
5 分サマリ ファイルは、CA Application Delivery Analysis Standard Monitor、Multi-Port Monitor、Virtual Systems Monitor、CA GigaStor、または Cisco NAM によって作成されます。各パフォーマンス メトリック/アプリケーション/サーバ/ネットワークの組み合わせに対する 5 分間の平均から構成されます。
ACK パケット
TCP 接続の設定中、サーバからの SYN-ACK パケットの受信を確認するために、ACK パケットがクライアントによってサーバに送信されます。
CA ADA Availability Poller サービス
CA ADA Availability Poller サービスは、アプリケーションの可用性をチェックします。 アプリケーションをホストするサーバが CA Standard Monitor によって監視されている場合、このチェックは監視デバイスによって実行されます。 それ以外の場合は、CA ADA マネージャ上の CA ADA Availability Poller サービスがアプリケーションの可用性をチェックします。
CA ADA Batch サービス
CA ADA Batch サービスは、CA ADA マネージャ上で CA ADA Master Batch サービスによって処理される .dat データ ファイルをステージングします。 このサービスは CA Standard Monitor 上で実行されます。
CA ADA Data Pump サービス
CA ADA Data Pump サービスは、CA ADA マネージャ上でデータベース メンテナンスを毎週実行します。
CA ADA Data Transfer Manager サービス
CA ADA Data Transfer Manager サービスは、CA ADA マネージャ上で定義されたアプリケーション、サーバ、クライアント ネットワークに基づいて、Cisco WAE デバイス監視を同期します。 このサービスは CA ADA マネージャ上で実行されます。
CA ADA Inspector Agent サービス
CA ADA Inspector Agent サービスは、アプリケーション、サーバ、および関連するネットワーク上で調査を起動します。 アプリケーションをホストするサーバが CA Standard Monitor によって監視されている場合、調査は監視デバイスから起動されます。 そうでない場合、CA ADA マネージャ上の CA ADA Inspector Agent サービスが調査を起動します。
CA ADA Inspector サービス
CA ADA Inspector サービスは、CA ADA Master Batch サービスによって処理される 5 分間の .dat ファイルを CA ADA マネージャ データベースにロードし、CA ADA Inspector Agent サービスと通信して調査を起動します。 このサービスは CA ADA マネージャ上で実行されます。
CA ADA Master Batch サービス
CA ADA Batch サービスは、管理コンソール 上で実行され、CA Standard Monitor で CA ADA Batch サービスから受信したデータ ファイルを 5 分の .dat ファイルに格納します。 このサービスは CA ADA マネージャ上で実行されます。
CA ADA Messenger サービス
CA ADA Messenger サービスは、CA ADA マネージャ上に定義されたアプリケーション、サーバ、クライアント ネットワークに基づいて、割り当てられた CA Standard Monitor、CA Multi-Port Monitor、CA GigaStor 監視デバイス 上で監視を同期します。 このサービスは CA ADA マネージャ上で実行されます。
CA ADA Monitor Management サービス
CA ADA Monitor Management サービスは、CA ADA マネージャからの要求に応答し、.dat ファイルを転送します。 このサービスは CA Standard Monitor 上で実行されます。
CA ADA Monitor サービス
CA ADA Monitor サービスは、ミラーリングされた TCP パケットおよびパケット要約ファイルを CA ADA 監視デバイスから受信します。 このサービスは、CA Standard Monitor および CA ADA マネージャ上で実行されます。
CA ADA Reader サービス
CA ADA Reader サービスは、CA GigaStor 上で実行され、TCP ヘッダから構成されるパケット要約ファイルを、割り当てられた CA ADA Standard Monitor または Multi-Port Monitor にメトリック計算のために送信します。
CA Application Delivery Analysis マネージャ(CA ADA マネージャ)
CA Application Delivery Analysis マネージャ(CA ADA マネージャ)は、CA ADA アーキテクチャのコンポーネントで、複数の監視デバイスに対して中央での設定、分析、管理、およびレポーティング機能を提供します。 CA ADA マネージャは、割り当てられた監視デバイスからレスポンス時間メトリックを受信します。これには、CA ADA Standard Monitor、Multi-Port Monitor、Virtual Systems Monitor、CA GigaStor、または Cisco NAM が含まれます。
CA Observer Expert
CA Observer Expert は CA GigaStor にバンドルされています。 これは、CA ADA からのアプリケーション レスポンス時間の監視を、根本原因解析のためにパケット レベル データへのドリル イン機能と組み合わせます。
FIN パケット
TCP プロトコルでは、サーバへの TCP 接続を確立するときは、SYN パケットがクライアントによって使用されます。 同様に、FIN パケットは TCP 接続の切断または終了を開始するために使用されます。 監視デバイスは、FIN パケットまたは RST パケットを受信したときに、TCP 通信が終了されていると判断します。
NetQoS MySql51 サービス
CA ADA マネージャ データベースをホストする MySql サーバを開始および停止します。
OLA
パフォーマンス OLA(運用レベル契約)および可用性 OLA(運用レベル契約)を参照。
ping レスポンス時間調査
ping レスポンス時間調査は、ping 要求を送信してから ping 応答を受信するまでにかかる時間を測定するサーバ インシデント レスポンスであり、パケットのラウンドトリップ時間についてレポートします。 CA Application Delivery Analysis 管理者は、この調査を開始またはスケジュールすることもできます。
ping レスポンス時間とパケット サイズの比較調査
ping レスポンス時間とパケット サイズの比較調査は、さまざまなサイズの ping 要求(データ パケット)に対する ping 応答を受信するのにかかる時間を測定します。 この調査は、さまざまなパケット サイズでの過度の遅延や接続不良状態を追跡するのに役立ちます。 CA ADA 管理者はこの調査を起動またはスケジュールすることもできます。
RST パケット
RST パケットは、TCP セッションを正常に終了するための方法です。 Web ブラウザは通常 FIN ではなく RST でセッションを終了します。 管理コンソールは、接続ハンドシェークの間、RST パケットのみを「未対応のセッション リクエスト」としてカウントします。 監視デバイスが、TCP 3 方向ハンドシェークが完了する前に RST を検出した場合、管理コンソールはセッションが拒否されたものと認識します。
severity
重大度は、特定の期間にわたるパフォーマンス データを指定したしきい値によって分類([なし]、[未評価]、[マイナー]、[メジャー]、および[使用不可])します。
SNMP 経由のパフォーマンス調査
SNMP 経由のパフォーマンス調査は、SNMP が CPU 使用率およびメモリ使用率などのパフォーマンス情報をサーバに対してポーリングするサーバ インシデント レスポンスです。 CA ADA 管理者はこの調査を起動またはスケジュールすることもできます。
SNMP トラップ通知
SNMP トラップ通知は、影響を受けたアプリケーション、サーバ、ネットワークの[オープン]または[クローズ]のインシデント ステータスについて SNMP マネージャに通知するアプリケーション インシデント レスポンス、ネットワーク インシデント レスポンス、またはサーバ インシデント レスポンスです。
SNMP プロファイル
SNMP プロファイルは、SNMPv3 ユーザ認証情報および SNMPv1 コミュニティ名と SNMPv2 コミュニティ名を管理するために管理コンソールによって使用されます。 SNMP プロファイルには、サーバまたはネットワーク デバイス上の SNMP エージェントにクエリしたり、SNMP トラップ メッセージを送信するために管理コンソールが必要とする SNMP ユーザ認証情報があります。
SPAN
SPAN (Switched Port Analyzer)は、ポート ミラーリングとしても知られており、1 つのスイッチ ポート上で確認されたすべてのネットワーク パケットのコピーを、別のスイッチ ポート上のネットワーク監視接続に送信するために、Cisco ネットワーク スイッチ上で使用されます。 これは、通常、ネットワーク トラフィックを監視するためにネットワーク アプライアンスによって使用されます。 SPAN により、監視デバイス が、もう 1 つのスイッチ ポート上の複数のブロードキャスト ドメイン上で発生するトラフィックを確認できるようになります。 SPAN の機能はシャーシによって異なります。
SYN-ACK パケット
TCP 接続セットアップ中、クライアントからの SYN パケットの受信を確認するために、SYN-ACK パケットがサーバによってクライアントに送信されます。 監視デバイスは、ネットワーク上で監視されている接続の時間調整および分析で SYN-ACK パケットを使用します。
SYN パケット
TCP プロトコルでは、クライアントとサーバの間の通信(接続)は 3 方向ハンドシェークによって確立されます。 SYN パケットがクライアントからサーバに送信され、接続準備が開始されます。 監視デバイスは、ネットワーク上で監視されている接続の時間調整および分析で SYN パケットを使用します。
Traceroute
Traceroute は、インシデント分析で使用される 2 種類の診断ツール(ICMP または TCP)のいずれかを指します。
WAN
WAN(広域ネットワーク)は、通常複数の LAN(ローカル エリア ネットワーク)で構成される広いさまざまな地域をカバーするネットワークです。 WAN は、1 つの企業の複数のオフィスで私的に使用されることも、インターネットなどで公的に使用されることもあります。
WAN 最適化デバイス
WAN 最適化デバイスは、圧縮または他のアルゴリズムによってデータ センターとリモート オフィスの間で転送されるトラフィック ボリュームを削減します。 WAN 最適化デバイスの例は、Cisco WAE デバイスや Riverbed Steelhead アプライアンスなどです。
アクション
応答アクションを参照。
アクセス層
標準的な 3 層(アクセス、ディストリビューション、コア) LAN ネットワークでは、アクセス層はサーバに最も近い層で、サーバをネットワークに接続します。 スイッチとハブは、通常アクセス層に分類されます。 通常、すべてのサーバ トラフィックはこの層で発生しますが、これには最多の監視ポイントが必要になります。
アプリケーション
アプリケーションは、一連のサーバ IP アドレスにわたって監視すべき TCP ポートまたはポートの範囲を指定します(たとえば /29 サーバ サブネットにおける TCP-80 トラフィックなど)。
アプリケーション インシデント
ネットワーク インシデントまたはサーバ インシデントがアプリケーションのパフォーマンスに影響を与える場合、アプリケーション インシデントが発生します。
基盤のネットワーク インシデントまたはサーバ インシデントによって、アプリケーションの結合メトリックがパフォーマンスしきい値を超える場合、結合メトリックがしきい値を超過します。
結合メトリックがしきい値を超えると場合、管理コンソールはアプリケーションへのパフォーマンス影響度を「メジャー」(オレンジ)または「マイナー」(黄色)と評価しますが、アプリケーション インシデント レスポンスを作成しません。 基盤のネットワークまたはサーバのインシデントがアプリケーションに対して発生する場合に起動するアプリケーション インシデント レスポンスを定義する必要があります。
アプリケーション インシデント レスポンス
アプリケーション インシデント レスポンスは、ネットワーク インシデントまたはサーバ インシデントに対するアプリケーション レスポンスです。 たとえば、Exchange アプリケーションに対してアプリケーション インシデント レスポンスを設定した場合、ネットワーク インシデントが Exchange アプリケーションにアクセスするクライアントによって作成されるか、またはサーバ インシデントがアプリケーションをホストするサーバによって作成されたら、管理コンソール がインシデント レスポンスを起動します。 データ転送時間などの結合メトリックのしきい値を超えた場合、管理コンソール はアプリケーション インシデント レスポンスを開始しません。 管理コンソール では、アプリケーションに次のレスポンスを割り当てることができます。電子メール通知、SNMP トラップ通知、およびアプリケーション接続時間調査。
アプリケーション接続時間調査(用語)
アプリケーション接続時間調査は、IT 部門のスタッフが TCP/IP アプリケーション ポートへの接続にかかる時間を知ることができるアプリケーション インシデント レスポンスです。 これには、サーバが接続確認で応答する時間が含まれます。 CA ADA 管理者はこの調査を起動またはスケジュールすることもできます。
インシデント
インシデントは、アプリケーション、サーバ、またはクライアント ネットワーク上の異常な動作の期間に対する注意を喚起するために、管理コンソールによってオープンされます。 「応答アクション」を参照してください。
インシデント レスポンス
インシデント レスポンスを使用すると、問題が発生した時点でトラブルシューティングを行い、平均修復時間を短縮することができます。 インシデント レスポンスは、ビジネス クリティカルなアプリケーション、サーバおよびネットワークに割り当てます。 インシデント レスポンスは、パフォーマンス低下についてユーザのチームに通知すると共に、パフォーマンス低下の根本原因を識別する助けになる詳細を収集するため、精力的に問題を調査するものです。
応答アクション
応答アクションは、通知の送信や調査の開始など、パフォーマンスしきい値違反に対する応答です。
可用性 OLA(運用レベル契約)
可用性 OLA は、アプリケーションが使用可能である時間の割合をレポートします。 たとえば、サーバ上のアプリケーションが 1 か月の期間の 99% の間使用可能である必要があります。
監視単位
監視単位は、監視デバイスの追加によって、CA ADA マネージャ上で作成される処理の負荷です。 たとえば、CA Standard Monitor は 1 つの監視単位を利用します。 CA ADA マネージャは最大 15 までの監視単位をサポートします。
監視デバイス
監視デバイスは、TCP トランザクションを監視し、アプリケーション、サーバおよびネットワークのレスポンス時間メトリックを計算します。
監視デバイス インシデント
監視デバイス インシデントは、監視デバイスのパフォーマンスおよび可用性のしきい値に対する違反が発生した場合に管理コンソールによって作成されます。 たとえば、デバイスが到達不可になった場合、デバイスではデータが表示されないか、またはデバイスがパケットを破棄します。
監視デバイスの同期
管理コンソール 上の現在のクライアント ネットワーク、サーバ サブネット、およびアプリケーション定義に基づいて TCP セッションを監視する場合に、監視デバイスを同期します。 同期中の監視への一時的な割り込み数を最小限にするには、監視デバイスを同期する前にすべての変更を完了します。
監視フィード
監視フィードは、CA Standard Monitor など、レスポンス時間情報のソースです。
観測数
観測数は、5 分間の監視の間に、監視デバイスが特定のアプリケーション/サーバ/ネットワークの組み合わせに対してパフォーマンス メトリックを計算した回数を測定します。 1 つの TCP トランザクション内でも、メトリックによって観測数が異なる場合があります。 たとえば、ネットワーク ラウンドトリップ時間の観測数の方が、サーバ レスポンス時間の観測数よりも多い場合が考えられます。 また、常に観測数が同じである、リンクなどのメトリックもあります。 たとえば、各 TCP トランザクションに、それぞれ 1 つのサーバ レスポンス時間およびデータ転送時間の観測があります。 メトリックを正常、マイナー(黄色)またはメジャー(オレンジ)として評価するには、メトリックに最小観測数があることが必要です。
感度レベル
感度レベルは、0 から 200 の尺度で表される単位のない基準値です。これは、クライアント、サーバ、およびアプリケーションの各組み合わせに対して、その履歴データに基づいて新しいしきい値を計算するための固有の計算式に適用されます。 管理コンソールは、過去 30 日のパーセンタイル統計を使用して、毎晩 GMT の午前 0 時にメトリックの新しいしきい値を自動的に生成します。 管理コンソールは、各クライアント ネットワークからアプリケーションにアクセスするユーザのために、独立したしきい値のセットを自動的に生成します。
キープアライブ メッセージ
要求/レスポンスごとに新しい TCP 接続を確立するのではなく、TCP 接続を永続的に確立し、アクティブにしておくメソッドです。 TCP キープ アライブ メッセージは既知の形式に従うため、レスポンス時間メトリックが不正確になることはありません。 アプリケーションのキープ アライブは、シーケンス番号を 1 増やし、ペイロードを持っており、SRT(サーバ レスポンス時間)などいくつかのサーバ メトリックの測定値を不正確にする可能性があります。
拒否されたセッションの割合
拒否されたセッションの割合は、サーバがレポート間隔中に明示的に拒否した接続要求の割合を測定するサーバ メトリックです。 このメトリックは、CA ADA 管理コンソールの「未対応の TCP/IP セッション リクエスト」レポートに含まれます。
組み合わせ
組み合わせは、CA ADA がレスポンス時間メトリックを計算したタイムフレーム、アプリケーション ポート、サーバ、ネットワーク、およびパフォーマンス メトリックを特定します。 たとえば、管理コンソールは、過去 24 時間に Development クライアント ネットワークと通信したすべてのアプリケーションおよびサーバの平均ネットワーク接続時間をレポートすることができます。
結合メトリック
結合メトリックは、アプリケーションのパフォーマンス問題の原因が、アプリケーションをホストするサーバ、またはアプリケーションと通信しているネットワークのいずれか、または両方にあることを示します。 CA ADA 管理コンソールでは、結合メトリックである[データ転送時間]と[トランザクション時間]のそれぞれに対して、パフォーマンスしきい値を設定できます。 管理コンソールはアプリケーション インシデントを作成しないことに注意してください。 ただし、結合メトリックには、ネットワークおよびサーバの両方のメトリックが含まれるので、管理コンソールはサーバやネットワークをマイナー(黄色)またはメジャー(オレンジ)と評価し、アプリケーションへの対応するパフォーマンス インパクトを評価できます。 たとえば、サーバ メトリックがマイナーと評価された場合は、管理コンソールでもアプリケーションの結合メトリックがマイナーと評価されます。
権限セット
ユーザが表示する権限を持つアプリケーション集約、サーバ集約、およびネットワーク集約の定義されたリスト。 集約は 1 つ以上の権限セットのメンバになります。
コア層
標準的な 3 層(アクセス、ディストリビューション、コア) LAN ネットワークでは、コア層は、ディストリビューション層デバイスの高速相互接続を可能にします。 コア層には、通常、ネットワークで最も強力なルータとスイッチおよび最高速の相互接続があります。 通常、この層では、クライアントからサーバへのトランザクションのみが確認できます。
コントロール ポート アプリケーション
コントロール ポート アプリケーションは 2 つの TCP ポートを使用します。 コントロール ポートはリクエスト情報を送受信します。また、データ ポートは実際のデータを送受信します。 同じ監視デバイスは、トランザクション レスポンス時間を決定するためにコントロール ポートおよびデータポート トラフィックの両方を監視する必要があります。 どのタイプの監視デバイスも、コントロール ポート アプリケーションを監視できます。
サーバ インシデント
サーバ インシデントは、5 分間隔中に特定のアプリケーション、サーバ、ネットワークの組み合わせに対してサーバ レスポンス時間、サーバ接続時間、拒否されたセッションの割合、無応答セッションの割合など、サーバ メトリックのしきい値を超えた場合に、管理コンソールによって作成されます。
サーバ インシデント レスポンス
サーバ インシデント レスポンスは、サーバ インシデントに対する管理コンソールのレスポンスです。 管理コンソールでは、サーバ インシデントに次のレスポンスを割り当てることができます: 電子メール通知、SNMP トラップ通知、ping レスポンス時間調査、SNMP 経由のパフォーマンス調査、パケット キャプチャ調査。
サーバ サブネット
サーバ サブネットは、各監視デバイスによって監視されるサーバ IP アドレスの連続した範囲を指定します。 アプリケーションを定義する際、アプリケーションに特定のサーバ サブネットを割り当てることで、サーバ IP アドレスの連続する範囲において管理コンソールがアプリケーションのパフォーマンスを自動的に監視できるようになります。
サーバ接続時間
SCT(サーバ接続時間)は、サーバがクライアントの SYN パケットに対して Syn-Ack を送信することで初期クライアント接続要求を確認するのにかかる時間の長さを測定するサーバ メトリックです。
サーバ メトリック
サーバ メトリックは、アプリケーションのパフォーマンス問題の原因が、アプリケーションをホストするサーバにあることを示します。 CA ADA 管理コンソールを使用して、次の各サーバ メトリックのパフォーマンスしきい値をカスタマイズできます: サーバ レスポンス時間、サーバ接続時間、拒否されたセッションの割合、無応答セッションの割合。
サーバ レスポンス時間
サーバ レスポンス時間は、サーバがクライアント要求に対して最初のレスポンスを送信するのにかかる時間または初期サーバ思考時間を測定する サーバ メトリックです。 サーバ レスポンス時間が増加した場合、通常は CPU、メモリ、ディスク /O などのサーバ リソースが不足しているか、アプリケーションの設計に問題があるか、または多層アプリケーション内にパフォーマンスの悪い層があることを示しています。
再送信遅延
再送信遅延は、元のパケット送信から最後の重複するパケット送信までに経過した時間を測定するネットワーク メトリックです。 管理コンソールは、再送信パケット数に対してだけではなく観測を通した平均としての再送信遅延をレポートします。 たとえば、10 個で 1 セットの 1 つのパケットが 300 ミリ秒の再送信時間を必要とする場合、再送信遅延は 30 ミリ秒(300 ミリ秒/10 パケット)としてレポートされます。
しきい値
「パフォーマンスしきい値」を参照してください。
失効したセッション
失効したセッションは、CA ADA Monitor サービスが TCP セッションの終了(FIN または RST パケット)を検出しなかった TCP セッションの数を測定します。 一定期間非アクティブであるセッションは、メモリからクリアされ、「期限切れ」としてマークされます。 管理コンソールは、15 分間の間にパケットを観測しない場合、セッションを[期限切れ]として分類します。 オープンのままになっている期限切れセッション数が多すぎると、サーバが応答しなくなる可能性があります。
実効ネットワーク ラウンドトリップ時間
実効ネットワーク ラウンドトリップ時間は、再送信遅延とネットワーク ラウンドトリップ時間から構成されるネットワーク メトリックです。 再送信遅延は、再送信による遅延ではなく、1 ラウンドトリップあたりの再送信遅延の平均時間であることに注意してください。 管理コンソールでは、2 つの平均が追加され、実際に 2 つのメトリックを組み合わせています。
推定ホップ遅延
推定ホップ遅延は、2 つのノード間で発生した遅延時間の推定値です。 管理コンソール は、たとえばトレース ルート調査中に採取したすべてのサンプルの平均を使用してこの推定値を決定します。
多層アプリケーション
多層アプリケーションは複数のサーバを使用するアプリケーションで、サーバ間の通信は、クライアントへのリクエストを処理するサーバとして機能すると同時に共に別のサーバのクライアントとしても機能するサーバによって実行されます。
タップ
「ネットワーク タップ」を参照してください。
調査
調査とは、アプリケーション、ネットワーク、およびサーバの特定のパフォーマンス データをアクティブに照会することです。 管理コンソールは、インシデントに対して調査を自動的に起動することができます。 CA ADA 管理者は、この調査を起動またはスケジュールすることもできます。
ディストリビューション層
標準的な 3 層(アクセス、ディストリビューション、コア) LAN ネットワークでは、ディストリビューション層はルーティング、フィルタリング、およびポリシー管理が処理される場所です。 この層には、通常、ルータおよび第 3 層のスイッチが含まれます。 アクセス スイッチがディストリビューション層にデータを送信すると、データが収集されます。 サーバが別々のスイッチ上にある場合、一部のサーバからサーバへのトランザクションはこの層で発生する可能性があります。
データ転送時間
データ転送時間は、最初のレスポンス(サーバ レスポンス時間の終了)からその要求で送信された最後のパケットに至るアプリケーション レスポンス全体を送信するのにかかる時間を測定する結合メトリックです。
TCP ウィンドウに収容しきれない大量のデータを送信する場合は、データ転送時間から初期サーバ レスポンス時間を除外し、ネットワーク ラウンドトリップ時間を含めます。 レスポンス時間は、アプリケーションの設計またはサーバやネットワークのパフォーマンスの影響を受ける場合があります。
管理コンソールは、データ転送時間のしきい値を超えた場合にインシデントをオープンしません。
デバイス
デバイスは、監視されているネットワークに接続された任意の TCP/IP システムです。
電子メール通知
電子メール通知は、アプリケーション インシデント レスポンス、サーバ インシデント レスポンス、またはネットワーク インシデント レスポンスであり、影響を受けたアプリケーション、サーバ、またはネットワークのしきい値違反について受信者に通知します。
ドメイン
ドメインは、レポート目的のためクライアント IP トラフィックを分離し、サーバのホスト名を解決するために管理コンソールが使用する DNS サーバを特定します。
トランザクション
トランザクションは、TCP 要求および後続のすべてのレスポンスのことです。 Web ページのロードなどの単一のアプリケーション トランザクションが、複数の TCP トランザクションから構成されている場合があります。
トランザクション時間
トランザクション時間は、クライアントが要求を送信してからレスポンスの最後のパケットを受信するまでに経過した時間の長さを測定する結合メトリックです。 トランザクション時間は、サーバ レスポンス時間、ネットワーク ラウンドトリップ時間、再送信遅延、データ転送時間の合計です。 トランザクション時間のしきい値を超えた場合、管理コンソールはインシデントをオープンしません。
トレース ルート調査
トレース ルート調査はネットワーク インシデント レスポンスであり、遅延とルーティングの問題を監視するために、監視デバイスとエンド ポイントの間のパスとすべてのホップを記録します。必要な場合は、各ルータに対してパフォーマンス情報を SNMP ポーリングします。 CA ADA 管理者はこの調査を起動またはスケジュールすることもできます。
ドロップされたパケット
ドロップされたパケットは、CA Standard Monitor 上のパケット キャプチャ ドライバか、または CA GigaStor 上の GigaStor Connector によって分析されなかったパケットです。分析されなかった理由は、監視デバイスが極度のビジー状態のため、受信したパケットの一部を処理できなかったためです。 監視デバイスによってドロップされるパケットの数が多すぎる場合は、管理コンソールがメジャーの監視デバイス インシデントを作成します。 管理コンソールは、監視デバイス上の監視 NIC またはサーバ スイッチ ポートにおけるパケットのロスを監視しません。
ネットワーク インシデント
特定のアプリケーション、サーバ、ネットワークの組み合わせについて、ネットワーク ラウンドトリップ時間、ネットワーク接続時間、実効ラウンドトリップ時間、再送信遅延などのネットワーク メトリックのしきい値を 5 分間超えた場合、管理コンソールはネットワーク インシデントを作成します。
ネットワーク インシデント レスポンス
ネットワーク インシデント レスポンスは、ネットワーク インシデントに対する CA ADA のレスポンスです。 CA ADA 管理者は、電子メール通知、SNMP トラップ通知、トレース ルート調査をネットワーク インシデントに割り当てることができます。
ネットワーク接続時間
ネットワーク接続時間(NCT)は、サーバが Syn-Ack を送信してからクライアントが Ack を返送するまでの時間の長さを測定するネットワーク メトリックです。 ネットワークが混雑していない場合、それは距離およびシリアライゼーションによる最低限の遅延を表すネットワーク遅延を示し、現在のネットワーク アーキテクチャで可能な最良のラウンドトリップ時間を示します。 この値が突然上昇した場合は、一般に輻輳状態が原因と考えられますが、停滞している(上昇したままになる)場合は通常パス変更が原因です。
ネットワーク タイプ
アプリケーションへの同じ物理アクセスを共有するネットワークのグループ。 たとえば、リモートサイトでのサブネットはすべて、データ センターへの同じ WAN リンクを共有します。
ネットワーク タップ
ネットワーク タップは、コンピュータ ネットワークで転送されるデータにアクセスするためのハードウェア デバイスです。 タップの設置後、タップに監視デバイスを接続できます。この場合、監視されているネットワークには影響を与えません。 タップを使用する場合、表示できるトラフィックは、スイッチ ネットワークのただ 1 つのブロードキャスト ドメインにおいて両方向(アップストリームおよびダウンストリーム)で発生するトラフィックです。
ネットワーク メトリック
ネットワーク メトリックは、アプリケーションのパフォーマンス問題がアプリケーションと通信しているネットワークによって引き起こされていることを示します。 CA Application Delivery Analysis 管理コンソールを使用して、次の各ネットワーク メトリックのパフォーマンスしきい値をカスタマイズできます: ネットワーク ラウンドトリップ時間、ネットワーク接続時間、実効ネットワーク ラウンドトリップ時間、および再送信遅延。
ネットワーク ラウンドトリップ時間
ネットワーク ラウンドトリップ時間は、ロスしたパケットを除くパケットがネットワーク上のサーバとクライアントの間(双方向)を送信されるのにかかる時間を測定するネットワーク メトリックです。 アプリケーション、サーバおよびクライアント処理時間は除外されます。
ネットワーク領域
ネットワーク領域は、広範のサブネット定義をより狭いサブネットに自動的に展開するために使用される管理コンソール ツールです。 ネットワークは最大 256 の領域まで定義できます。たとえば 256 の /24 ネットワークを定義するために /16 ネットワークの 256 の領域を定義します。 ネットワーク領域を使用する場合、管理コンソールは広範のネットワーク定義ではなく狭い方のネットワーク領域サブネット定義をレポートします。
廃棄パケット
廃棄パケットは、パケットが管理コンソールで指定されたアプリケーション、サーバ、およびクライアント ネットワークのリストに一致しなかったために、監視デバイスによって意図的に破棄されたパケットのことです。
パケット キャプチャ調査
パケット キャプチャ調査は、問題が発生している特定のサーバ、アプリケーション ポート、およびネットワークをフィルタしてキャプチャするアプリケーション インシデント レスポンスまたはサーバ インシデント レスポンスです。 CA ADA 管理者はこの調査を起動またはスケジュールすることもできます。
パケット要約ファイル
パケット要約ファイルには、Cisco WAE デバイスまたは CA GigaStor Connector からの TCP ヘッダが含まれます。
パケット ロスの割合
パケット ロスの割合は、サーバの隣にある監視デバイスからのネットワーク内のデータ全体に対して再送信されたデータの比率を測定するネットワーク メトリックです。 監視デバイスは、ネットワーク パスにおけるサーバからクライアントへの方向でのデータ ロスにより、サーバによって再送信されたパケットを確認できます。 データ ロスがクライアントからサーバへの方向でサーバに到達する前に発生した場合、監視デバイスはパケット ロスを観測できないため、そのロスは[パケット ロスの割合]には含まれません。 管理コンソールの[エンジニアリング]ページでは、パケット ロスの割合は QoS レポートに含まれます。
パフォーマンス運用レベル アグリーメント(パフォーマンス OLA)
パフォーマンス運用レベル アグリーメント(パフォーマンス OLA)は、リモートサイトのアプリケーション パフォーマンス目標の適合を評価することができます。 デフォルトでは、管理コンソールは、アプリケーション パフォーマンスの運用レベルを定義していません。
パフォーマンスしきい値
パフォーマンスしきい値は、許容可能なパフォーマンス挙動の境界値です。これは、すべてのアプリケーションに対してデフォルトで存在します。 管理コンソールは、しきい値によってデータを評価できます。 インシデント作成、インシデント レスポンス、および調査に貢献します。
フラグメント化されたパケット
フラグメント化されたパケットとは、ネットワークをトラバースするときに複数のパケットに分割されたパケットです。
ベースライン
ベースラインは、ネットワークの過去の標準的なパフォーマンスを参照できるようにします。 管理コンソールは、サーバ上のアプリケーション ポートとクライアント ネットワークの間の全 TCP セッションのベースラインを自動的にレポートします。 ベースラインは、アプリケーションの現在のパフォーマンスを過去のパフォーマンスの平均と比較するために使用します。 ベースラインを超えた場合でも、問題が発生しているとは限りません。 ベースラインは 1 時間ごとに計算され、時刻、曜日および日付が考慮されます。
ホップ
ホップとは、ネットワーク内の 2 つのゲートウェイの間の論理的なリンクです。 データ パケットがネットワークをトラバースする場合、通常 1 つ以上のルータまたはゲートウェイを通過します。 論理上隣接している 2 つのゲートウェイ間のパスは、「ホップ」と考えられます。
マイナーのパフォーマンス評価
マイナーのパフォーマンス評価は、管理コンソールで使用される重大度の状態の 1 つ(黄色)で、メトリックの値がマイナーのしきい値を超えたことを示します。 管理コンソールでは、マイナーおよびメジャーの両方のパフォーマンス低下に対してしきい値を設定します。
未評価のパフォーマンス評価
未評価のパフォーマンス評価は、管理コンソール[操作]ページでグレーの重大度状態によって示され、しきい値を設定するには過去のデータが不十分である(正味 2 営業日分のデータが必要)ことを意味するか、または、観測数が少なかったために、設定された最小の観測しきい値を超える観測がなかったことを意味します。
無応答セッションの割合
無応答セッションの割合は、接続要求が送信されたがサーバが応答しなかったセッションの割合を測定するサーバ メトリックです。 このメトリックは、[未対応の TCP/IP セッション リクエスト]ビューに含まれています。
メジャーのパフォーマンス評価
メジャーのパフォーマンス評価は、管理コンソールで使用される重大度の状態の 1 つ(オレンジ)で、メトリックの値がメジャーのしきい値を超えたことを示します。 管理コンソールでは、マイナーおよびメジャーの両方のパフォーマンス低下に対してしきい値を設定します。
メトリック要約ファイル
メトリック要約ファイルには、事前に計算された Cisco NAM からのレスポンス時間メトリックが含まれます。 CA ADA マネージャは、Cisco NAM からメトリック要約ファイルを受信します。
役割
役割は、CA ADA ユーザに表示される CA ADA 管理コンソールのページを指定します。
レポート ページ
管理コンソールは、標準レポート ページの下にレポート データを整理し、特定のタイプのユーザ(運用担当者、経営者、エンジニアなど)用にわかりやすく表示します。
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